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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
内分泌・代謝学Ⅱ/Endocrinology and Metabolism
時間割コード
/Course Code
4252000043
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
医学部医学科/
曜日コマ
/Day, Period
火/Tue 4
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
1.0
学年
/Year
3
主担当教員
/Main Instructor
藤田 征弘/FUJITA YUKIHIRO
科目区分
/Course Group
専門教育科目 専門科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
必修
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
藤田 征弘/FUJITA YUKIHIRO 医学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル3
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○内分泌代謝学の基礎となる,細胞間情報伝達系の調節機序とネットワーク機構を理解する。
○科学的な観点から,各種内分泌代謝疾患を,機序,病態の面から理解する。
○疾患の病態生理を理解した上で,いかに診断するかを学び,病態の改善を目指したた治療を理解する。合わせて,患者さんの生活の質を健常人と変わらぬものとする,あるいは,健常人と変わらぬ寿命の確保に繋がる治療が重要な事を理解する。
授業の概要
/Summary of the class
1.人体の恒常性の維持に内分泌代謝系がどの様に関与しているか理解する。
2.内分泌代謝系の異常がどの様に種々疾患病態に関与するのかをを理解し,現在の治療法の意義と,これからの発展性について理解する。
3.代謝疾患として有病率が高く,社会的にも重要な疾患と位置づけられている糖尿病に関しては,その意義,治療目標,方法等,をより詳細に理解する。
4.いくつかの治療法が進んできた希少疾患に関しても,その進歩含めてより詳細に理解する。
5.疾患と遺伝要因との関連を理解する。

モデル・コア・カリキュラム
PS-02-11 妊娠と分娩
PS-02-11-05 疾患

モデル・コア・カリキュラム
PS-02-14 内分泌・栄養・代謝系
PS-0214-01 内分泌・栄養・代謝系の構造と機能について基本的事項を理解している
PS-0214-02 内分泌・栄養・代謝系でみられる症候について理解している。
PS-0214-03 内分泌・栄養・代謝系で行う検査方法について基本的事項を理解している。
PS-0214-04 内分泌・栄養・代謝系疾患に特異的な治療法について基本的事項を理解している。
PS-0214-05 内分泌・栄養・代謝系の疾患・病態について病因、疫学、症候、検査、診断、治療法を理解している。
PS-0214-05 メタボリックシンドロームの病態について理解している。

PS-03-01 遺伝医療・ゲノム医療
PS-03-01-02 家系図を作成し、評価できる。
PS-03-01-03 生殖細胞系列変異と体細胞変異の違い、遺伝学的検査の目的と意義について理解している。

CS-02 基本的診療知識
CS-02-04-34 食事・栄養療法と輸液療法 栄養アセスメント、栄養ケア・マネジメント、栄養サポートチーム(nutrition support team <NST>)、疾患別の栄養療法を説明できる。
CS-02-04-35 各種補液製剤(ビタミン、微量元素を含む)の特徴と病態に合わせた適応、投与時の注意事項を説明できる。
PS-02-08-04, CS-02-04-35 経静脈栄養と経管・経腸栄養の適応、方法と合併症、長期投与時の注意事項を説明できる。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回 10月 7日(火)
(題目:糖尿病総論)
糖代謝のメカニズムを理解すると共に,糖尿病とはどの様な疾患かを学ぶ。 藤田 征弘 (内分泌代謝内科)

第2回 10月 21日(火)
(題目:糖尿病の分類,成因,診断, 妊娠糖尿病の診断治療)
糖尿病の種々の成因を理解し,その成因に基づく分類,診断基準,診断法について学ぶ。妊娠糖尿病とそのマネージメントについて学ぶ 柳町 幸 (内分泌代謝内科)

第3回 10月28日(火)
(題目:糖尿病の治療)
糖尿病の治療法(食事,運動,薬物療法(インスリンを含む)について学ぶ。 田辺 壽太郎 (内分泌代謝内科)

第4回 11月4日(火)
(題目:低血糖)
低血糖をきたす疾患(薬剤性を含む)について理解し,その鑑別診断,治療法について学ぶ。 丹藤 雄介 (保健学科)

第5回 11月11日 (火)
(題目:糖尿病合併症(1))
糖尿病慢性合併症 (細小血管)について,その成因,症候,診断,治療法を学ぶ。 松橋 有紀 (内分泌代謝内科)

第6回 11月18日(火)
(題目:糖尿病合併症(2))
糖尿病慢性合併症(大血管障害)と急性合併症について,その成因,症候,診断,治療法を学ぶ。 松橋 有紀 (内分泌代謝内科)

第7回 11月25日(火)
(題目:脂質代謝異常)
臨床的に問題となる脂質代謝異常について理解し,その分類,診断,治療薬の作用,種類とその適応について学ぶ。 松木 恒太 (内分泌代謝内科)


第8回 12月2日(火)
(題目:肥満、メタボリック症候群、痩せ) 
肥満症という概念と治療法について学ぶ。メタボリック症候群について他の代謝疾患との関わりを学ぶ。さらに痩せについても学ぶ。 藤田 征弘 (内分泌代謝内科)

第9回 12月9日(火)
(題目:消化吸収機構、消化管ホルモンと産生腫瘍、)
消化管ホルモンについて種類と作用を理解し,臨床的に重要な各ホルモン産生腫瘍について学ぶ。消化吸収のメカニズムを理解し,その異常の診断,治療法を学ぶ 丹藤 雄介 (保健学科)

第10回 12月16日 (火)
(題目:臨床栄養学(1):人体栄養アセスメントと治療学プランニング)
栄養評価方法とそれにもとづいた栄養療法のプランニング方法を学ぶ。 柳町 幸 (内分泌代謝内科)

第11回 12月23日(火)
題目:臨床栄養学(2):栄養障害の管理と治療:ビタミンと微量元素)
栄養障害に対する栄養療法の管理と実践方法を学ぶ。ビタミンと微量元素の欠乏でおこる障害について学ぶ。 柳町 幸 (内分泌代謝内科)


第12回 1月 6日(火)
(題目:核酸代謝異常、高尿酸血症、糖原病)(題目:代謝異常、糖原病)
核酸代謝を理解し,高尿酸血症の分類,診断と治療について学ぶ。 グリコーゲン代謝を理解し,糖原病の分類と診断について学ぶ。  松木 恒太 (内分泌代謝内科)

成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
試験により60%以上を合格と評価する。  試験はマークシート式である。
成績は秀,優,良,可,不可の5段階で評定し,不可(60%未満)の場合は単位を付与しない。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
1)内分泌代謝学で教える,生命維持,調和のとれた生体活動の調整の機構を理解する為に,予め清書に目を通しておく事が有用。
2)授業では,基本的な内容から理解を深めるように積み上げ方式で講義を進めるので,復習し,過去の内容を念頭に置いて次の事業に臨める事が望ましい。
3)内分泌代謝学の内容は豊富なので,とても授業では説明しきれない。コアな部分は確実に講義に盛り込むが,その周辺,あるいは,興味を持った部分のの理解を深めるためにも講義の資料に依存するのではなく,清書を購入し参照する事を薦める。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
授業中に適時プリントを配布する。参考文献欄に記載した書籍を含む,種々の書籍を参照してください。
参考文献
/bibliography
内科学(朝倉書店),イヤーノート内科・外科編(メデックメデイア),糖尿病治療ガイド(文光堂),科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン(南江堂),脂質異常症治療ガイド(日本動脈硬化学会),臨床栄養学(南山堂),静脈経腸栄養ガイドライン(照林社),など。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
内分泌・代謝に関する基本的な生化学,生理学の知識を有することを前提に授業を行う。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
担当代表教員:火 午後4時~6時
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
藤田 征弘 yfujita@hirosaki-u.ac.jp
HP (内分泌代謝内科学講座):http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~inter3/
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
I54:生体情報内科学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
I53:器官システム内科学およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
I52:内科学一般およびその関連分野
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
実務経験
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
スライドとプリントに基づいた授業を行う
科目ナンバー
/The subject number
M1-3-0123-I54
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
・医学の分野は日々進んでいる。ただ覚えるのではなく,その病態,機序を理解する事が重要で,それが有れば 日々の変化の理由が理解でき,翻って,確実な記憶にも繋がる。
・講義内容には病院等での医師としての実務経験に関する内容が含まれる。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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