科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
実証政治経済学(23H以降)/Empirical Political Economy(ics) |
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時間割コード /Course Code |
2242000044 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学部/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 後期 |
曜日コマ /Day, Period |
火/Tue 5 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
安中 進/ANNAKA SUSUMU |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 学部専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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安中 進/ANNAKA SUSUMU | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル4 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
実証的な手法を主に用いた政治経済研究の基礎的な文献から最新の研究までを理解し、自身の研究に資する知識を身に着ける。 |
授業の概要 /Summary of the class |
政治と経済は密接な関係にある。たとえば、かつては政治や経済がそれぞれどちらが基礎となり、他方を規定するのかといった議論が盛んに行われた。現在でも、こうした問題は、たとえば、民主化の過程一つをとっても、経済的な豊かさが民主化を促すのか、民主的な制度が経済成長を促すのか、といったような形で統計データを用いた実証的研究によって数多く議論されている。実証的な政治学と経済学の最先端では、これらの融合が進んでおり、そうした知見が分析にも応用されている。こうした分野には、ノーベル経済学賞の受賞間違いなしといわれているアセモグル(MIT)のような大学者も参戦しており、膨大な研究成果をもたらしている。そのアセモグルと共著者のロビンソンらが特に重視するのが、経済的状況に対する政治的な制度の影響である。こうしたアセモグルらの分析の背景には、過去のノーベル賞受賞者であるコース、ウィリアムソン、ノースといった制度や組織を対象とした研究の蓄積がある。アセモグルたちは、こうした過去の知見を基に、様々な政治経済現象に対して最先端の「因果推論」と呼ばれる分析手法を用いて広範囲に分析しているが、こうした新しい分析手法を用いた政治経済に関する膨大な研究の知見を紹介する。政治学や経済学の知見はもちろん、隣接の社会学、歴史学、法学といった社会科学の知見を総動員し、独自の授業を展開することを約束する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 オリエンテーション 実証的社会科学とは何か。そのほか、授業計画・成績の付け方などについて説明する。 第2回 制度論の意義 最新の制度論(アセモグル)を紹介し、制度論の意義を考察する。 第3回 経済学的制度論 過去のノーベル賞受賞者に遡り経済学的制度論を概観する。 第4回 社会学的制度論 官僚制を中心に社会学的制度論を概観する。 第5回 歴史的制度論 歴史的過程を重視する制度論を概観する。 第6回 主権国家制度 現代の世界を形作ってきた主権国家の成立と構造を考察する。 第7回 執政制度 議院内閣制や大統領制といった制度的特徴を国際比較の観点から理解する。 第8回 選挙制度 民主主義国家と権威主義国家における選挙の役割を考察する。 第9回 軍隊 政治体制と軍の関係やクーデタの要因などを分析する。 第10回 内戦 内戦の要因や内戦が与える影響を分析する。 第11回 資本主義の多様性と福祉国家制度 資本主義の様々な形態と福祉国家を考察する。 第12回 中央銀行制度 アベノミクスで一躍脚光を浴びた中央銀行の役割を政治経済学的観点から考察する。 第13回 パンデミックとポピュリズムの台頭 コロナ禍で生じた政治経済的問題やポピュリズムの台頭を分析する。 第14回 政治的支配と制度設計 人為的に設計された制度が人々の生活をコントロールする可能性を考察する。 第15回 講義のまとめ(1月28日予定) |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
レポート(80点)、平常点(20点)を目安として考えられたい。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
多くは求めないが、英文ジャーナル掲載論文等も紹介するため、適宜参照されたい。大量の参考文献を紹介するため、各自関心に従い学ぶようおすすめする。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
講義において参考文献を山のように紹介するので適宜参照されたい。 |
参考文献 /bibliography |
その他大量の文献を紹介するが、その多くが本学の図書館サービスでは読めないかもしれない。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
授業内容は高度であると考えられるが、先端の学問を知らないと現在の知の蓄積に貢献することができない。本講義は、そのための基礎を提供する。受講者のやる気は問わないが、たとえば、この分野で大学院への進学を考えているような本学の学生にっとて、本講義は大いに資するはずだと自負している。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
オフィスアワーを設ける。日時は講義内で説明する。 質問は大歓迎である。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
annaka_1(at)hirosaki-u.ac.jp (at)はアットマーク |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A06:政治学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A07:経済学,経営学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
A08:社会学およびその関連分野 |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
原則としてスライドを利用して、講義要旨や資料を提示しながら解説する。 ただし、メディア授業の際には、Teamsによる同時配信で講義を行う。 |
科目ナンバー /The subject number |
H2-2-3371- |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |