科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
地盤震動工学特論/Advanced Lecture on Engineering Earthquake Ground Motion |
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時間割コード /Course Code |
C241000016 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
地域共創科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
火 1 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
片岡 俊一/KATAOKA SHUNICHI |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専攻科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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片岡 俊一/KATAOKA SHUNICHI | 理工学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
A1,B1 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
・地表で観測される地震動は表層地盤の影響を強く受けていることを理解し,その影響を地震動予測に組み込む考え方を身につける。 ・表層地盤の調査方法について理解する。 ・表層を一次元地盤と考えた場合の線形時の理論増幅特性の計算方法を身につける。 ・表層の力学特性が非線形となった場合の応答計算方法を学び,実際に計算できるようになる。 |
授業の概要 /Summary of the class |
地震に対して構造物を安全に作るために行う地震動予測では,表層付近での地震動の増幅を適切に評価する必要がある。この授業では,この点について学ぶ。まず,実例から影響の強さを学び,ついで,表層付近の影響を地震動予測に組み込む考え方を学ぶ。一方で,表層付近の地盤構造を知る方法を学ぶ。さらに,一次元地盤構造を対象に,下方から入射する地震動の増幅特性を理論的に学ぶ。最後に,地盤材料の非線形特性を学び,これを踏まえた地震動の増幅計算の方法を学ぶ。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回(4月16日):授業の概要説明 地震動の発生から伝播を題材に,この授業で取り扱う範囲について説明する. 第2回(4月23日):地盤中の地震動伝播と地震動 表層付近での地震動の増幅例を示し,地震動に与える表層の影響が大きいことを説明する。 第3回(4月30日):地震応答解析の流れ・入力地震動 耐震設計の為の地震動予測の流れを説明し,その際に用いられる地震動について解説する。 第4回(5月7日):地盤調査の方法(概要) 地震動予測の為の地盤調査方法について,全般的に説明する。 第5回(5月14日):S波速度) 地震動予測の為に特に重要なS波速度構造を求める方法について詳細に説明する。 第6回(5月21日):重複反射理論(無減衰の場合) フーリエ変換と波動方程式を説明した後に,鉛直下方から水平成層形地盤に入射するS波を対象とし,波動伝播を理論的に扱うために波動方程式や層境界での反射屈折を説明する。 第7回(5月28日):重複反射理論(減衰がある場合) 地盤に減衰を導入する方法を説明する。 第8回(6月4日):重複反射理論 重複反射理論を適用して,演習を行う。 第9回(6月11日):地盤材料の力学特性の基礎 地盤材料は容易に非線形挙動をすることから,地盤材料の力学特性の基礎を説明する。 第10回(6月18日):地盤材料の非線形挙動 前回の講義を踏まえて,地盤材料の非線形挙動について説明する。 第11回(6月25日):室内試験とその整理方法 地震応答解析の際に地盤材料の非線形特性をどのように扱うかを説明する。 第12回(7月2日):地震応答解析に用いる力学特性の求め方 力学特性を求める実験とその整理方法について説明する。 第13回(7月9日):等価線形化法 地盤材料の非線形性に配慮した地震応答解析手法である等価線形化法について,その原理を説明する。 第14回(7月23日):等価線形化法の改良 現在提案されている等価線形化法の各種改良手法について説明する。 第15回(7月30日):数値解析の際の注意事項 無償で公開されている等価線形化法のプログラムを用いて,実際に計算を行う際の注意点を説明し,課題の解説を行う。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
前半部分の線形応答に関しての計算課題と後半部分の等価線形解析について計算課題を課し,その結果で全体の80%を評価する。加えて,地盤構造の調査法に関して課題を課し,その結果を全体の20%として評価する。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
教科書の授業の内容に対応する範囲を読んでから授業に臨み,数式の展開については自分自身で行ってみる。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
吉田望(2011)『地盤の地震応答解析』鹿島出版会 |
参考文献 /bibliography |
斎藤正徳(2009)『地震波動論』東京大学出版会 日本建築学会(2016)『地盤震動と強震動予測 基本を学ぶための重要項目』丸善出版 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
理工学部で開講されている「地震防災学」の内容を理解しているものとして講義を進めます. |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
木曜日,16:30~17:30 なお,この時間帯以外での面会を希望する場合は,事前に連絡すること。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
kataoka @ hirosaki-u.ac.jp http://www.st.hirosaki-u.ac.jp |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
C22:土木工学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
B17:地球惑星科学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
C23:建築学およびその関連分野 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式ですが,PCを使った計算実習も行います. メディア授業に移行した場合は、Teamsを用います. |
科目ナンバー /The subject number |
GC-5-1324-C22 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |