科目一覧へ戻る | 2024/03/29 現在 |
開講科目名 /Course |
都市社会学特論/Advanced Lecture on Urban sociology and urban anthropology |
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時間割コード /Course Code |
C242000008 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
地域共創科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
火 1 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
白石 壮一郎/SHIRAISHI SOICHIRO |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専攻科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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白石 壮一郎/SHIRAISHI SOICHIRO | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
A1 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
都市社会学・都市人類学の基礎的な理解枠組みを平易に噛み砕きながら学び,そこから議論する力,調査のための仮説やプランを作る力をつけていく。エスノグラフィ(質的研究),量的研究の双方の成果を参照しながら理解をすすめる。 |
授業の概要 /Summary of the class |
少子高齢化時代の地方都市の社会経済と生活世界のあり方について,農村部や大都市部との人口移動,交流人口,関係人口などの連関を踏まえて学んでいく。まず,近代化とともにすすむ人口移動と都市化について学び,この歴史過程で農村-都市関係がどのように変容したのかを考察する。次に,近代の都市生活によって出現した社会関係の特徴について,事例研究から学ぶ。さらに,人口還流(Uターン)・Jターン・逆流(Iターン),交流人口など後期近代に入って顕著になった人口の動きや,近年の地元志向や家族の変容について資料をふまえて,地方都市のもつ意味について議論する。また,講義を通じて日本の事例・資料だけではなく,適宜,海外の地域社会の事例・資料も参照する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 10/1(火):イントロダクション 講義の目的と形式,15回分の概要などを確認する。近代都市とは何か,都市社会学・都市人類学とはどのような社会事象を守備範囲に入れているかを概説する。 第2回 10/8(火):都市化と近代都市 都市化とは何か,複数タイプの都市の成り立ちを学ぶ。日本における近代都市・近代農村の成立を概説し,身近な地方都市を例にとって議論する。 第3回 10/22(火):農村-都市関係(1)戦後日本の向都離村 戦後日本の農村-都市間の地域移動,地域移動と社会移動との関連について,統計データおよび社会学の業績から学ぶ。 第4回 10/29(火):農村-都市関係(2)第三世界の都市化 アフリカ・アジア諸国の農村-都市間の地域移動と都市化の特徴について,統計データおよび人類学の業績から学ぶ。 第5回 11/5(火):都市生活の社会関係(1)都市における親族的関係 都市における社会関係について,初期シカゴ学派の社会解体論,新シカゴ学派の非生態学的立場の業績から,その調査法も含めて学ぶ。 第6回 11/12(火):都市生活の社会関係(2)都市下位文化の発達 アーバニズムと都市下位文化研究の業績から,都市度にしたがって発達する同類結合による社会関係について,その調査法も含めて学ぶ。 第7回 11/19(火):都市生活の社会関係(3)アフリカの都市的世界 東南部アフリカにおける植民地期・ポスト植民地期の都市の社会状況に関して,マンチェスター学派および日本の都市人類学の業績から,その調査法も含めて学ぶ。 第8回 11/26(火): ブリッジ(中間まとめ) 社会学や人類学の都市の捉え方の特徴,調査法などをふりかえり,現在の日本の地方都市の調査にどのように活かせるかを議論する。 第9回 12/3(火):人口還流の可能性(1)都市-農村移動 日本の都市-農村移動の実態について,統計データや研究業績から学び,その傾向の歴史的な推移,人口還流を可能にする要因,困難にする要因などについて議論する。 第10回 12/10(火):人口還流の可能性(2)地方都市住民のモビリティ 近年の日本の地方都市での住民の地域移動の履歴や日常的なモビリティの特徴について,調査データをもとに学び,地方都市の暮らしやすさ・暮らしにくさについて議論する。 第11回 12/17(火):農村-都市交流(1)交流人口・関係人口 近年提唱される交流人口や関係人口について,具体的な事例研究の業績を踏まえて,農村・地方都市の社会に与えうる影響について議論する。 第12回 12/24(火):農村-都市交流(2)観光とホスト社会 ルーラル・ツーリズムなどの取り組みがホスト社会(農村・農家)に与える再帰的影響について,具体的な事例研究の業績を踏まえて議論する。 第13回 1/7(火):多文化化する都市(1)地方都市での異文化との出会い 近年の地方都市の多文化化について,国内の外国人労働者や技能実習生の事例をもちいて,青森県内地方都市での多文化的活性の可能性について議論する。 第14回 1/21(火):多文化化する都市(2)労働世界の多文化化 グローバル企業の労働現場の文化接触について,海外進出した日系企業の現場エスノグラフィーをもとに議論する。 第15回 1/28(火): まとめ 講義全体を振り返り,議論する。 * 講義内容は、変更することがあります。その場合は、初回のガイダンスで変更後の内容をお知らせします。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
講義と議論をふまえた小レポートの提出を5回程度もとめる。この小レポートの内容によって評価する。講義で解説された理解枠組みを有効に利用していること,この先の研究につながる議論ができていること,調査可能な見通しがあること,などの観点から評価する。 * 但し、受講者が少数の場合は小レポートは課さずに、講義中の議論を重視した評価をおこなう。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
必要に応じて予習(参考論文の下読み)を指示する。復習は各自しておくことをすすめるが、やり方は講義で伝える。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
テキストは使用せず,レジュメを使用したレクチャーを45分間行い,その後質疑応答とディスカッションへと移行する。 |
参考文献 /bibliography |
必要最小限の文献や資料は適宜指示あるいは配布する。参考文献のリストは,第1回で提示する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特になし |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
月曜日 10時20分から11時50分 又は 月曜日 12時50分から14時20分 なお,この時間帯以外での面会を希望する場合は,事前に連絡すること。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
なし |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A04:地理学,文化人類学,民俗学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A08:社会学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
Z95:学際・新領域 |
地域志向科目 /Local intention subject |
地域志向科目 |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
参考文献および配布レジュメ内容をもとにした講義が6割、それをふまえた議論が4割 |
科目ナンバー /The subject number |
GC-5-1310-A04 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
近代以降の日本国内人口の農村-都市移動、人口還流や農村-都市間の交流人口については、青森県の事例を主として扱う。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |