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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/10/01 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
分子機能化学/Bioorganic Chemistry
時間割コード
/Course Code
8242000038
ターム・学期
/Term・Semester
2024年度/Academic Year  後期
曜日コマ
/Day, Period
水/Wed 2
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
橋本 勝/HASHIMOTO MASARU
授業形式
/Class Format
講義科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
橋本 勝/HASHIMOTO MASARU 農学生命科学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル3
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力      CP・DP 3 学び続ける力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○ 生理機能分子の働きには分子の構造や反応性が重要であることを理解すること(見通す力)
○ 医薬品の開発に人生をかけた人たちの思いを理系の学生として理解すること(学び続ける力)
○ 医薬品が人類の歴史に与えた影響を、理系の学生として理解する(学び続ける力)
授業の概要
/Summary of the class
生理活性を有する分子の機能について、薬剤を例に講義します。また、講義中話題となる生理活性分子の背景について解説します。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
10月2日:1. この講義の概要と導入(進め方、評価などについて、薬品―生体分子の相互作用について)
10月7日:2. 生理活性物質とは(医薬品、農薬、機能食品の違いについて
10月15日:3. 魔法の弾薬を求めて(1)(抗生物質の歴史及びサルファ剤の機能について)
10月28日:4. 魔法の弾薬を求めて(2)(ペニシリンの歴史、作用機構について)
11月11日:5. 魔法の弾薬を求めて(3)(耐性菌のメカニズムと抗生物質の進化について)
11月18日:6. がんとの闘い(1)(七面鳥X事件、アルキル化剤としての抗がん剤について)
11月25日:7. がんとの闘い(2)(分子標的薬イマチニブ、代謝拮抗剤メトトレキサート、抗体抗がん剤ハーセプチンについて)
12月2日:8. ウイルスとインフルエンザ(インフルエンザの機構とタミフルとリレンザについて)
12月9日:9. AIDSと戦う薬たち(逆転酵素阻害剤ジドプシンとHIVプロテアーゼ阻害剤カトレラについて)
12月16日:10. 血圧を下げる(レニン阻害剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤について)
12月23日:11. 血の塊を溶かす薬、糖尿病の薬(アルガトロバンとインシュリンについて)
1月6日:12. コレステロールを下げる(HMG-coA還元酵素阻害剤スタチン類とリピトールについて)
1月14日:13. 免疫反応および炎症反応の薬(タクロリムス、アスピリンとプロスタグランジンについて)
1月20日:14. 執念のH2ブロッカー捜し(胃潰瘍薬シメチジン)について
1月27日:15. 安全な薬をもとめて(薬害事件と臨床試験について)
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
平常評価(ミニレポート):50%
期末評価(期末レポート):50%
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
事前にテキストに目を通してから講義に臨んでください。
講義ごとにミニレポートの提出を求めます。
講義後は、有機化学や生化学の教科書など読んで確認することを勧めます。
RASMOLなど分子モデリングプログラムを用い、講義で用いた生理活性分子の3次元構造を確かめると、より理解が深まります。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
平山令明著
カラー図解 分子レベルで見た薬の働き なぜ効くのか? どのように病気を治すのか?
講談社ブルーバックス
2020年2月23日出版
参考文献
/bibliography
講義では、ある程度の生化学・有機化学の知識を前提に進めます。
生化学・有機化学の各講義で使用した教科書を参考書として用意してください 。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
ミニレポート作成の留意点
1.講義内容をもとに一歩踏み込んで自宅学習し、レポートを作成してください。
2.レポート内容にはある程度の幅を持たせて受け付けますが、講義内容とあまりにも関係がない場合は減点の対象としますので注意してください。
3.この講義では、医薬品の作用メカニズムを通して生体の仕組みを理解することが目的です。医薬品の薬理効果のみを記述したような、ミニ百科事典にしないように気を付けてください。
4.WEBを情報源にして構いませんが、出典を記してください。
5.適切な図表の使用は議論の内容を伝えるうえで効果的です。ただし、WEBページなどのコピー&ペーストは減点します。

期末レポート作成の留意点
1. 50%の評価配点 = 重要視していると理解ください。(作成にはある程度時間が必要です。時間に余裕をもって開始してくださいの意味です)
2. 自身の興味に基づいて作成してもらいます。テーマは講義内容からよほど大きくずれない限り、減点の対象にはしません。ただし、他の講義と大きく重複する内容は除きます。
3. 自身で知識を深めるアクティブラーニングの実践が最大の目的です。時には更に複数の資料を調べる必要があります。
4. アクティブラーニング:自発的に疑問に感じ調べること、興味を持つことは、卒業研究などで求められるきわめて重要な行動です。
5. 書籍1冊を読んでレポート作成に望んでください。特定の物質の特性についてのミニ百科事典をを作成することが目標ではありません。生物活性物質をめぐる背景、研究者の努力、社会的使命など広く考えたレポートを高評価します。読書感想文は最低ラインと考えてください。資料の要約に終始したレポートはさらに低い評価になります。
6. (重要)図や構造式は自身で書くこと(下手でも構わない)。コピーを貼っただけでは記憶に残りません。レポート全体を手書きとすること推奨しますが、ワードプロセッサーを利用してもかまいません。ただし、図表のコピペは減点対象とします。
7. 講義4-5回目になると、この講義で何が伝えたいかが理解できると思います。それから、資料を選んで構わないともいます。
8. インターネットも情報源として利用することは簡便且つ有用ですが、信憑性にかけるものも多々あり、書物からの情報を基本としてください。(書籍でも嘘や間違いはありますが、少なくとも編集者のチェックが入っており、ある程度客観性が担保されています。)
9. 内容で判らないものは遠慮なく聞きに来てください。一緒に考えましょう。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
月曜日12:00-14:00
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
Eメールアドレス:hmasaru[at]hirosaki-u.ac.jp
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
F38:農芸化学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
G43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
H47:薬学およびその関連分野
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
実務経験
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
パワーポイントを用いて講義を進めます。
科目ナンバー
/The subject number
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
実務(財団法人の研究者)経験のある教員が担当する。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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