科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
思想-倫理学の基礎A-/Philosophy-An Introduction into Ethics A- |
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時間割コード /Course Code |
1241100319 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
教養教育科目/ |
曜日コマ /Day, Period |
金/Fri 5 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
横地 徳廣/YOKOCHI NORIHIRO |
科目区分 /Course Group |
教養教育科目 社会・文化 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
選択必修 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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横地 徳廣/YOKOCHI NORIHIRO | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル1~2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○ 思想,宗教,哲学,歴史,倫理学あるいはこれらの学問の近接領域についての学識を得ること。 ○ 上記学問の知識や技能に基づいて,既成の前提をその根拠にさかのぼって問い返す批判的思考を体得すること。 |
授業の概要 /Summary of the class |
愛し喜び、あるいは、悲しみ苦しみながら生きる私は、誰ともとりかえのきかない私です。こうした自分の固有性を〈他者との関わり〉が産み出しています。自己と他者とその関わりの成り立ちを確かめる手がかりを受講生のみなさんはこの授業で獲得します。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
本講義では、本質が精神と身体とでは別だと考える「心身二元論」の観点から西洋倫理思想史に登場する重要概念が説明されます。この重要概念に注目して読み解かれるのは、現代社会における多様な事象です。 受講生のみなさんは、哲学の問いをみずから問うことを通じて、倫理学的思考を身につけることができます。その深まりを確かめるため、毎回コメント・ペーパーの記述が求められます。 各講義で学ばれる概念は、たとえば、(1)精神と身体、(2)心と脳、(3)エートスと社会、(4)自己と他者、(5)人間と生命……といったものです。複数回の講義にわたって同一概念の検討が行なわれます。生命倫理学・環境倫理学・技術倫理学・医療倫理学にかんする情報は適宜おりまぜられます。講義の内容と順番の予定は、以下に記したとおりですが、正式な授業予定は授業内で配布され、予定変更の場合は新しい予定表が配布されるので、そちらを必ず確認してください。 1(4月12日): ガイダンス:シラバス確認。西洋倫理思想史とは何か 2(4月19日): デカルト哲学の基礎:心身問題 3(4月20日): 映画『サロゲート』を調べ、技術哲学する(1) 4(4月26日): 映画『サロゲート』を調べ、技術哲学する(2) 5(5月10日): 夢懐疑とその限界画定:マラン・ジェニー(悪霊)を考える 6(5月17日): AIと全体主義その1:サイバネティクスと義体 7(5月24日): AIと全体主義その2:サイバネティクスとテクノスフィア 8(5月31日): AIと全体主義その3:ガイア仮説と精神圏 9(6月7日): AIと全体主義その4:ガイア仮説とディープ・エコファシズム 10(6月14日): 善悪の反転と、全体主義(1) 11(6月21日): 善悪の反転と、全体主義(2) 12(6月28日): 人造人間再考:「汝、殺すなかれ」と他人に言えるのか(2) 13(7月5日): 心身問題再考:心身二元論から心・脳・身体の三項図式へ 14(7月12日): 心身問題再考:脳と免疫 15(7月19日): まとめ 映像資料を用いた授業が行われるさい、同一日に9・10限と11・12限の連続授業になります。 予定の変更がある場合は事前にお知らせがあります。 * * * * オンライン授業となる場合、弘大teamsを使用します。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価(コメント点)+特別評価(優秀なコメントに加点):100% ただし、全15回中10回以上の出席が必要です。 受講生のみなさんは、配布されたコメントペーパーに講義中コメントを記し、これが評価対象となります。 哲学的に深い思索が示されているコメントには加点が行なわれます。 コメントの分量が満たされていないペーパーにはコメント点が与えられません。 コメントへの評価は、原則として加点法によります。 上記を合算して最終的な成績評価が行なわれる予定です。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
講義内容には連続性があるので、受講生は配布資料をもとにして学習内容の拡張と深化を試み、次回講義の予習とすることができます。また、講義中に記したコメント・ペーパーを講義後に加筆および修正することで復習を行なうことが可能です。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
教科書は、横地徳広『戦争の哲学』(東北大学出版会、2022年)です。入手方法は初回講義で説明します。 授業およびコメントペーパー&追加レポートの作成に使用します。 授業で使用するPDFは、「思想:倫理学の基礎A」@弘大teamsでダウンロードできます。 |
参考文献 /bibliography |
デカルト『方法序説』、デカルト『省察』。※図書館にあります。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
コメント・ペーパーを提出した受講生には、教養教育カウンターにてペーパーが返却されます。 第何回のペーパーを提出したのか、授業で配布された予定表を使って各自がしっかり把握してください。 提出者以外の学生は各自でコメント・ペーパーを保存および管理します。 第15回講義では各自がそのコメント・ペーパーをまとめて提出します。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
オフィスアワーは在室時(西洋倫理思想史研究室、人社414)ですが、事前にメールでアポをとってください。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
メールアドレスは、西洋倫理思想史研究室(人文414)に掲示されています。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A01:思想,芸術およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
I51:ブレインサイエンスおよびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義を聞き、考えたことをコメント・ペーパーに書く形式です。コメント・ペーパーは配布されます。 |
科目ナンバー /The subject number |
LA-2-1624-A01 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
◎ 21世紀科目「哲学の基礎」の読替科目です。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |