科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
欧米文化論A/European and American Cultural Traditions A |
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時間割コード /Course Code |
2241000054 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学部/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 前期 |
曜日コマ /Day, Period |
木/Thu 3 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
泉谷 安規/IZUMIYA YASUNORI |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 学部専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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泉谷 安規/IZUMIYA YASUNORI | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
〇フランス20世紀芸術を大きく変化させた文学や思想作品を読み、その作品をよりよく読解すること、そして20世紀の芸術の表現と受容が、いかにして新たに刷新されていったかを理解すること(見通す力) 〇その作品がどのような時代・社会背景で書かれ、同時代、そして後世へいかなる影響を与えたかを理解すること(学び続ける力) |
授業の概要 /Summary of the class |
この授業では、20世紀のフランスの作家・思想家のジョルジュ・バタイユ(1897‐1962)の晩年の作品『文学と悪』(1957)を取り上げます。この作品は、タイトルにもあるように、バタイユの文学評論を集めた著作ですが、文学を通して見えてくる、「悪」、「道徳」、「エロス」、「死」、「コミュニケーション」などの哲学的・思想的問題をも扱っています。 この授業では、バタイユが文学評論で取り上げているヨーロッパの3名の作家、その作品に触れるとともに、文学の枠を超えてわれわれに多くの問いを問いかけてくる上記の各テーマについて考えていきます。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
◎メディア授業に移行する場合は、Teamsを使った双方向授業を行います。 第1回(4月17日、水曜日):イントロダクション 第2回(4月24日、水曜日):ジョルジュ・バタイユについて 第3回(5月1日、水曜日):「まえがき」(1):『文学と悪』の成立過程について 第4回(5月8日、水曜日):「まえがき」(2):「文学」と「悪」あるいは「道徳」について 第5回(5月15日、水曜日):「まえがき」(3):「文学」と「コミュニケーション」について 第6回(5月22日、水曜日):エミリー・ブロンテ(1):「生(エロス)」と「死(タナトス)」について 第7回(5月29日、水曜日):エミリー・ブロンテ(2):「幼年時代」について 第8回(6月5日、水曜日):エミリー・ブロンテ(3):「愛」について 第9回(6月12日、水曜日):マルセル・プルースト(1):「正義」と「真理」について 第10回(6月19日、水曜日):マルセル・プルースト(2):「サディスム」について 第11回(6月26日、水曜日):マルセル・プルースト(3):「記憶」と「文学」について 第12回(7月3日、水曜日):カフカ(1):「作品の消滅」について 第13回(7月10日、水曜日):カフカ(2):「父との葛藤」について 第14回(7月17日、水曜日):カフカ(3):「子供らしさ」と「狡猾さ」について 第15回(7月24日、水曜日、最終回):まとめ 以上はあくまで予定ですので、授業の進度やテーマの取り扱い方によって、変更することがあります |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
〇平常点(授業内では、教科書や資料を読んでもらったり、それについて意見を述べてもらいます)が40パーセント 〇期末時のレポートが60パーセント:レポートでは、取り上げた三名の作家の作品、エミリー・ブロンテ『嵐が丘』、カフカ『審判』(『訴訟』)、マルセル・プルースト『失われた時を求めて』の一冊を読んで、バタイユの評論に関連させて論じてもらいます。 以上を総合して評価します。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
(予習)は、授業で読んでいくテキストを事前に配布しますので、準備をしっかりしておいてください。 (復習)は、授業内でやったことの復習です。 (予習)(復習)は授業で具体的に指示します。 授業の概要でも書いたように、ここで扱われているトピックは他の著者や作品と深くかかわっていますので、授業中に指示したものや参考資料であげた文献を少しでも多く読んでおくことが非常に大切です。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
下記の事情により、授業では使用する資料を配布します。 |
参考文献 /bibliography |
*この本の翻訳、ジョルジュ・バタイユ『文学と悪』(山本功訳、ちくま学芸文庫)があり、当初は、教科書に指定しようと思ったのですが、出版社で品切れ・重版未定ということです。まだ各種書店等で入手可能ですので、興味のある人は、早いうちに入手することを勧めます。 *大学図書館に単行本2冊が所蔵されています。中身は同じですので、必要に応じて、活用してください。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
扱う対象がフランス関係ですので、時々フランス語が出てくるかもしれませんが、履修者にはフランス語の既習の有無は問いません。フランス語を履修していない人にもわかる授業展開をします。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
泉谷安規:木曜日、14:20-15:50 泉谷研究室(人文社会学部棟4F) |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
izumiyay(at)hirosaki-u.ac.jp: (at)を@に読み替えてください。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A02:文学,言語学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A01:思想,芸術およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
◎基本的に講義形式(対面授業)で行いますが、事前に配布した資料をもとに、質疑や討議を行うこともあります。 ◎メディア授業に移行した場合は、Teams で行います。 |
科目ナンバー /The subject number |
H1-2-2353-A02 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |