科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
養護実践課題解決研究/Research on Yogo Practice |
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時間割コード /Course Code |
P242000041 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
水 3 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
履修用登録教官 |
科目区分 /Course Group |
大学院(専門職学位課程) 発展科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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授業形式 /Class Format |
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メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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原 郁水/HARA IKUMI | 教育学部/ |
新谷 ますみ/ARAYA MASUMI | 教育学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1 DP2 DP3 DP4 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
【学部卒院生の到達目標】 〇学校における健康課題の解決について、養護教諭と教諭との協働を通した取り組みの在り方や養護の概念や基礎的理論について理解し、健康課題解決の実践について「チーム学校」の一員としての取り組みの在り方ついて考察できること 【現職教員院生の到達目標】 〇学校における健康課題の解決について、養護教諭と教諭との協働を通した取り組みの在り方や地域との協働の在り方等について実務的側面から広く理解することに加え、養護実践の内容・方法についても理解を深めることにより、健康課題解決の実践について「チーム学校」の一員としてのミドルリーダーの役割について考察できること |
授業の概要 /Summary of the class |
「あおもりの教育Ⅱ(健康)」での学習を踏まえ、学校における健康課題の解決について、養護教諭と教諭との協働を通した取り組みの意義、組織体制、校内研修等の在り方、そして地域との協働の在り方等について実務的側面から広く考察する。また、養護の概念や機能の理解を基盤として、養護実践の内容・方法に関する基礎的理論について理解を深める。さらに、キャリアステージに応じた健康課題解決の実践について「チーム学校」の一員としての取り組みの在り方や、ミドルリーダーの役割についても考察する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
授業計画 第1回:オリエンテーション (担当:小林後任) 学校における健康課題の課題解決に向けた「チーム学校」の一員としての、養護教諭と健康教育に関わる教諭(学級担任、保健体育教諭、栄養教諭等)との協働的取り組みとミドルリーダーの重要性、健康課題解決に向けて養護実践の視点から追究・理解することの意義について、自己のこれまでの教職経験を、これからの教職生活を見据えて振り返るとともに、授業の進め方の共通理解を図る。 第2回:健康課題解決と学校全体での取り組みの意義 (担当:小林後任・新谷ますみ) 学校における健康課題の解決に向けた困難性について、教育実践・養護実践・教育実習での実践を踏まえてグループ討議を通して確認し、その上で、課題解決に向けて養護教諭と健康教育に関わる教諭との協働で取り組むことの意義とミドルリーダーの在り方について考察する。 第3回:健康課題解決に関わる多様な人材の理解とミドルリーダーの役割 (担当:小林後任・新谷ますみ) 学校における健康課題の解決の先駆的実践事例の分析をもとに、養護教諭と健康教育に関わる教諭の役割、教員以外の地域の専門家の役割についてグループ討議と全体発表を通して考察し、その上で、課題解決に関わる多様な人材との協働においてミドルリーダーに求められる役割について考察する。 第4回:健康課題解決に関わる学校全体での協働とミドルリーダーの役割 (担当:小林後任・新谷ますみ) 健康課題解決にあたったいくつかの実践事例の分析をもとに、協働的解決における教育効果とうまくいかない要因についてグループ討議と全体発表を通して考察し、その上で、学校全体での課題解決におけるミドルリーダーに求められる役割と能力について考察する。 第5回:健康課題解決に向けた地域との協働の在り方・協働体制の整備(1)~先駆的な実践事例の分析~ (担当:小林後任) 学校と地域が協働で健康課題の解決にあたった先駆的実践事例の分析を通して、地域との協働の在り方や、その協働体制についてグループ討議と全体発表を通して考察し、その上で、地域との協働においてミドルリーダーに求められる役割と能力について考察する。 第6回:健康課題解決に向けた地域との協働の在り方・協働体制の整備(2)~困難性とその克服~ (担当:小林後任) 実践事例の分析をもとに、健康課題の解決を学校と地域が協働で行っていくにあたり、その困難点を明らかにする。その上で地域との協働におけるトラブルの要因とその対応の在り方や解決策についてグループ討議と全体発表を通して考察し、その上で、地域との協働においてミドルリーダーに求められる役割と能力について考察する。 第7回:健康課題解決に向けた校内研修におけるミドルリーダー (担当:小林後任) 健康教育のミドルリーダーとして、健康課題解決に向けた校内研修の企画・運営・評価の在り方について考察する。 第8回:健康課題解決に向けた教育実践・養護実践とは何か (担当:小林後任) これまでの教育実践・養護実践・教育実習での実践について、自己の教育観や子ども観、教職員や地域との協働的視点を踏まえてまとめ、発表と討議を通してふり返り考察する。また、教育効果が見られた実践とうまくいかなかった実践の分析比較や先駆的な優れた教育・養護実践の事例の分析を通して、協働的養護実践の在り方について討議し、考察する。 第9回:教育問題・健康問題の発見と問題構造の明確化 ~衛生学的・医学的・解剖学的・看護学的視点から~ (担当:小林後任・相馬優樹) 勤務校における教育問題や健康問題、実習校や一般的な児童生徒の教育問題について発見、整理し、発表を通して共有する。その上で、疫学的視点を踏まえてその問題構造の明確化を図るために考察する。 第10回:教育問題・健康問題の問題構造の明確化から見える指導目標 (担当:小林後任) 教育問題・健康問題の問題構造の明確化から見える背景要因と養護教諭の専門的ニーズと児童生徒の主観的ニーズの共通化を目指す教育目標や学校全体、地域との連携を視野に入れた教育目標の在り方について考察する。 第11回:養護実践の構築と実際(1)~個別的・集団的アプローチの視点から~ (担当:小林後任・相馬優樹) 健康課題解決や養護実践における個別的・集団的アプローチの視点から、問題構造や根拠を明確にした実践計画を立案し、発表とその評価を通して考察する。 第12回:養護実践の構築と実際(2)~インクルーシブの考え方・社会問題の視点から~ (担当:小林後任・) 児童生徒の発達段階の考慮・発達に課題を有する児童生徒へのインクルーシブの考え方の視点や、児童生徒の貧困問題等、社会問題を背景とした視点から問題構造や根拠を明確にし、協働的視点での実践計画立案について、発表とその評価を通して考察する。 第13回:チーム学校として取り組む養護実践・健康教育の在り方 (担当:小林後任) 自己の捉える健康課題を取りあげながら、学校におけるミドルリーダーとして協働での課題解決に取り組む「チーム学校」の一員としての視点で、問題構造や根拠を明確にした実践計画を立案し、発表とその評価を通して考察する。 第14回:キャリアステージに応じた養護実践の在り方と研修 (担当:小林後任・) キャリアステージに応じた養護実践の向上を目指した実践研究と研修の在り方について、これまでの教職経験やこれからの教職生活を見据えて考察する。また、養護教諭の立場での研修の企画・実施・評価についても考察する。 第15回:健康課題解決に向けたミドルリーダー・養護実践のこれからの展望 (担当:小林後任・新谷ますみ) これからの学校教育や健康課題を見据えて、チームとしての学校を踏まえ、今後の養護実践の展望や、ミドルリーダーとしての展望を考察する。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
学生に対する評価 【評価の基準】 〈1〉養護教諭と教諭の協働を通した取り組みの在り方や養護の概念に関する基礎的理論について理解することができる。 〈2〉健康課題解決の実践について「チーム学校」の一員としての取り組みの在り方について考察することができる。 【評価の構成】 〈1〉最終レポート(60%) 〈2〉各テーマについての小レポート(2~15回)(20%) 〈3〉討論への参加状況など(20%) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
あおもりの教育Ⅱ健康での学びを、整理しておくこと |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
テキスト ・ドナルド・A・ショーン(2007)『省察的実践とは何か-プロフェッショナルの行為と思考』鳳書房 ・ロバート・B・ケアンズ 他(2006)『発達科学-「発達」への学際的アプローチ』ブレーン書房 ・金井壽宏,楠見孝編(2012)『実践知-エキスパートの知性』有斐閣 ・兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(2006)『教育実践学の構築』東京書籍 ・大谷尚子(2009)『新 養護学概論』東山書房 ・淵上克義,佐藤博志(2007)『スクールリーダーの原点』金子書房 |
参考文献 /bibliography |
参考書・参考資料等 ・藤田和也(1999)『養護教諭の教育実践の地平』東山書房 ・大谷尚子(2008)『養護教諭のための養護学・序説』東山書房 ・数見隆生(1994)『教育保健学の構図-「教育としての学校保健」の進展のために』大修館書房 ・北神正行,高橋香代(2007)『学校組織マネジメントとスクールリーダー』学文社 ・その他各授業の学習テーマに応じて提示する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
これまでの教育実践や養護実践について、学校内外の協働の視点で考察出来るようにしておくこと。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
月曜日 14:30~15:30 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
hiromi@hrrosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A06:政治学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
Z95:学際・新領域 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
討議やグループワークを中心とした演習を行う。一部、講義形式で行う。 メディア授業に移行した場合は、Teamsで実施します。 |
科目ナンバー /The subject number |
GP-5-3200-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
院生との日程調整の上、一部、集中講義で行うことがある。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |