科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
あおもりの教育II(健康)/Educational issues in Aomori II(for health) |
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時間割コード /Course Code |
P241000004 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
月 5 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
若松 大輔/WAKAMATSU DAISUKE |
科目区分 /Course Group |
大学院(専門職学位課程) 独自テーマ科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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授業形式 /Class Format |
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メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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戸塚 学/TOTSUKA MANABU | 教育学部/ |
栗林 理人/KURIBAYASHI MICHITO | 保健学研究科/ |
伊藤 大雄/ITO DAIYU | 農学生命科学部/ |
前多 隼人/MAEDA HAYATO | 農学生命科学部/ |
沢田 かほり/SAWADA KAORI | 医学研究科/ |
益川 満治/MASUKAWA MITSUHARU | 教育学部/ |
若松 大輔/WAKAMATSU DAISUKE | 教育学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1, DP2, DP3, DP4 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
【学部卒院生の到達目標】 〇青森県における健康問題とその要因や対応・こころの発育発達に関連した各分野の最新研究成果や医教連携による地域における健康教育実践の実際とその成果を理解し、授業開発や学校教育の様々な場面で活かすことのできる基礎的な素養を身につけること 【現職教員院生の到達目標】 〇青森県における健康問題とその要因や対応、こころの発育発達に関連した各分野の最新研究成果や医教連携による地域における健康教育実践の実際とその成果を理解し、これまでの教職経験を踏まえて考察し、その上で授業開発や学校教育の様々な場面で活かすことのできる実践力を身につけること |
授業の概要 /Summary of the class |
授業の概要 次世代の人材育成の観点から、青森県の地域課題である健康問題やこころの発育発達について様々な視点から考察し、学校教育や地域への貢献を目指す方向性について検討する。 青森県の抱える「短命県」という健康課題の多様な要因とその解決について、最新の研究成果、課題解決に向けた学校と地域がチームで行う取り組みの実践、健康生活成立の要因、臨床医学と教育学の双方からこころの発達課題への対応などについて多角的に理解し、その上で、学校現場での多様な場面を想定した健康教育の教材開発や授業づくりの基礎的事項について深めていく。 具体的には、青森県の健康問題を社会医学、精神医学、健康科学、食料科学そして食育の視点から研究を行っている医学研究科、農学生命科学部、医学研究科附属子どものこころの心の発達センターの教員を兼任教員として配置し、「健康教育」というテーマのもとに地域研究のトップランナーと専任教員、大学院生とでチームを結成(オール弘前大学体制)し、新たな視点から地域に根ざした健康教育の教育方法や教材開発に取り組む。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
授業計画 第1回(4月15日):オリエンテーション (担当:〇川端良介・若松大輔) 青森県の健康問題とその健康教育の在り方について学ぶことの意義について、自己のこれまでの生活経験を踏まえて振り返るとともに、授業の進め方の共通理解を図る。また、第14回・第15回で単元開発および授業づくりを行うことを踏まえ、本講義を学ぶ際の1つの着眼点を得るために、カリキュラム論に関する諸概念を理解する。 第2回(4月22日):青森の健康課題の現状(1)~短命県の現状と要因の概観~ (担当:〇松下公一・川端良介・若松大輔・沢田かほり) 青森県の健康問題「短命県」の現状とその要因について、ゲストティーチャーを迎え、統計結果や研究結果をもとに多面的・全体的に理解を図る。 第3回(5月13日):青森の健康課題の現状(2)~喫煙と飲酒~ (担当:川端良介・若松大輔・◯沢田かほり) 青森県における喫煙と飲酒の現状について、統計結果や医学的知見とを総合的に捉え、生活習慣病との関連について理解する。その上で、地域における対策や学校における健康教育との関連で考察する。 第4回(5月20日):青森の健康課題の現状(3)~県民の肥満・児童生徒期の肥満~ (担当:川端良介・若松大輔・◯沢田かほり) 青森県及び児童生徒期における肥満の現状について、統計結果や医学的知見・学校教育における健康教育の現状と課題を総合的に捉え、生活習慣病との関連について理解する。その上で、地域における対策や児童生徒期の肥満予防について考察する。 第5回(5月27日):青森の生活習慣の現状と運動 (担当:川端良介・若松大輔・◯沢田かほり) 「生活習慣病」との関連で、青森の運動や生活の現状について、統計結果や医学的知見から理解する。 第6回(6月3日):青森の健康課題の現状~こころの発達と健康~ (担当:川端良介・若松大輔・◯栗林理人) 青森県の子どものこころの発達と健康について、子どものこころの発達研究センターの研究調査結果をもとに臨床や医学的知見について理解する。 第7回(6月10日):青森の子どものこころの発達とインクルーシブ教育(1)~臨床医学・教育学的視点から~ (担当:川端良介・若松大輔・◯栗林理人) 子どものこころの発達とインクルーシブ教育について、臨床医学的・教育学的両面から考察し、学校現場における個別・集団の成長につながるインクルーシブ教育の在り方について考察する。 第8回(6月17日):青森の子どものこころの発達とインクルーシブ教育(2)~インクルーシブ教育の在り方の実際~ (担当:川端良介・若松大輔・◯栗林理人) 個別に対する臨床医学的側面を考慮した個別指導計画と、集団に対する教育学的側面を考慮した教育計画の統合を視野に入れたインクルーシブ教育の在り方の実際について、「子どものこころの発達研究センターの取り組み」事例を分析しながら考察する。 第9回(6月24日):健康教育とインクルーシブ教育に関する自己の課題整理と考察 (担当:〇川端良介・若松大輔) 第10回(7月1日):青森の食生活の現状と健康課題1 (担当:川端良介・若松大輔・◯前多隼人) 「生活習慣病」との関連で、塩分摂取や脂質の取り過ぎなど青森の食生活の現状について、食文化や統計結果や食品科学の知見から理解する。 第11回(7月8日):青森の食生活の現状と健康課題2 (担当:川端良介・若松大輔・◯前多隼人・伊藤大雄) 「生活習慣病」との関連で、食品の成分や健康への影響を科学的に捉え、これからの食生活に生かす教育について考察する。 第12回(7月16日):食生活の改善ー農の取り組みー (担当:川端良介・若松大輔・◯伊藤大雄) 青森県の代表的な食材であるコメとリンゴを中心に、児童生徒に栽培体験の機会を設ける活動について、取り組み事例を学びながら考察する。また、遺伝子組み換え作物の現状と安全性をめぐる議論について理解する。 第13回(7月22日):健康と体力 (担当:◯川端良介・若松大輔) 健康と体力の関連について、医学的な知見からの理解を深めるとともに、教育学的知見を活かした「体力向上の運動プログラム作成」の基本的事項について理解する。 第14回(7月29日):健康と心理 (担当:川端良介・若松大輔・〇新川広樹) 児童生徒期の運動の現状と、新進の発育発達期の特徴を踏まえた生活習慣に関する行動選択について考察し理解する。 第15回(8月5日):健康教育の単元開発と授業づくり (担当:川端良介・〇若松大輔) ここまでの授業内容を踏まえて、健康に関する課題を明瞭化した上で、青森県に求められる単元開発と授業づくりを行い、相互に検討する。なお、本時までに学習指導案を事前に提出すること。最後に、本講義全体のまとめも行う。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
学生に対する評価 【評価の基準】 〈1〉地域課題解決という視点から、健康教育や子どものこころの発達の重要性について理解することができる。 〈2〉青森県健康課題現状と要因や子どものこころの発達についての基本事項を理解し、医学的・教育学知見から総合的に考察できる。 〈3〉次世代の人材育成という視点から,教育現場における活用の在り方について、自ら展望を切り開くことができる。 【評価の構成】 〈1〉最終レポート(60%) 〈2〉各テーマについての小レポート(2~15回)(20%) 〈3〉討論への参加状況など(20%) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
これまでの学習経験や、現場での教職経験から、「青森県における健康課題やその教育のあり方」について、自分なりに整理しておくとよい |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
テキスト 各授業の学習テーマに応じて提示する |
参考文献 /bibliography |
参考書・参考資料等 各授業の学習テーマに応じて提示する |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
一部、集中講義となる可能性もある |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
オフィスアワーの時間帯で受け付けます。水曜日12:00-12:300 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
dwaka※hirosaki-u.ac.jp ※を@に |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
I59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
I58:社会医学、看護学およびその関連分野 |
地域志向科目 /Local intention subject |
地域志向科目 |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
対面授業・メディア授業・グループ討議などで演習を行う |
科目ナンバー /The subject number |
GP-5-1100-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
〇メディア授業の場合 基本的にTeams を用いて授業を行う。担当の教員によって方法が違う場合もあるが、各回の1回前などで事前に説明予定です。 授業形態(内容を含む)ならびに授業実施時期が変更される場合があります。 〇青森県の健康課題について、健康に関連する各分野でトップランナーとして活躍されいる学内の先生方をお迎えします。最新データやトピックスを交えた情報を提供していただき、皆なんと一緒に青森県の子どもたちのための健康教育について考えていきます。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |