科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
西洋倫理思想/Western Ethical Thought |
---|---|
時間割コード /Course Code |
2242000051 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学部/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2024年度/Academic Year 後期 |
曜日コマ /Day, Period |
水/Wed 3 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
横地 徳廣/YOKOCHI NORIHIRO |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 学部専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
---|---|
横地 徳廣/YOKOCHI NORIHIRO | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2~4 |
---|---|
対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
◆ 哲学など諸学のテキストに関する解説を聞きながら、私と君、彼女/彼の共同存在を〈見ること〉〈味わうこと〉にまつわる諸事象のうちに見出します。 ◆ 自己他者関係のこうした哲学的考察こそ、〈見ること〉〈味わうこと〉の倫理学の根源的な場であること、このことを具体的に理解します。 |
授業の概要 /Summary of the class |
芸術における美、食事における美、美味の異同を説明する講義のなか、学生のみなさんは、「美とは何か」を思索します。 哲学的思考の成長を記録するため、毎回のコメント・ペーパーの論述と提出が求められます。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
授業予定は資料が第一回に配布されますが、概要は以下です。 1(★月★日) ガイダンス:授業進行について。美しいこと、食べること 2(★月★日) ベンヤミンとパノフスキー:パン・フォーカスは遠近法主義を打破したのか。複製芸術と生成AI(2023年02月)の意味論コピー。宗教絵画 3(★月★日) 近代美学とカント:近代美学の契機(感性、美、芸術)と特徴。崇高と道徳哲学 4(★月★日) イデア中のイデアは善か美か:プラトンとアレント。価値の問題。薬膳の価値は? プラトン、ガダマー、健康 5(★月★日) 目で味わい、香りを楽しみ、美味しくいただくこと。エステティークは美学か感性学か。百年単位で残る芸術作品、その場で食べ、なくなる芸術作品。芸術と食事を味わうことの同一性と差異性 6(★月★日) 映像資料連続講義:森淳一監督、橋本愛主演『リトル・フォレスト 夏』 7(★月★日) 映像資料連続講義:森淳一監督、橋本愛主演『リトル・フォレスト 秋』 8(★月★日) 映像資料連続講義:森淳一監督、橋本愛主演『リトル・フォレスト 冬』 9(★月★日) 映像資料連続講義:森淳一監督、橋本愛主演『リトル・フォレスト 春』 10(★月★日) 映像資料連続講義:勅使河原宏監督、三國連太郎主演『利休』。侘び、寂び、日本的価値 11(★月★日) 映像資料連続講義:勅使河原宏監督、三國連太郎主演『利休』。ミクロコスモスとマクロコスモスのあいだ 12(★月★日) 苦界の〈いき〉と表現主義:チャールズ・テイラーの近代思想分析。九鬼周造と永井荷風 13(★月★日) 苦海の智子と杢太郎:「Tomoko and Mother in the Bath」を撮るさい、なぜ二人を美しいとユージン・スミスは言ったのか。聖母子像(Madonna and Child)とピエタ。なぜ杢太郎を祖父は仏と言ったのか。小学生が読む上方正志『ユージン・スミス』 14(★月★日) 食農、食漁、食畜、酒作り、発酵食品の倫理学。食べることと健康。胎児性水俣病 15(★月★日最終日) まとめとコメントペーパー提出 映像資料を用いる講義は2コマ連続になる場合があります。 * * * * チームズを使用したオンライン授業になる場合があります。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価(コメント点)+特別評価(優秀なコメントに加点):100% ただし、全15回中10回以上の出席が必要です。 受講生のみなさんは、配布されたプリントに講義中コメントを記し提出します。 これが評価対象となります。 哲学的に深い思索が示されているコメントには加点が行なわれます。 コメントの分量が満たされていないペーパーにはコメント点が与えられません。 コメントへの評価は、原則として加点法によります。 上記を合算して最終的な成績評価が行なわれる予定です。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
講義内容には連続性があるので、受講生のみなさんはそれをもとにして、学習内容の拡張と深化を試み、次回講義の予習とすることができます。また、講義中に記したコメント・ペーパーを講義後に加筆および修正することで復習を行なうことが可能です。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
嶺岸、増山、梶尾、横地『見ることに言葉はいるのか:ドイツ認識論史への試み』 (弘大出版会、2023年) ペーパー作成と講義のさいに使用します。 |
参考文献 /bibliography |
プリントが配布されます。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
講義形式です。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
オフィスアワーは在室時(西洋倫理思想史研究室、人社414)ですが、面談かメール、電話、弘大teamsで対応します。事前にメールでアポをとってください。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
メールアドレスは、西洋倫理思想史研究室(人文414)に掲示されています。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A01:思想,芸術およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
|
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
|
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
授業を聞いて考えたことをコメント・ペーパーに書く形式です。コメント・ペーパーは配布されます。 |
科目ナンバー /The subject number |
H1-2-1323-A01 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
人文学部「西洋倫理思想史B」の読替科目です。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |