科目一覧へ戻る | 2024/10/01 現在 |
開講科目名 /Course |
農業気象学/Agricultural Meteorology |
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時間割コード /Course Code |
8242000099 |
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 後期 |
曜日コマ /Day, Period |
火/Tue 4 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
伊藤 大雄/ITO DAIYU |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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伊藤 大雄/ITO DAIYU | 農学生命科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○気象現象、気象観測ならびに気候に関する一般的な知識を身につけます。 ○農地における気象環境の特徴や、その制御改変技術に関して、基本的な事項が理解できるようにします。 ○農業生産に重大な影響を及ぼしている地球規模の環境問題について、気象との関わりから理解できるようにします。 |
授業の概要 /Summary of the class |
農業生産は、温度、日射、降水などの気象資源を利用して営まれます。時にはビニールハウスや被覆資材を用いて、農地の気象環境が改変されることもあります。また、極端な高温、低温、強風、豪雨、小雨、降霜など、農業生産を阻害する気象現象を回避・克服する技術が考案されてきました。本講義では、農地における温度環境、日射環境、水環境や、これらに対する農作物の反応について、また、様々な農業気象災害について学びます。 近年、地球規模の環境問題が地域の農業生産にも重大な影響をおよぼしています。本講義では、これらのうち気象分野と関係が深い地球温暖化、砂漠化、酸性雨について、基本的な事項を学びます。 なお、高校で地学を学び気象の知識を身につける機会は、十分に与えられていないのが現実ですので、高校レベルの気象の基礎知識も含めて学習します。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回(10月1日):気象要素と気象観測(温度、日射量など) 第2回(10月8日):気象要素と気象観測(リモートセンシングなど) 第3回(10月22日):地球をめぐる大気と水の動き 第4回(10月29日):日本および世界の気候と植生 第5回(11月5日):農地の放射環境と温度環境 第6回(11月12日):農地の水収支と蒸発散 第7回(11月19日):農地の風環境と光合成・蒸発散量の測定 第8回(11月26日):気象環境と作物群落の光合成 第9回(12月3日):作物の気象に対する応答 第10回(12月10日):農業における環境調節 第11回(12月17日):地球環境問題 (1)地球温暖化 第12回(12月24日):地球環境問題 (2)砂漠化、大気汚染 第13回(1月7日):農業気象災害 (1)冷害 第14回(1月21日):農業気象災害 (2)霜害、凍害、雪害 第15回(1月28日):農業気象災害 (3)台風害、干害、ひょう害 第16回(2月3日):テスト |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価:授業に臨む姿勢を評価します(20点程度)。また、教員作成の復習教材に随時取り組み、提出します(3回、10点程度)。 期末評価:最終回に筆記試験を行い、講義内容の理解度を評価します(70点程度)。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
準教科書による予習は歓迎しますが、準教科書に沿った授業組み立てとはなっていないので、授業中に配布したプリントや講義ノートによる復習を特にお勧めします。テスト範囲はとても広いので、普段の学習が大切です。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
「農業気象・環境学」大政謙次ほか編 (朝倉書店 3960円)を準教科書とし、講義中に使用することがあります。講義内容の80%程度はこの準教科書で解説されています。 |
参考文献 /bibliography |
①一般気象学(第2版)小倉義満著 東京大学出版会 1999年発行 3024円 理工学部の専門の講義で教科書として使用されています。 ②農業気象学入門 鮫島良次編 文永堂出版 2019年までの準教科書の後継書籍です。 ③図解・気象学入門 古川武彦・大木勇人著 ブルーバックス 2011年発行 1123円 新書版の読み物。高校生でも理解できる平易な内容。気象に興味がある人にお勧めします。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
高校までの物理と化学と生物の知識があれば理解できるようにします。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
火曜日11:00~12:00、金曜日16:30~17:30 臨時の会議や出張の場合は席をはずします。オフィスは藤崎町にあるので、予めメールで確認してからお越し下さい。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
daiyu@hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
F41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
F39:生産環境農学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
プリントを配布し、板書を併用して進めます。短時間ですがパワーポイントも使用します。 |
科目ナンバー /The subject number |
|
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
農林水産省の試験場/研究所での勤務経験があります |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |