科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
現代の学校と教員をめぐる動向と課題/Trends and Issues around Contemporary Schools and Teachers |
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時間割コード /Course Code |
P241000040 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
金 1 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
吉田 美穂/YOSHIDA MIHO |
科目区分 /Course Group |
大学院(専門職学位課程) 基礎科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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授業形式 /Class Format |
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メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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福島 裕敏/FUKUSHIMA HIROTOSHI | 教育学部/ |
吉田 美穂/YOSHIDA MIHO | 教育学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1(自律的発展力),DP2(協働力),DP3(省察力) |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
【学部卒院生の到達目標】 ○学校教育と教員の在り方について、将来の教職経験を見据えて、教育の社会性という視点からその課題と意義について考えることができること 【現職教員院生の到達目標】 ○学校教育と教員の在り方について、自らの教職経験を踏まえながら、教育の社会性という視点からその課題と意義について考えることができること |
授業の概要 /Summary of the class |
教育を取り巻く諸問題を教育の社会性(社会としての教育、教育から社会へ、社会から教育へ)という視点から考えることを通じて、これからの学校教育と教員の在り方について考察する。 テキストをもとにしながら、教育問題を理論的に考察する視点を形成するとともに、それにもとづく学校教育と教育の今日的課題とその在り方について議論する。 研究者教員が主となり演習を進めることとし、適宜、実務家教員が学校教育と教員の実情に合わせた理解深化を促すこととする。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回(0412):教育の社会性 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 授業の進め方について説明するとともに、講義全体の内容を通観する。また受講生の課題意識を共有し、現代の教育・学校を取り巻く状況との関連について考える。 第2回(0419):学近代学校をめぐる諸関係・制度・文化 第3回から第8回に関する概念・理論・前提について基本的理解を図り、現代の教育・学校を取り巻く状況との関連について考える。 第3回(0426):学校という制度と文化 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 近代学校制度がもつ独自の文化(ヒト・モノ・コト,時間・空間・教授・生活・道徳に関する秩序など)についての理解を踏まえ、その今日的課題について考察する。 第4回(0510):学校知識 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 学校知識についての社会学的理解を踏まえ、その今日的課題をレリバンス(意義)、目標-評価などの視点から考察する。 第5回(0517):教師-生徒関係 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 近代学校における教師-生徒関係が有する潜在的困難性とその乗り越えについて、今日の学校状況を踏まえて考察する。 第6回(0524):学校教員 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 学校教員が抱える根源的なアポリア(難問)、その乗り越えとしての教員文化についての理解を踏まえて、今日の教員が抱える専門性・専門職性をめぐる問題について考察する。 第7回(0531):生徒文化 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 学校内部における児童・生徒間関係について、学校文化・学校外文化との関連から理解し、その今日的課題について考察する。 第8回(0607):学校から労働への移行 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 近代学校における学校から労働への移行をめぐる難問、「日本型循環社会」の成立とその崩壊という歴史的変遷を踏まえて、その今日的課題について考察する。 第9回(0614):近代学校と外部社会との関わり (担当:福島裕敏・吉田美穂) 第10回~14回に関する概念・理論・前提についての基本的理解を図り、現代の教育・学校を取り巻く状況との関連について考える。[Teams双方向授業] 第10回(0621):ジェンダーと教育・学校 (担当:福島裕敏・吉田美穂) ジェンダーをめぐる教育・学校が抱える問題について理論的に理解し、その今日的課題について考察する。[Teams双方向授業] 第11回(0628):子育てエージェントとしての近代家族 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 近代家族の成立と変遷についての理解を踏まえ、<家族―学校>関係の今日的課題について考察する。[Teams双方向授業] 第12回(0705):学校の階級・階層性 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 学校がもつ階級・階層性とそれにもとづく格差・不平等の性格と今日的様態について理解し、その是正に向けた今日的課題について考察する。 第13回(0712):国家と教育・学校 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 国家と教育・学校との関わりについて理論的に理解し、その今日的課題について考察する。 第14回(0719):教育改革と教員・学校 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 近年の教育改革における教員・学校の位置と役割について考察し、その今日的課題について考察する。 第15回(0726):まとめ (担当:福島裕敏・吉田美穂) 「教育の社会性」という視点と、それにもとづく現代教育課題・問題、および教員としての在り方についての理解深化を図る。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
【評価の基準】 〈1〉教育の社会性という視点から、学校・教員の基本的性格について理解することができる。 〈2〉学校・教員に関する理論的理解をもとに、今日の学校・教育をめぐる問題を考察することができる。 〈3〉学校・教員をめぐる今日的課題に対して、今後の自らの教員としての在り方を展望することができる。 【評価の構成】 〈1〉最終レポート(60%) 〈2〉事前学習ワークシート(20%) 〈3〉討論への参加状況など(20%) 上記を合算して,最終的な成績評価を行う予定である。 なお、最終レポートでは、学校・教員をめぐる今日的課題に対する教育社会学的理解と、それにもとづく自らの教員としての在り方についての展望を中心に評価する。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
当該回に関する事前学習WSの作成を求める。またテキスト等の該当箇所の再読等を含む当該回についての省察を求める。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
久冨善之・長谷川裕編(2019)『教育社会学 第二版』学文社 |
参考文献 /bibliography |
近藤弘之,岩井八郎(2015)『教育の社会学』放送大学教育振興会 酒井朗,多賀太,中村髙康(2012)『よくわかる教育社会学』ミネルヴァ書房 中村高康・松岡亮二(2021)『現場で使える教育社会学』ミネルヴァ書房 日本教育社会学会編(2018/2019)『教育社会学のフロンティア1・2』岩波書店 ローダー,ヒュー 他(2012)『グローバル化・社会変動と教育〈1〉〈2〉』東京大学出版会 若槻健・西田芳正(2010)『教育社会学への招待』大阪大学出版会 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
院生による発表と協議を中心とする。具体的な進め方及び授業準備の詳細については、第1回で説明する。 研究者教員と実務家教員で担当する。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
メール、Teamsなどで、適宜、受け付ける。なお、事前にアポイントメントをとることが望ましい。 福島:教育史研究室(4-22) 吉田:教員研究室(11)(4-14) |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
hirof*hirosaki-u.ac.jp(*を@に修正) m-yoshida*hirosaki-u.ac.jp(*を@に修正) |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A08:社会学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
地域志向科目 |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
院生グループによる事前学習WSに記載された質問への回答、論点整理・提示をそれにもとづく討論を基本として進める。 必要に応じて、適宜、教員側から補足説明等を行う。 |
科目ナンバー /The subject number |
GP-5-0900-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
特になし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |