シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/13 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
障害者・障害児心理学
時間割コード
/Course Code
6241000021
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
医学部心理支援科学科/
曜日コマ
/Day, Period
水/Wed 3
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
斉藤 まなぶ/SAITO MANABU
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門応用科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
必修
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
斉藤 まなぶ/SAITO MANABU 保健学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル2~4
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力      CP・DP 2 解決していく力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
障害者・障害児のライフサイクルを見通した心理社会的課題を理解することによって,生涯発達の視点から心理職支援に貢献できるようになる(見通す力)。身体障害,知的障害及び精神障害の概要を調べ,クラスの前で発表し,質疑応答できるようになる(解決していく力)。
授業の概要
/Summary of the class
身体障害,知的障害及び精神障害の概要では,身体障害の種別と知的障害についての基礎的な知識,精神障害の定義と分類について学習する。障害者・障害児の心理社会的課題及び必要な支援では,障害の基本的な捉え方,生物・心理・社会モデルを学習した上で,障害受容のプロセスと医療・教育・福祉における心理的支援の実際について概観する。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
【モジュール1 障害の概要と課題】
各障害の概要と課題について学ぶ。各障害について、グループで話し合い、代表者が発表する。

第1回(4/17(水)):障害者・障害児心理学とは何か
障害者・障害児心理学の目的,障害の考え方,国際障害分類(ICIDH),国際生活機能分類(ICF),心理支援の目的, 生物・心理・社会モデル,生態学的システム理論などの様々な枠組みについて学び,障害の概念や支援の対象について,ワークを通じながら共感的に理解する。

第2回(4/24(水)):身体障害の概要
身体障害の概要では,身体障害者・障害児の心理学,身体障害の定義・障害に関する法律,難病の基礎的な知識,身体障害の疫学,障害の受容について学習する。

第3回(5/1(水)):知的障害の概要
知的障害の概要では,知的障害者・障害児の心理学,知的障害の定義・障害に関する法律,知的障害の歴史,診断基準,知的障害の疫学について学習する。

第4回(5/8(水)):精神障害の概要
精神障害の概要では,精神障害者・障害児の心理学,精神障害の知識の必要性,精神障害の定義・障害に関する法律,精神障害の歴史,診断基準(DSM-5,ICD-11),精神機能とその障害の基礎的理解,精神症状及び精神状態像の把握,精神障害の疫学について学習する。

第5回(5/22(水)):発達障害の概要
発達障害の概要では,発達障害者・障害児の心理学,発達障害の定義・関連する法律,診断基準,発達障害の疫学,早期介入と課題について学習する。

第6回(5/29(水)):各障害の課題1
障害者差別解消法,身体および知的障害者・障害児の課題,不当な扱いの例について学修した上で、身体および知的障害者・障害児の心理社会的課題について考察する。

第7回(6/5(水)):各障害の課題2
地域包括ケアシステム,精神科救急医療体制,精神および発達障害者・障害児の課題,第5次障害者基本計画,こころのバリアフリーについて学習した上で,精神および発達障害者・障害児の心理社会的な課題について考察する。

【モジュール2:障害者の心理社会学的課題と支援】
第8回(6/12(水)):身体障害者を取り巻く心理社会学的課題
障害者役割,病者役割,障害への適応,身体障害の心理社会学的課題を学習した上で,事例を通じて、身体障害者・障害児のライフサイクルから心理社会的課題について考える。

第9回(6/19(水)):知的障害者を取り巻く心理社会学的課題
知的障害の診断の曖昧さ,知的障害と発達障害,療育手帳,知的障害の心理社会学的課題,雇用の問題,強度行動障害,未学習と誤学習を学習した上で,事例を通じて,知的障害者・障害児のライフサイクルから心理社会的課題について考える。

第10回(6/26(水)):精神障害者を取り巻く心理社会学的課題
精神障害・障害児の心理社会的課題,統合失調症・気分障害・不安障害・摂食障害・認知症・軽度認知障害を学習した上で,事例を通じて,精神障害者・障害児のライフサイクルから心理社会的課題について考える。

第11回(7/3(水)):発達障害者を取り巻く心理社会学的課題
脳の発達,発達障害者・障害児のライフステージでの心理社会的課題を学習した上で,事例を通じて,発達障害者・障害児のライフサイクルから心理社会的課題について考える。

第12回(7/10(水)):各課題への支援1
国際生活機能分類(ICF),生物心理社会的モデル,生態学的システム理論,障害者への支援を定めた法律,障害者の範囲の見直し,心理社会的支援,障害者差別解消法,意思決定などを学習した上で,事例に対し、リソースを活用しながら身体・知的・精神・発達障害者・障害児への支援を考える。

第13回(7/17(水)):各課題への支援2
国際生活機能分類(ICF),生物心理社会的モデル,生態学的システム理論,障害児支援,児童養護施設,医療ケア児,教育分野での支援,合理的配慮などを学習した上で,事例に対し、リソースを活用しながら身体・知的・精神・発達障害者・障害児への支援を考える。

【モジュール3 障害者の心理(学生のクラス発表)】
第14回(7/18(水)):学生のクラス発表1
個々の学生が選んだ特定の障害をもつ者の心理について発表する。

第15回(7/25(水)):学生のクラス発表2
個々の学生が選んだ特定の障害をもつ者の心理について発表する。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
①障害に関する基本的モデルについて説明し,生涯発達の視点から障害支援の在り方について記述できる。
②障害者へのさまざまな支援方法について記述し,心理職に就く者がどの技法をどのような状況で適用するかを説明することができる。
③身体障害,知的障害及び精神障害についての基礎的な知識,精神障害の定義と分類を記述できる。

【評価の構成】
①授業の予習復習に基づく参加状況(討論や発表、提出物の状況など)(40%)
②クラス発表(40%)
③モジュールレポート(20%)
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
各授業の内容に応じて事前提示する。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
野島一彦・繁桝算男監修 柘植 雅義・石倉 健二・野口 和人・本田 秀夫編『公認心理師の基礎と実践⑬―障害者・障害児心理学』
参考文献
/bibliography
参考文献を事前に配布する。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
予習、復習にて知識を整理すること。
資料は毎回事前にTeams内にアップロードするので、原則、紙での配布はしない。
毎回の授業内でグループワーク及び課題提出を行うため、各自PCやタブレットを準備すること。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
オフィスアワー:毎週月11:00-12:00
※事前にメールで申し込むこと
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
斉藤 まなぶ smanabu@hirosaki-u.ac.jp
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A10:心理学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
I51:ブレインサイエンスおよびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
I54:生体情報内科学およびその関連分野
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
実務経験
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
講義40分
グループワーク30分
グループ発表20分

レポートは個人で提出する
科目ナンバー
/The subject number
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
担当教員は公認心理師の有資格者であり,精神医学臨床の実践経験に基づき,講義を行う。
本講義は基本的に対面授業を予定しているが、コロナウィルス感染症の感染状況等に応じて適宜、メディア授業に移行する可能性がある。その場合におけるメディア授業の媒体はMicrosoft Teamsを用いて行う。
5/15は休講とする。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

科目一覧へ戻る