科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
臨床薬理・和漢薬学/Clinical Pharmacology and Japanese Oriental Medicine |
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時間割コード /Course Code |
4242000077 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部医学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
金/Fri 5 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
1.0 |
学年 /Year |
4 |
主担当教員 /Main Instructor |
新岡 丈典 |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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新岡 丈典 | 医学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル3 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○創薬や育薬の過程における臨床薬理学の必要性を理解する。 ○薬物の個別化投与設計法および実臨床における実践方法を理解する。 ○医薬品の副作用の種類・機序・対策について理解する。 ○漢方医薬の薬物相互作用・有害作用,問題点を理解する。 ○緩和医療・緩和ケアの現状について理解する。 ○和漢薬学の腹診、鍼灸、証などの診療方法を理解する。 |
授業の概要 /Summary of the class |
1.臨床薬理学とは,薬物の人体における作用と動態を研究し,合理的薬物治療を確立するための科学である。 2.臨床薬理学では,薬物の効果や副作用に個体差が生じる原因を,薬物動態学的アプローチで解析し,薬物療法の適正化を図るための知識を習得する。 3.和漢薬学では,漢方医学の基礎理論,漢方医薬による薬物療法の実際,さらに各臨床分野における漢方医療の役割について学ぶ。 モデル・コア・カリキュラム C-3-3) 生体と薬物 F-2-8) 薬物治療の基本原理 F-2-16) 緩和ケア |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回, 9月13日(金),(題目:臨床薬理学総論) 国民医療費に占める薬剤費の現状および創薬や育薬の過程において,臨床薬理学の知識がなぜ必要となるのか解説する。 弘前大学 薬剤学講座 新岡 丈典 第2回, 9月19日(木),(題目:薬物動態の個体差要因) 薬物動態(吸収・分布・代謝・排泄)の個体差要因および各ステージにおける薬物代謝酵素やトランスポーターの担う役割ついて解説する。 弘前大学 薬剤学講座 新岡 丈典 第3回, 9月20日(金),(題目:薬物動態学的相互作用) 好ましくない嗜好品と薬物の組み合わせや薬物同士の組み合わせを例示し,なぜ,これらの組み合わせが臨床上問題となるのか,薬物動態の面から解説する。 弘前大学 薬剤学講座 新岡 丈典 第4回, 9月26日(木),(題目:薬物動態パラメータとPK-PD理論の活用法) 薬物の効果や副作用をモニタリング際,指標となる薬物動態パラメータおよびこれらを薬物療法の適正化にどのように活用すべきか解説する。 弘前大学 薬剤学講座 新岡 丈典 第5回, 9月27日(金),(題目:Therapeutic Drug Monitoring) 薬物血中濃度を測定し用法用量の個別化を図る薬物の特徴および実臨床における当該薬物の投与設計について解説する。 弘前大学 薬剤学講座 新岡 丈典 第6回, 10月4日(金),(題目:薬の副作用とその対策) 医薬品を使用するうえで避けて通れない副作用の種類や機序,高齢者に対する医薬品の適正使用,およびポリファーマシー対策について解説する。 弘前大学 薬剤学講座 新岡 丈典 第7回, 10月10日(木),(題目:東洋医学入門、CAM,漢方医薬の薬物相互作用有害作用) 何故この授業が行われるのかについて,如何に東洋医学の普遍性を如何に担保するか,「東洋の知」は「西洋の知」とは異なったパラダイムである,異なったパラダイムの和諧を求めるには,さて何が問題なのか。相補代替医療(CAM)について,世界の動向,日本の現状と周辺の医療制度,CAMのEBM,現代西洋医学とCAMの統合医学,等々について考える。更に,漢方医薬の薬物相互作用・有害作用について,具体例を挙げ,問題点を解説する。 弘前大学 病態薬理学講座 村上 学 第8回, 10月24日(木), (題目:漢方医学の基礎(腹診:シミュレータを用いて)・外科領域と漢方) 漢方の診断法である腹診の座学とシミュレータを用いた実践を行う。また,漢方処方の実際を,外科領域から解説する。 八戸市立市民病院 漢方内科 川村 強 第9回, 10月31日(木),(題目:婦人科疾患と漢方) 産婦人科で漢方療法が頻用される理由および産婦人科領域で頻用される主な漢方薬(いわゆる3大漢方薬:加味逍遥散,桂枝茯苓丸,当帰芍薬散)について,第一線の産婦人科学的立場からEBMに基づいて解説する。 東北大学大学院医学系研究科 漢方・統合医療学共同研究講座 大澤 稔 第10回, 11月1日(金),(題目:緩和医療と漢方治療) 緩和医療における漢方治療,緩和医療に用いられる「補剤」を学ぶ わが国における緩和医療・緩和ケアの現状,代替医療・相補医療としての東洋医学,キリスト教・仏教・儒教にみる死生観と「老・病・死」の捉え方,緩和医療における漢方治療,緩和医療に用いられる「補剤」を中心とした各種の方剤,緩和医療における東洋医学の将来,等について解説する。 弘前大学 麻酔科・集中治療科 木村 太 第11回, 12月20日(金),(題目:鍼灸医学の基礎理論) 鍼灸は,体表に現れた反応点かつ治療点である経穴(けいけつ)を鍼(針)や熱で刺激することによって,効果を発揮する治療法である。皮膚上にある経穴への刺激は,局所のみならず,経脈や経絡を通じて伝わり,さまざまな効果を発揮するとされている。経穴の位置,鍼灸の種類とメカニズム,適応と有害事象などの鍼灸医学の基礎を学んだうえで,講師の指導の下,実習として鍼を自分で試してみていただきたい。 *参考図書:基本がわかる 漢方医学講義(日本漢方医学教育協議会/編)羊土社 弘前大学 麻酔科・集中治療科 工藤 隆司 第12回, 1月10日(金),(題目:漢方総論,漢方医学の歴史・基本理論・診察) 漢方医学で考えられる病態生理:‘証’や‘随証治療’を理解するため,漢方医学の基礎理論(陰陽説,五行説,三陰三陽),漢方医学的診察法(四診:望診,聴診,問診,切診),‘気血水’の所見,寒熱虚実の‘証’の判断について復習する。漢方治療の特徴は心身一如(しんしんいちにょ),心と体をひとつに診て治療することである。これまでに学習した漢方の理論,生薬および処方の効能・適応に基づき,漢方治療の適応となる疾患および症状を軸にして,代表的な漢方の構成と効果や副作用を学び,漢方治療の実践力を身につけていただきたい。 *参考図書:基本がわかる 漢方医学講義(日本漢方医学教育協議会/編)羊土社 弘前大学 検査部 皆川 智子 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
臨床薬理和漢薬学の授業への参加度(50%),確認テスト(50%)で評価を行い、60%を以て合格とする。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
各講義で紹介する。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
各講義で紹介する。 |
参考文献 /bibliography |
各講義で紹介する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
レポートテーマは講義中に伝える。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
薬剤学講座へ直接確認すること(39-5301)。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
新岡 丈典:t-niioka@hirosaki-u.ac.jp 薬剤学講座 https://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~pharmacy/index.html |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
H47:薬学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
I52:内科学一般およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
オムニバス形式。基礎大講堂での対面授業とする。授業によっては、腹診、鍼灸などの実習形式をとる。 |
科目ナンバー /The subject number |
M1-3-0156-H47 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
講義内容には病院等での医師としての実務経験に関する内容が含まれる。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |