シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/29 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
生物学の世界-放射線生物影響モニタリング学演習-(副専攻「放射線総合科学」科目)/The World of Biology-Special seminar of monitoring for biological effect of radiation exposure-
時間割コード
/Course Code
1241310005
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
教養教育科目/
曜日コマ
/Day, Period
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
三浦 富智/MIURA TOMISATO
科目区分
/Course Group
教養教育科目 自然・科学
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
授業形式
/Class Format
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
三浦 富智/MIURA TOMISATO 被ばく医療総合研究所/
藤嶋 洋平 被ばく医療総合研究所/
難易度(レベル)
/Level
レベル2
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○生物学ならびにその近接領域についての学識を得ること
○上記学問の知識や技能に基づいて,生命現象を理解できるようになること
授業の概要
/Summary of the class
国際放射線防護委員会(ICRP)が環境の放射線防護を目指して導入した「標準動物及び植物」の考え方に基づいて,環境モニタリングとしての放射線影響調査について学ぶ。本科目では,ICRP Publication 108を概説するとともに,放射線被ばくによる生体影響のメカニズム,過去の放射線関連事故や研究により明らかとなった放射線生物影響,そして,放射線被ばくによる生物影響の解析に用いられるエンドポイントを学習するとともに,フィールド調査や実験室の演習を通して具体的な手法を習得する。放射線影響として染色体損傷,幹細胞影響,突然変異および繁殖成功率の低下を取り上げ,ネズミ類を対象としたこれまでの取り組みを弘前大学被ばく医療総合研究所および環境技術科学研究所(六ケ所村)で学習するとともに,新潟大学農学部(新潟市)および福島大学環境放射能研究所(福島市)では繁殖成功率や突然変異の解析事例をそれぞれ学ぶ。また,浪江町では動物の調査に必要となる環境測定や環境試料採取を学習する。さらに,放射線影響研究所(広島市)を訪問し,放射線感受性が高い幹細胞の影響解析法や原爆被爆者の染色体転座解析を例に染色体転座法の有用性と課題を学習し,汚染地域における野生動物の長期間放射線曝露の解析法として生物学的半減期の長い染色体転座による影響評価法を理解する。講義については,効果的学習を促進するため,オンデマンド教材および演習用教材を準備し,事前学習およびトレーニングを推奨する。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
前期および夏休み期間を利用し、一部集中して実施します。
第1回: 国際放射線防護委員会(ICRP)が環境の放射線防護を目指して導入した「標準動物及び植物」の考え方に基づいて,環境モニタリングを概説します。 三浦 富智
第2回: 放射線被ばくによる生体影響の発生機序および放射線被ばくにおける組織感受性の違いを学習します。 三浦 富智
第3回: 実験動物および野生生物における放射線被ばく影響の解析事例を学習します。 Anderson
第4回: 福島第一原子力発電所事故後の生物影響調査事例を紹介し,低線量-低線量率放射線影響を理解します。 Anderson
第5回: 生物影響モニタリングにおける細胞遺伝学的解析(主に染色体異常解析)の方法を学習します。 三浦 富智
第6回: 生物影響モニタリングにおける染色体異常及び細胞遺伝学的解析事例を学習し,エンドポイントとしての染色体異常の特徴を理解します。 三浦・Anderson
第7回: 生物影響モニタリングに関する研究設備やその特徴を概説します。 石庭 寛子(福島大学)
第8回: 生物影響モニタリングにおける遺伝子解析法やその応用について学習します。 石庭 寛子(福島大学)
第9回: 生物影響モニタリングに伴う環境試料解析のための資料採集法を学習します。野外演習を含みます。 三浦・Anderson
第10回: 生物影響モニタリングに伴う環境放射能測定法を学習します。野外演習を含みます。 三浦・Anderson
第11回: 放射線被ばくによる生殖発生への影響を解析するための手法(生殖巣の採取,採卵,採精子)を学習します。 山城 秀昭(新潟大学)
第12回: 放射線被ばくによる生殖発生への影響を解析するための手法(生殖巣の組織学的評価法,人工授精法等)を学習します。 山城 秀昭(新潟大学)
第13回: 原爆被爆者及び被ばく二世の調査における染色体転座を指標とした遡及的線量評価の有用性及び課題を学習します。 濱﨑 幹也(ゲストスピーカー)
第14回: 放射線感受性が高い幹細胞の影響解析法や幹細胞における放射線影響の研究を紹介します。 濱﨑 幹也(ゲストスピーカー)
第15回: 第1~14回までの講義内容を総括します。 三浦 富智
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
レポートにより習得度を評価する。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
予習:適宜、課題を提示するので予習してください。
復習:授業内容を復習してください。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
適宜配布します
参考文献
/bibliography
適宜指示します
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
特になし
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
三浦富智が対応します。メールでの対応も可能です。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
tomisato「A」hirosaki-u.ac.jp
「A」を@に変えて連絡してください
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
I54:生体情報内科学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
G44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
Z95:学際・新領域
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
実務経験
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
科目ナンバー
/The subject number
LA-2-1637-I54
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

科目一覧へ戻る