科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
文学と文化/Literature and Culture |
---|---|
時間割コード /Course Code |
2241000006 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学部/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 前期 |
曜日コマ /Day, Period |
月/Mon 2 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
片岡 美有季/KATAOKA MIYUKI |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 学部専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
---|---|
片岡 美有季/KATAOKA MIYUKI | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○日本近現代文学を考える上で、文学作品を同時代の社会的・文化的な状況と照らし合わせて理解すること ○日本近現代文学作品を通し、社会的・文化的な意識の変遷を捉え、文化形成やイデオロギー形成のありようを理解すること ○日本近現代文学を読み解く方法を学び、興味関心を深めつつ、自分の観点を相対化すること |
授業の概要 /Summary of the class |
・戦後の日本文学が性のありようをどのように問題視(あるいは隠蔽)してきたのかを文学の表象という観点から捉えることを目指します。 ・文学作品の言語表現だけでなく、作品が発表された同時代の雑誌メディアにおける言説との関係に注目し、通俗的な言説が文学に受容され、反復あるいは再生産されていることを批評的に分析する視点を身につけます。 ・文学作品の読解を通じて、ジェンダーやセクシュアリティについて考え、性という経験がいかように個人のアイデンティティを形成し、身体形成の実践を行っているかを考察します。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:4月15日(月):イントロダクション 第2回:4月22日(月):戦後出版文化と「カストリ雑誌」 第3回:5月2日(木):「肉体文学」における身体の表象(田村泰次郎「肉体の門」「鳩の街草話」) 第4回:5月13日(月):不感症の身体(坂口安吾の小説を中心に) 第5回:5月20日(月):性的不能と不感症の身体(武田泰淳『「愛」のかたち』) 第6回:5月27日(月):姦通罪と家父長制(大岡昇平『武蔵野夫人』①) 第7回:6月3日(月):兵士の身体とジェンダー(大岡昇平『武蔵野夫人』②) 第8回:6月10日(月):中間試験 第9回:6月17日(月):冷戦体制下のエネルギー開発(三島由紀夫『沈める滝』) 第10回:6月24日(月):オリンピックと「健全な身体」(三島由紀夫『音楽』) 第11回:7月1日(月):「娼婦」としての少女への眼差し(川端康成『眠れる美女』) 第12回:7月8日(月):「男娼」とセクシュアリティ(吉行淳之介「寝台の舟」など) 第13回:7月16日(火):「訓練」する身体(金原ひとみ『AMEBIC』) 第14回:7月22日(月):セクシュアルマイノリティの表象(村田沙耶香『星が吸う水』) 第15回:7月29日(月)(最終回):全体の振り返りと期末試験 授業の進行状況等により、シラバスと実際の内容と異なる場合には、その都度説明します。 メディア授業実施の場合はTeamsを使用します。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価:20%(毎回リアクションペーパーを提出してもらいます。) 中間試験:40% 期末試験:40% 上記を合算して、総合的に成績評価を行います。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
[予習]授業で採り上げる文学テクストを事前に配布するので、それを読んで授業に臨む必要があります。毎回15~60分くらいかかるかと思われます。 [復習]期末試験は各回で扱った内容から出題するため、レジュメやプリントで授業内容を振り返ることが望ましいです。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
授業にて適宜プリント(あるいはPDF)を配布します。 |
参考文献 /bibliography |
以下の文献は全て弘前大学附属図書館に所蔵されています。なお、参考文献は数が多いので、適宜授業で紹介します。 ジュディス・バトラー著;竹村和子訳『ジェンダー・トラブル:フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(青土社、2018年新装版) |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
日本近現代文学史に関する知識(高等学校卒業までに学習する程度)が具わっていた方が早く理解が深まります。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
オフィスアワー 火曜日16:00~17:30 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
miyuki(*)hirosaki-u.ac.jp (*)を@に変えてお送りください |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A02:文学,言語学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A01:思想,芸術およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
A03:歴史学,考古学,博物館学およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式。メディア授業となった場合はTeamsを使います。 |
科目ナンバー /The subject number |
H1-2-1211-A02 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |