科目一覧へ戻る | 2024/10/01 現在 |
開講科目名 /Course |
酵素化学/Enzyme Chemistry |
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時間割コード /Course Code |
8241000039 |
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 前期 |
曜日コマ /Day, Period |
他 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
吉田 孝/YOSHIDA TAKASHI |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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吉田 孝/YOSHIDA TAKASHI | 農学生命科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
以下の項目について基礎的な素養を持つ事を目標とします(見通す力)。 〇生物触媒としての酵素の特徴 〇酵素の分類(EC番号の意味) 〇酵素反応の阻害や制御 〇生体内での酵素の役割 〇酵素を利用したバイオテクノロジー |
授業の概要 /Summary of the class |
酵素とは自然界の化学反応を速やかに行うために生物が作り出した触媒と言えます。「食べた物が胃の中で溶けた」に始まった酵素学は、現代では物理・化学を基盤として生物学、薬学、医学、農学の各分野に浸透しています。酵素の知識なしには生命現象やバイオ技術のより深い理解は難しい。本講義では酵素反応論を縦糸に、医・食・薬・工のさまざまな話題を横糸に、分子レベルでの基礎知識から生物における役割、さらに人間の生活・産業への応用までの幾つかの事例を紹介します。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
この授業は集中講義です。 【第1部】 1. 酵素の分類:7グループの分類法 2. 酵素の分類:各論① 3. 酵素の分類:各論② 4. 酵素の分類:各論③ 5. まとめと振り返り 【第2部】 6. 酵素反応速度論・・ミカエリス定数、最大反応速度について 7. 拮抗阻害 8. 非拮抗阻害 9. 酵素活性の制御(1)プロエンザイムと消化酵素~強すぎる酵素のジレンマ 10. 酵素活性の制御(2)ホスホリラーゼのリン酸化~末広がりのハシゴ反応 11. まとめと振り返り 【第3部】 12. アロステリズムとアロステリック酵素 13. 酵素を利用したバイオテクノロジー(1) 14. 酵素を利用したバイオテクノロジー(2) 15. 全体の補足 16. まとめと振り返り 集中講義のため、日程は別途掲示します。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
1部、2部、3部の終わりにまとめと振り返りを行います。 それらで出される課題に対する回答を総合して100%として評価とします。詳細については授業の中で説明します。 (なお、コロナウイルス感染・予防に関係した事情から、試験を遠隔形式で行うことがあります。その場合、試験はTeamsとFormsを使って実施することになりますが、詳細は事前に連絡します。) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
【予習】有機化学の基礎、アミノ酸の種類(20種類)とそれらの表記法、炭水化物やタンパク質の構造を理解しておくこと。また、解糖経路に関する知識はとても重要です。 以下のweb siteを予習に活用してください。 Enzyme Nomenclature (https://www.qmul.ac.uk/sbcs/iubmb/enzyme/) EXPASY enzyme (https://enzyme.expasy.org/) BRENDA (https://www.brenda-enzymes.org/) METACYC (https://metacyc.org/) 【復習】プリントを整理して保存する。配布資料やノートをよく見直して、必要があれば清書する。その日の授業で扱われた中心的な事項(キーワード)を整理し、理解しておくこと。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
〇特定の本を教科書とすることはありません。 〇各回の授業で必要に応じて資料を配布します。配布資料をWebやメール、その他の電子媒体を介して他者に配信することを固く禁止します。 〇ヴォート「基礎生化学 5版」の酵素に関連した箇所を使うことがあります。 〇以下のweb siteを参照することがあります。 Enzyme Nomenclature (https://www.qmul.ac.uk/sbcs/iubmb/enzyme/) EXPASY enzyme (https://enzyme.expasy.org/) BRENDA (https://www.brenda-enzymes.org/) METACYC (https://metacyc.org/) CAZY (http://www.cazy.org/) |
参考文献 /bibliography |
理解を深めるための参考書として以下の本を薦めます。 「これから学ぶ酵素科学」中山亨 編著 三共出版(ISBN978-4-7827-0785-2) 「酵素の化学」一島英治 朝倉書店(ISBN978-4-254-14555-7) 「酵素テクノロジー」上島孝之 幸書房(ISBN4-7821-Ol69-4) 酵素の応用に関する和文総説は、以下のweb siteにもあります: https://www.jstage.jst.go.jp/browse/bag/6/0/_contents/-char/ja |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
〇この授業は内容的に、生化学Ⅰ・Ⅱ、応用微生物学、糖鎖工学、などに深く関連しています。また、阻害の話は薬理学的な話題の理解に役立ちます。 〇専門用語の表記に英語を多用します。 〇出席や課題などはFormsを用います。また、それらの配信・回収や、授業の連絡、授業で用いる資料の配布などにTeamsを利用する予定です。各自、自分が使用する端末機器にTeams をアプリとしてインストールしておいてください。また、コロナウイルス感染予防のため遠隔授業に移行する場合は、Wifiなどのインターネット環境を整えておいてください。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
〇個別の質問と回答などにTeamsのchatを利用しても良いです。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
Eメールアドレス:ytakashi[at]hirosaki-u.ac.jp [at]を@に置き換えてください。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
F38:農芸化学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
E37:生体分子化学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
G43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
〇この授業は集中講義です。 〇講義形式を基本とします。 〇授業の出席、課題のやり取りにFormsを使う予定です。Formsの配信、その他授業に関連した連絡、個別の質問と回答などにTeamsを使う予定です。 〇メディア授業に移行した場合は、Teamsで実施します。 |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
〇Teams を用いて授業に関連した連絡等を行うので、アプリをインストールしておいてください。 〇Teams への登録については農生の教務担当へ問い合わせてください。 〇授業の録画は禁止します。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |