科目一覧へ戻る | 2025/03/26 現在 |
開講科目名 /Course |
司法・犯罪心理学 |
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時間割コード /Course Code |
6252000042 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
医学部心理支援科学科/ |
曜日コマ /Day, Period |
他 |
開講区分 /Semester offered |
集中 |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
心理支援科学科教員 |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門応用科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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中里 和弘/NAKAZATO KAZUHIRO | 保健学研究科/ |
朴 白順/PAKU PEKUSUN | 保健学研究科/ |
心理支援科学科教員 | 保健学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
(1)犯罪・司法についての科学的研究のアプローチ方法について説明できるようになる(見通す力)。 (2)犯罪心理学、司法心理学についての基本的な用語、知識について説明できるようになる(見通す力)。 (3)犯罪や司法の問題について、学問的な成果を元に犯罪現象について心理学的な観点から論ずることができるようになる(解決していく力)。 |
授業の概要 /Summary of the class |
司法・犯罪心理学は、犯罪に関する人間行動を科学的に解明していく学問であるが、なぜ犯罪が起きるのかについて検討する「犯罪原因論」、犯罪捜査への心理学の応用について検討する「捜査心理学」、犯罪者の行動について理解する「犯罪者行動論」、犯罪者や非行少年をいかに更正させていくかについて検討する「矯正心理学」、裁判所で扱う心理的なコンフリクトの解決を支援する「司法心理学」などの分野がある。この授業では、これらの領域を概観したあと、心理学の専門家として活動する場合に必要となる以下の知識についてくわしく説明する。(1)精神鑑定と犯罪者のアセスメント、(2)少年法と非行・少年犯罪、(3)家族関係と司法、具体的には、精神鑑定のシステム、統合失調症と犯罪、感情障害と犯罪、少年の凶悪犯罪をどうみるか、連続殺人と大量殺人、少年法と刑事訴訟法の概略、司法制度の中の心理職の役割、非行と少年犯罪の動向、離婚、養育権、子どもの奪い合い裁判、司法心理学領域におけるアセスメント、心理職としての意志決定などである。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 司法犯罪心理学の概要(1)原因論 司法犯罪心理学のテーマと目標、研究法について概観し、犯罪原因論について概要を説明する 第2回 司法犯罪心理学の概要(2)プロファイリング プロファイリングについて具体例を元に解説する 第3回 司法犯罪心理学の概要(3)更正・被害者心理 矯正分野および裁判所における心理職の役割について解説する 第4回 司法犯罪心理学の概要(4)司法心理学 家族法の概要、家事審判における心理職の役割について解説する 第5回 精神鑑定の概要 精神鑑定とは何か、心理職は何をするのか、アセスメント・面接の方法、責任能力の考え方 第6回 統合失調症と犯罪 統合失調症の概要、アセスメントの方法、統合失調症と犯罪の関係、ケース検討 第7回 感情障害と犯罪 感情障害の概要、アセスメントの方法、感情障害と犯罪の関係、ケース検討 第8回 発達障害と犯罪 発達障害の概要、アセスメントの方法、発達障害と犯罪の関係、ケース検討 第9回 少年法と心理職の役割 少年法と心理職の役割について解説する 第10回 少年非行の原因理論 少年非行の原因理論について解説する 第11回 少年非行についてのケース研究のディスカッション 少年司法について理解した上で心理職の立場からケースを検討する 第12回 少年非行についてのケース研究のディスカッションの発表 第11回のディスカッションの発表と議論、講評を行う 第13回 司法心理学についてのディスカッション 親権についての調査官のアセスメントについての模擬ケースの検討 第14回 司法心理学についてのディスカッションの発表 第13回のディスカッションの発表と議論、講評を行う 第15回 離婚・親権・面会交流・家族法 心理職について必要な民法の家族編について解説し、具体的なケースについて討論する |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
レポート(80%)、授業中のコメント、小テスト(20%) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
テキストの該当する章を読み、あらかじめ予習課題を行ってくる。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
越智啓太(著) progress and application 司法犯罪心理学 サイエンス社 |
参考文献 /bibliography |
越智啓太(著)ケースで学ぶ犯罪心理学 北大路書房 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
内容として、不法行為や犯罪、暴力など不快なものも含みます。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
授業後に直接聞きに来ていただければ、できる限り対応します。また、長くかかる場合にはZOOMやメールで対応します。 心理職公務員(家裁調査官、法務技官、科捜研、国家・地方心理職)の受験を考えている学生などについては、申し出ていただければ、個別相談に対応するほか、別途時間を設けて勉強方法、職務内容、福利厚生、仕事のやりがい等について説明します。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
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学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A10:心理学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
実務経験 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
基本的にパワーポイントを使用した講義形式です。 |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
担当教員は司法・犯罪領域に関する研究業績を有しており,その知見や経験に基づき授業を実施する。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |