基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	化学の基礎Ｄ／Fundamentals of Chemistry D
時間割コード ／Course Code	8252000007
開講所属 ／Course Offered by	農学生命科学部／
ターム・学期 ／Term・Semester	2025年度／Academic Year　　後期
曜日コマ ／Day, Period	木／Thu　3
開講区分 ／Semester offered	後期／second semester
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	岩井 邦久／IWAI KUNIHISA
授業形式 ／Class Format	講義科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Faculty/Department
前多 隼人／MAEDA HAYATO	農学生命科学部／
岩井 邦久／IWAI KUNIHISA	農学生命科学部／
中島 晶／NAKAJIMA AKIRA	農学生命科学部／

難易度（レベル） ／Level	レベル2
対応するＣＰ／ＤＰ ／CP/DP	CP・DP　１　見通す力
授業としての具体的到達目標 ／Concrete arrival target as the class	・有機化合物の化学反応の理解に必要な有機化学の基礎を理解すること (見通す力)。
授業の概要 ／Summary of the class	・本学科で学ぶ植物、 食品、 微生物等の生命体は有機化合物を主体として成り立っており、必要な物質は生体内の化学反応で生成します。その有機化合物と有機物質の反応メカニズムを電子の挙動を中心に学びます。
授業の内容予定 ／Contents plan of the class	第1回 (10/2)：有機化合物の結合と構造式（担当：前多） 　有機化合物の結合と構造式、有機分子の表し方について学びます。 第2回 (10/9)：結合の開裂・生成と電子の動き（担当：前多） 　結合の開裂・生成と電子の動き、巻矢印の使い方を学びます。 第3回 (10/16)：電子の偏りと結合の分極、電子の非局在化と共鳴効果（担当：前多） 　電気陰性度が引き起こす効果、共鳴構造とその安定性について学びます。 第4回 (10/30)：酸と塩基（担当：前多） 　酸と塩基を電子の動きから理解し、基本的な考え方を学びます。 第5回 (11/6)：求核剤と求電子剤、中間試験（担当：前多） 　反応の求核剤と求電子剤について、電子の受け取りやすさ・与えやすさから学びます。中間試験を行います。 第6回 (11/13)：電子軌道（担当：岩井） 　電子の空間的な広がりと結合を軌道から学びます。 第7回 (11/20)：立体構造（担当：岩井） 　有機化合物の立体構造について、三次元的に分子構造を学びます。 第8回 (11/27)：有機反応の分類（担当：岩井） 　有機反応の起こる仕組みを学びます。 第9回 (12/4)：求核置換反応（担当：岩井） 　炭素の反応性から求核置換反応を学びます。 第10回 (12/11)：脱離反応、中間試験（担当：岩井） 　π結合が生成する脱離反応を学びます。中間試験を行います。 第11回 (12/18)：求電子付加反応（担当：中島） 　σ結合が生成する求電子付加反応を学びます。 第12回 (12/25)：求核付加反応（担当：中島） 　カルボニル基がもたらす求核付加反応を学びます。 第13回 (1/8)(メディア授業)：付加　脱離による求核置換反応（担当：中島） 　カルボニルによる付加-脱離による求核置換反応を学びます。 第14回 (1/22)：付加　脱離による求電子置換反応（担当：中島） 　芳香族化合物の付加-脱離による求電子置換反応を学びます。 第15回 (1/29)：ラジカル反応、期末試験（担当：中島） 　ラジカル反応を学びます。期末試験を行います。
成績評価方法及び採点基準 ／A scholastic evaluation method and marking standard	中間評価と期末評価を合わせて評価します。評価は全て試験で、3回の試験 (第5回と第10回の中間試験、第15回の期末試験) を行い、3回の平均を評価点 (100%) とします。
予習及び復習等の内容 ／Contents such as preparations for lessons and the review	・各回は教科書の章立てに対応しているので、授業予定に合わせて教科書で予習してください。 ・教科書の例題、設問、章末問題を解く等により復習してください。 ・予習・復習60時間。
教材・教科書 ／The teaching materials, textbook	富岡秀雄, 他 著：有機化学の基本, 化学同人, ISBN978-4-7598-1559-7, 2013年.
参考文献 ／bibliography	なし
留意点・予備知識 ／Point to keep in mind, back ground	化学は後の学修で必ず出てくるので、苦手な人はこの科目で確実に学ぶことが重要です。
授業内容に関する質問・疑義等 ／Question, doubt about class contents	各担当教員に、オフィスアワーに問い合わせてください。 ※この科目全般に関することは岩井へ問い合わせてください。
Eメールアドレス・HPアドレス ／E-mail address, HP address	各担当教員に確認してください。
学問分野1（主学問分野） ／Discipline 1	E33:有機化学およびその関連分野
学問分野2（副学問分野） ／Discipline 2	F38:農芸化学およびその関連分野
学問分野3（副学問分野） ／Discipline 3	該当なし
実務経験のある教員による授業科目について ／About the class subject by the teacher with the work experience	なし
地域志向科目 ／Local intention subject	なし
授業形態・授業方法 ／Class form, class method	講義形式で進めます。 メディア授業の時はTeamsを使います。
科目ナンバー ／The subject number
メディア授業による著作物利用の有無について ／Whether or not copyrighted works are used in media classes	有／Yes
その他 ／Others	本科目は他学科の学生も自由科目として履修することができます。

No.	回（日時） ／Time (date and time)	主題と位置付け（担当） ／Subjects and instructor's position	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回 (10/2)	有機化合物の結合と構造式 (担当: 前多)	有機化合物の結合と構造式、有機分子の表し方について学びます。
2	第2回 (10/9)	結合の開裂・生成と電子の動き (担当: 前多)	結合の開裂・生成と電子の動き、巻矢印の使い方を学びます。
3	第3回 (10/16)	電子の偏りと結合の分極、電子の非局在化と共鳴効果 (担当: 前多)	電気陰性度が引き起こす効果、共鳴構造とその安定性について学びます。
4	第4回 (10/30)	酸と塩基 (担当: 前多)	酸と塩基を電子の動きから理解し、基本的な考え方を学びます。
5	第5回 (11/6)	求核剤と求電子剤、中間試験 (担当: 前多)	反応の求核剤と求電子剤について、電子の受け取りやすさ・与えやすさから学びます。中間試験を行います。
6	第6回 (11/13)	電子軌道 (担当: 岩井)	電子の空間的な広がりと結合を軌道から学びます。
7	第7回 (11/20)	立体構造 (担当: 岩井)	有機化合物の立体構造について、三次元的に分子構造を学びます。
8	第8回 (11/27)	有機反応の分類 (担当: 岩井)	有機反応の起こる仕組みを学びます。
9	第9回 (12/4)	求核置換反応 (担当: 岩井)	炭素の反応性から求核置換反応を学びます。
10	第10回 (12/11)	脱離反応、中間試験 (担当: 岩井)	π結合が生成する脱離反応を学びます。中間試験を行います。
11	第11回 (12/18)	求電子付加反応 (担当: 中島)	σ結合が生成する求電子付加反応を学びます。
12	第12回 (12/25)	求核付加反応 (担当: 中島)	カルボニル基がもたらす求核付加反応を学びます。
13	第13回 (1/8)(メディア授業)	付加　脱離による求核置換反応 (担当: 中島)	カルボニルによる付加-脱離による求核置換反応を学びます。
14	第14回 (1/22)	付加　脱離による求電子置換反応 (担当: 中島)	芳香族化合物の付加-脱離による求電子置換反応を学びます。
15	第15回 (1/29)	ラジカル反応、期末試験 (担当: 中島)	ラジカル反応を学びます。期末試験を行います。