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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/29 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
心理的アセスメントに関する理論と実践
時間割コード
/Course Code
G245000007
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
保健学研究科/
曜日コマ
/Day, Period
火 2
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
井上 直美/INOUE NAOMI
科目区分
/Course Group
大学院(修士課程) 専門科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
必修
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
栗林 理人/KURIBAYASHI MICHITO 保健学研究科/
斉藤 まなぶ/SAITO MANABU 保健学研究科/
大里 絢子/OOSATO AYAKO 保健学研究科/
小河 妙子/OGAWA TAEKO 保健学研究科/
井上 直美/INOUE NAOMI 保健学研究科/
岡田 敦史/OKADA ATSUSHI 保健学研究科/
櫛引 夏歩/KUSHIBIKI NATSUHO 保健学研究科/
朴 白順 保健学研究科/
大庭 輝/OBA HIKARU 保健学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
DP1.知識・技能・実践力、DP2.協調性
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
公認心理師の業務の基本として、様々な心理的アセスメントを適切に実施し、心理に関する相談、助言、指導、他職種や他分野との連携等へ応用する実践力を身につける。
授業の概要
/Summary of the class
1.公認心理師の実践における心理的アセスメントの意義について学ぶ
心理的アセスメントの意義、及び倫理面も含めた基本姿勢について学ぶ。
2.心理的アセスメントに関する理論と方法
(1)保健医療分野を中心に用いられる知能検査について学ぶ。
(2)保健医療分野で用いられる神経心理学的検査として、認知症・認知機能障害スクリーニング検査/神経心理理学的検査について学ぶ。
(3)医療場面で用いられる生理学的検査として、生理心理学的検査について学ぶ。
(4)保健医療分野で用いられる発達検査及び発達障害スクリーニング検査について学ぶ。
(5)医療場面で用いられるパーソナリティ検査について学ぶ。
(6)アセスメントとして、国際生活機能分類(ICF)、操作的診断分類(DSM、ICD)、構造化面接法、症状評価尺度、行動観察に関する理論と方法について学ぶ。
3.心理に関する相談、助言、指導等への1及び2の応用
心理的アセスメントの実践として、アセスメントで得られた情報の包括的理解、ケースフォーミュレーションの運用、アウトカムデータ・プロセスの測定と評価、医療分野での治療効果に関する情報提供、所見の書き方とフィードバック、多職種連携について学ぶ。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回 4/16(火):公認心理師の実践におけるアセスメントの意義と倫理(担当:朴白順)
 公認心理師の実践における心理的アセスメントの目的・意義・臨床応用・倫理面について学ぶ。

第2回 4/23(火):診断体系と評価法(担当:井上直美)
 国際生活機能分類(ICF)、操作的診断分類(DSM、ICD)について学ぶとともに、診断・スクリーニング法としての構造化面接、症状評価、行動観察に関する理論と方法、及び、これらの評価方法の特性と限界について学ぶ。

第3回 4/30(火):知能検査について①(WISC-Ⅴの概要)(担当:大里絢子)
 保健医療分野を中心に用いられる子どもの知能検査法の代表的なものであるWISC-5について、その特性、実施上の注意点について学ぶ。

第4回 5/7(火):知能検査について②(WISC-Ⅴの実施と結果処理)(担当:大里絢子)
 保健医療分野を中心に用いられる 子どもの知能検査法の代表的なものであるWISC-5について、結果処理の仕方、解釈法、所見の書き方、フィードバック方法について学ぶ。

第5回 5/14(火):知能検査について③(WAIS-IVの概要)(担当:大里絢子)
 保健医療分野を中心に用いられる成人の知能検査法の代表的なものであるWAIS-IVについて、その特性、実施上の注意点について学ぶ。

第6回 5/21(火):知能検査について④(WAIS-IVの実施と結果処理)(担当:大里絢子)
 保健医療分野を中心に用いられる成人の知能検査法の代表的なものであるWAIS-IVについて、結果処理の仕方、解釈法、所見の書き方、フィードバック方法について学ぶ。

第7回 5/28(火):神経心理学的検査(担当:朴白順)
 保健医療分野で用いられる神経心理学的検査として、 Wechsler Memory Scale - Revised (WMS-R)やAlzheimer's Disease Assessment Scale (ADAS) 等の認知症・認知機能障害スクリーニング検査・神経心理学的検査について学ぶ。

第8回 6/4(火):生理学的検査(担当:朴白順)
 医療場面で用いられる生理学的検査として、睡眠ポリグラフ、脳波検査、自律神経検査等について学ぶ。

第9回 6/11(火):発達検査(担当:大里絢子)
 保健医療分野で用いられる発達検査として、新版K式などについて学ぶ。

第10回 6/18(火):発達障害スクリーニング検査(担当:大里絢子)
 保健医療分野で用いられる発達障害スクリーニング検査として、遠城寺式・乳幼児分析的発達検査表、日本版デンバー式発達スクリーニング検査などについて学ぶ。

第11回(火)6/25(火):パーソナリティ検査①(質問紙法)(担当:朴白順)
 医療場面で用いられるパーソナリティ検査のうち、主に質問紙法について学ぶ。

第12回 7/2(火):パーソナリティ検査②(描画法等)(担当:大里絢子)
 医療場面で用いられるパーソナリティ検査のうち、主に描画法について学ぶ。

第13回 7/9(火):ロールシャッハ・テスト(R-PAS)(担当:井上直美)
 ロールシャッハ・テストの新体系であるR-PASのコーディングについて、学部で学修した包括システムからの改善点を重点的に学ぶ。

第14回 7/23(火):事例検討①(担当:井上直美)
 複数の心理検査の結果を統合した所見の作成、及びケースフォーミュレーションについて学ぶ。

第15回 7/30(火)(最終回):事例検討②(担当:井上直美)
 リファーの目的に応じたアセスメント結果のフィードバック方法、及び治療的アセスメントについて学ぶ。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
【評価の基準】
1. 心理アセスメントの意義について説明できる。
2.心理アセスメントが適切に実践できる。
3. 心理アセスメントの所見をまとめ、相談者、他職種や他分野にわかりやすくにフィードバックができる。

【評価の構成】
 1.発表・討論の内容及び状況(50%)
 2.レポート課題(50%)
上記を合算して、最終的な成績評価を行う。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
予習:取り上げる心理検査については,これまでの講義資料や図書等で確認をしておく。復習:レポート作成やそれに対する教員からのフィードバックを通じて,各検査の実施や解釈等について理解を深める。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
適宜、資料等を配付する。
参考文献
/bibliography
・グレゴリー・J・メイヤー、他 著『ロールシャッハ・アセスメントシステム―実施、コーディング、解釈の手引き』金剛出版(2014)
・スティーブン・E・フィン著、 野田昌道 他 翻訳『治療的アセスメントの理論と実践―クライアントの靴を履いて』金剛出版(2014)
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
担当教員ごとに指示をします。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
随時担当教員へ連絡ください。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
担当教員ごとに指示をします。
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A10:心理学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
該当なし
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
学生による検査の実習を中心とし,ディスカッションや教員による講義も行います。
科目ナンバー
/The subject number
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
担当教員は,これまで心理支援の現場でアセスメントを活用してきた経験に基づき,授業を実施する。
本実習は基本的に対面授業を予定しているが、コロナウィルス感染症の感染状況等に応じて適宜、メディア授業に移行する可能性がある。その場合におけるメディア授業の媒体はMicrosoft Teamsを用いて行う。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
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