科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
グローバルヒストリー論/Global History |
---|---|
時間割コード /Course Code |
H241100034 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
水 2 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
中村 武司/NAKAMURA TAKESHI |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
|
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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中村 武司/NAKAMURA TAKESHI | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
現代共生コースDP1及び他コースDP3 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
近年の世界システム論やグローバルヒストリーの研究動向や学説を学ぶことで,グローバル化と共生の時代にふさわしい歴史理解を養うこと |
授業の概要 /Summary of the class |
近年の世界システム論もしくはグローバルヒストリー研究において、近世以降(15世紀~18世紀)の歴史像の見直しと再構築が急速に進展しています。とりわけ、(1)世界規模の商業ネットワークの形成、(2)移民や奴隷などの大規模な労働力移動、(3)それらにともなう生態系・環境の劇的な変化、(4)知識や技術の普及と受容という4点にかんして、いわゆる「大航海時代」以降のヒト・モノ・カネ・情報などのグローバルな規模での移動・交流の実態とそれにともなう世界の各地域の変化をめぐって研究や議論が活発に展開しています。本授業は、こうした近年の世界システム論やグローバルヒストリーの研究動向や学説を紹介すると同時に、環境や疫病、交易などのトピックからグローバルヒストリーの実践について検討します。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:ガイダンス(4月17日) 第2回:ウォーラーステインの世界システム論とその問題点(4月24日) 第3回:近代世界システムとヘゲモニー国家(1):17世紀のオランダ(5月1日) 第4回:近代世界システムとヘゲモニー国家(2):19世紀のイギリス(5月8日) 第5回:近代世界システムとヘゲモニー国家(3):20世紀のアメリカ(5月15日) 第6回:近代世界システムとアジア交易圏(5月22日) 第7回:ユーラシア世界システムの構想(1)(5月29日) 第8回:ユーラシア世界システムの構想(2)(6月5日) 第9回:グローバル化の歴史的類型論について(6月12日) 第10回:「大分岐」論争(6月19日) 第11回:産業革命論の再検討(6月26日) 第12回:交易の世界史/グローバルヒストリー(7月3日) 第13回:疫病の世界史/グローバルヒストリー(7月10日) 第14回:環境の世界史/グローバルヒストリー(7月17日) 第15回:世界史の世界史(7月24日) |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価(リアクション・ペーパー):50% 期末評価(期末レポート):50% なお、上記を合算のうえ、最終的な成績評価を行う予定ですが、リアクション・ペーパーの提出回数が全授業回数の3分の2に満たない場合、あるいは期末のレポートを提出しなかった場合は評価の対象としませんので、注意して下さい。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
予習:授業中に指示します。 復習:かならず授業内容の復習を行うようにして下さい。参考文献を確認したり、授業で分からなかった点を自ら調べたりすることで、授業内容への理解を深められるよう心がけて下さい。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
教科書は使用しません。配布するレジュメに即して授業を進めます。 |
参考文献 /bibliography |
パミラ・カイル・クロスリー(佐藤彰一訳)『グローバル・ヒストリーとは何か』(岩波書店、2012年) ゼバスティアン・コンラート(小田原琳訳)『グローバル・ヒストリー──批判的歴史叙述のために』(岩波書店、2021年) Charles H. Parker, Global interactions in the early modern age, 1400?1800 (Cambridge, 2010) |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
受講にあたり、(1) 西洋史ならびにグローバル・ヒストリーにかんする基礎的な知識、(2) 英語論文の読解能力、以上2点が不可欠となるので注意して下さい。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
毎週木曜日、12:00-12:40(人文社会科学部校舎407号室:ヨーロッパ史研究室) 研究室を不在にしていることもありますので、面談を希望する場合は、事前にメールにて予約することを勧めます。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
Eメール・アドレス:take_nk@hirosaki-u.ac.jp HPアドレス(researchmap):URL=http://researchmap.jp/read0106710 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A03:歴史学,考古学,博物館学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義と演習をハイブリッドした形式で進めますが、どちらかといえば後者に重点を置いています。 メディア授業として実施する場合は、Teamsによる双方向的な授業か、Moodleによるオンデマンド授業をおこないますが、詳細は授業中にあらためて連絡します。 |
科目ナンバー /The subject number |
GH-5-2127-A03 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |