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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/09/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
医学研究概論II/Basic Medical Research II
時間割コード
/Course Code
M242000002
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
医学研究科/
曜日コマ
/Day, Period
月/Mon 9
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3
主担当教員
/Main Instructor
上野 真治/UENO SHINJI
科目区分
/Course Group
大学院(博士課程) 
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
授業形式
/Class Format
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
上野 真治/UENO SHINJI 医学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
・先端的研究を推進できる高度な研究能力を修得すること。 【DP1】
・最新の医学に関する幅広い知識を修得すること。 【DP2】
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
◯現代の最新医学における課題とそれに対する挑戦について理解を深める。

◯現代医学の多岐にわたる分野において、各々の課題に対するアプローチの多様性を理解する。

◯医学分野における研究手法についても理解得を深める。

授業の概要
/Summary of the class
医学研究概論Ⅱでは、床系講座の専門研究領域における最近のトピックスと今後の展望について講義を行う。
現代医学の最前線における課題とそれに対する挑戦について理解を深め、各々の課題に対してどのような試みがなされているのかを知る機会を提供する。
各講師によるプレゼンテーションを通して、医学における問題や課題を抽出する(気づく)ことの重要性と、その課題に積極的に取り組む姿勢をくみ取っていただきたい。


授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回
10月7日(月)
題目:炎症性腸疾患における粘膜治癒を目標とした治療戦略
近年、潰瘍性大腸炎のみならず、クローン病においても治療目標として臨床的寛解にとどまらず“粘膜治癒”を達成とすることの重要性が指摘されている。炎症性腸疾患における粘膜治癒を目標とした治療戦略の現状と今後の展望、病態解明を目指した当科の研究データも踏まえて紹介する。
担当教官:消化器血液内科学講座 平賀 寛人

第2回
10月21日(月)
題目:悪性脳腫瘍に対する治療の進歩と今後の期待
悪性脳腫瘍の1つである膠芽腫に対する手術療法の改善と新規治療薬の登場により、合併症を低下させ長期生存も可能になってきた。その治療の実際を紹介し、今後の展望についても概説する。
担当教官:脳神経外科学講座 浅野 研一郎

第3回
10月28日(月)
題目:様々な観点からの抗うつ薬反応予測の試み
抗うつ薬の有効性には個人差が大きいことが知られている。より有効な治療、個別化治療を目指した抗うつ薬反応予測に関しての近年の研究を紹介し、今後の展望についても概説する。?
担当教官:神経精神医学講座 冨田 哲

第4回
11月11日(月)
題目:災害医療と原子力災害医療体制の展望
東日本大震災を契機に災害医療は重要視されていて、全ての医療関係者が具有すべき知識及び技能であると考えられている。しかし医療関係者が災害医療を学ぶ機会は少ない。大災害の経験から改良が繰り返される最近の災害医療について概説する。また近年の原子力災害対策指針改定に伴う、原子力災害医療体制の変革についても紹介する。
担当教官:救急災害医学講座 伊藤 勝博

第5回
11月18日(月)
題目:消化管を標的とした糖尿病治療
糖尿病は膵β細胞から分泌されるインスリンの作用不全(インスリン分泌低下やインスリン抵抗性亢進)で引き起こされる。以前は膵β細胞機能と標的臓器である肝臓・骨格筋が重要と考えられていた。しかし、最近では膵α細胞、腎臓、中枢神経、消化管も病態形成に重要な役割をしていることが知られている。本稿では、自研究を含め消化管と糖尿病の役割を概説し、治療戦略について解説する。
担当教官:内分泌代謝内科講座  藤田 征弘

第6回
11月25日(月)
題目:前立腺癌診断の現状と弘前大学で開発された新規体外診断薬の臨床実装
前立腺癌は日本人男性の悪性腫瘍の中で最も罹患率が高い癌の一つである。前立腺癌のスクリーニングにはPSAが使用されているが、その特異度の低さから新規バイオマーカーの開発が待たれていた。本講義では、前立腺癌の疫学、診断方法、生検の有害事象など前立腺癌診断の問題点を概説し、弘前大学で開発された新規バイオマーカー開発経緯と保険収載までの体外診断薬の臨床実装について概説する。
担当教官: 糖鎖工学講座 米山 徹

第7回
12月2日(月)
題目:実験動物の網膜機能検査
近年、遺伝子改変技術の進歩とともに多くの遺伝子改変動物(マウス)が作成されるようになっている。人では視力や視野検査などにより視機能を評価できるが、実験動物ではこれらの自覚的な検査はできないため、他覚的な評価が必要になる。現在、実験動物に対し最も行われている他覚的な視機能検査は網膜電図である。演者は今まで網膜電図の研究を長年行ってきており、遺伝子改変マウスを含む様々な動物種の網膜電図の記録をおこなってきた。本講演では、網膜電図の基礎から、動物種による網膜機能の違い、さらに演者が行ってきたマウスの網膜機能に関する研究について概説する。遺伝子改変動物を扱い、自分の扱っている実験動物の視機能評価に興味のある方にはぜひご聴講いただきたい。
担当教官:眼科学講座 上野 真治

第8回
12月9日(月)
題目:口腔が全身に与える影響
口腔疾患が全身に影響を与えることに関するエビデンスが集積され口腔の健康の重要性が認識されてきている。弘前大学においても岩木健康増進プロジェクトにより口腔内環境と全身との関連を調査検討した結果、新たな知見を得た。これらの結果について解説する。
担当教官:歯科口腔外科学講座 小林 恒

第9回
12月16日(月)
題目:感染症診療における検査の意義と評価
COVID-19流行により、一般市民においても感染症における検査の意義や評価について議論されることが多くなってきた。しかし、正確にその意義や評価が理解されていない状況である。本講義では、医師として最低限知っておくべきそれらの知識や理解を深めることを目的とする。
担当教官:臨床検査医学講座 齋藤 紀先

第10回
12月23日(月)
題目:皮膚の細胞接着因子からみる水疱症の病態
表皮細胞間および真皮表皮境界部には非常に緻密で複雑な細胞接着因子のネットワークが存在する。この細胞接着因子が自己免疫学的機序あるいは遺伝的異常により障害されると、自己免疫水疱症や遺伝性水疱症を発症する。これら細胞接着因子の観点からみた水疱症の病態について概説する。
担当教官:皮膚科学講座 赤坂 英二郎

第11回
1月6日(月)
題目:小児血液疾患の病態解明
近年、次世代シーケンサーの開発により、小児血液疾患の病態解明が急速に進展した。講義では、当科の研究を中心に最近のトピックスを紹介する。
担当教官:小児科学講座 工藤 耕

第12回
1月20 日(月)
題目:医学研究データと深層学習
近年、ニューラルネットワークが医学の分野に応用されるようになって久しい。本講では、①学習の脳内プロセス。②診断行為とキー情報。③人による特徴抽出。④機械による特徴抽出。⑤機械学習のひろがり。について概説する。
担当教官:医学医療情報学講座 佐々木 賀広

第13回
1月27 日(月)
題目:大腸癌治療の現状と今後の展望
近年、大腸癌に対する内視鏡や腹腔鏡を含めた低侵襲治療、下部直腸癌に対する肛門温存手術などで大きな進歩がみられています。現在の最先端の現状を示しながら、化学療法や放射線療法を含めた術前・術後の集学的な治療戦略など今後の展望についても紹介します。
担当教官:消化器外科学講座 三浦 卓也

第14回
2月3日(月)
題目:神経可塑性の形態学的検討
近年私たちの研究室で見出した、パーキンソン病モデルにおける可塑的形態変化について概説します。
担当教官:脳神経内科学講座 冨山 誠彦

第15回
2月10 日(月) 題目:放射線腫瘍学の挑戦:現状と将来展望
近年、治療技術の進歩により悪性腫瘍に対する放射線治療の治療成績は各段に向上している。本講義では放射線治療の進歩と当教室の臨床研究について概説する。
担当教官:放射線腫瘍学講座 青木 昌彦
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
授業への参加態度(60点)、口頭試問と筆記試験(40点)により評価する
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
適宜指示をします。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
医学、サイエンス領域の参考書全般
参考文献
/bibliography
適宜紹介する。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
講義出席の時間厳守のこと
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
上野真治(眼科学講座)
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
上野真治 uenos@hirosaki-u.ac.jp
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
Teamsによるメディア授業
科目ナンバー
/The subject number
GM-5-0002-I59
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
有/Yes
その他
/Others
Teamsによるメディア授業をライブで17時より行います。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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