科目一覧へ戻る | 2025/03/26 現在 |
開講科目名 /Course |
地震学I/Seismology I |
---|---|
時間割コード /Course Code |
7252000087 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
理工学部/ |
曜日コマ /Day, Period |
月/Mon 3 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
平野 史朗/HIRANO SHIRO |
科目区分 /Course Group |
専門教育科目 専門応用科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
---|---|
平野 史朗/HIRANO SHIRO | 理工学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
---|---|
対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 CP・DP 3 学び続ける力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
* 地震学の基本的な用語と概念を、それらが確立された背景と共に理解する (DP1・DP2・DP3) * 上記概念を表現するための数理的・物理的方法論を理解する (DP1・DP2・DP3) * 地震学において「何が分かっているか」だけでなく、「何が分かっていないか」を知る (DP1・DP2・DP3) |
授業の概要 /Summary of the class |
「地震学」の前半部分の科目として、下記3つのテーマを学びます: * 地震学の立場から見たプレートテクトニクス * 個々の震源像や多数の地震の統計的性質 * 地震波が地球内部を伝わる様子と、そこから分かること |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
* 第01回: 地震学入門への入門:地震学の立ち位置と歴史 * 第02回: プレートテクトニクス(1): 地球表層の動き * 第03回: プレートテクトニクス(2): 地震との関わり * 第04回: 震源の表現(1): バネと摩擦と、質点の滑り運動 * 第05回: 震源の表現(2): 多重連結バネ-質点系の場合 * 第06回: 震源の表現(3): 断層の動きと拡がり * 第07回: 学習状況の確認(試験を含む) * 第08回: 地震活動(1): 多数の地震の統計的性質 * 第09回: 地震活動(2): 巨大地震の発生間隔 * 第10回: 地震波(1): 震源を中心とする固体の変形 * 第11回: 地震波(2): 地震波の性質と震源位置の推定 * 第12回: ゲスト講演 * 第13回: 地球内部構造(1): 波の反射・屈折・散乱・減衰 * 第14回: 地球内部構造(2): 地震波による地球内部の透視 * 第15回: 学習状況の確認(試験を含む) 都合により講義の順番が前後する場合や、オンライン授業となる場合があります。また、授業の進行状況等により、シラバスと実際の内容が異なる場合には、その都度説明します。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
中間評価(中間試験):50% 期末評価(期末試験):50% 上記を合算して最終的な成績評価を行う予定です。ただし、講義への参加度を補助的に考慮する場合があります。評価方法に変更がある場合は講義中に説明します。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
予習について: 講義資料は Teams を通じて配布します。配布資料を一読して授業内容を把握し、もし資料内で「既知のもの」として扱われている基礎的な知識や考え方において不明箇所がある場合は、独習しておいてください。特に高校で学ぶ数学については、講義までに把握しておくことが必要不可欠です。 復習について: 地震学的な観察事実・それを説明する物理学的思考・そして計算のための数学的手法の3つを把握して初めて理解に到達したと言えます。よって講義で登場した話題につき、3者とも復習してください。具体的には、各講義資料にて提示される「例題」などを自力で解けるようになることが復習のゴールです。物理学 (主に力学) や数学の理解が不足していると感じられた場合は、「その他」に記載のリメディアル教育も受講してください。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
教科書は使用しません。配布した資料に基づいて講義を実施します。 データ検索・可視化用に、以下の web サービスを教材とすることがあります。 Google map https://www.google.co.jp/maps/ Seismic Explorer https://seismic-explorer.concord.org/ USGS Latest Earthquakes https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/ |
参考文献 /bibliography |
地震学について広範な話題を紹介する入門書。 + 井出哲 「絵でわかる地震の科学」 講談社 + Christopher H. Scholz 「地震と断層の力学」(訳: 柳谷俊, 中谷正生) 古今書院 地震波と震源の数理モデルについて記載が豊富。 + Keiiti Aki & Paul G. Richards 「地震学 定量的アプローチ」(訳: 上西幸司, 亀伸樹, 青地秀雄) 古今書院 + 纐纈一起 「地震 どのように起きるのか」 丸善出版 一部に20世紀初頭の地震学的なプレートテクトニクスの裏付けが記された歴史的意義の高い書。 + Alfred L. Wegener 「大陸と海洋の起源」(訳:竹内均) 講談社 震源の理解に必要な摩擦の入門書。一部に岩石や地震の話題あり。 + 松川宏 「岩波講座 物理の世界 摩擦の物理」 岩波書店 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
地震学分野で卒業研究を行うためには、本科目の内容を理解していることが要求されます。同時に開講されている固体地球物理学では、本科目に密接に関連した内容を扱います。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
講義前後にも受け付けますが、教室利用時間が限られます。 十分な議論のためには、 Microsoft Teams のチャット機能か、メールを利用してください。 オフィスアワー: 水曜日13:00−15:00@理工1号館226 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
https://interfacial.jp/ 最下部に連絡先が記載されています。 また、動的な教材を、このドメイン以下の場所に公開し、 Microsoft Teams でアナウンスする場合があります。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
B17:地球惑星科学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
教室にて対面講義形式で実施します。ただし大学の定めるメディア授業期間、および講師の出張時に、メディア授業を実施する場合があります。 |
科目ナンバー /The subject number |
0 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
本講義は初歩的な数学と力学に習熟していることを前提として行われます。基礎学力の補強が必要な場合は、オンデマンド型の補習授業「リメディアル教育」 https://gkm.hirosaki-u.ac.jp/kyoikuinfo/syllabus/remedial.html を受講してください。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |