科目一覧へ戻る | 2025/03/26 現在 |
開講科目名 /Course |
家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践 |
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時間割コード /Course Code |
G252300009 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
保健学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
水 2 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1 |
主担当教員 /Main Instructor |
大庭 輝/OBA HIKARU |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専門科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
必修 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
◯ |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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大里 絢子/OOSATO AYAKO | 保健学研究科/ |
中里 和弘/NAKAZATO KAZUHIRO | 保健学研究科/ |
大庭 輝/OBA HIKARU | 保健学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1.知識・技能・実践力 DP3.行動力・思考力・研究能力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
1.家族関係に対する心理支援の理論を理解し支援計画を立てることができる。(DP1.知識・技能・実践力) 2.集団に対する心理支援の理論を理解し支援計画を立てることができる。(DP1.知識・技能・実践力) 3.地域社会の課題及び心理職としての役割を理解し、多職種連携や総合的支援のための連携を行いながら解決に向けた支援計画を立てることができる。(DP1.知識・技能・実践力、DP3.行動力・思考力・研究能力) |
授業の概要 /Summary of the class |
アセスメントや介入、リエゾン、アウトリーチ、コンサルテーション、多職種連携や総合的支援のための連携等、保健医療分野及び福祉分野における家族や集団、地域社会において求められる心理支援の理論について学ぶ。また、求められる実践について臨床事例等を用いて討論するとともに、講師の臨床経験も踏まえて解説する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 :オリエンテーション(家族関係・集団・地域社会における心理職の役割) (担当:大庭輝) 授業の進め方や成績評価の方法について説明する。また、家族関係・集団・地域社会における心理職の役割について概観する。 第2回 :乳幼児期の親子関係と子育て支援 (担当:大里絢子) 愛着の視点を中心に、乳幼児期の親子関係の発達や子育て支援の実際について学ぶ。 第3回:ペアレント・プログラムとペアレント・トレーニング (担当:大里絢子) 保健医療分野において用いられているペアレント・プログラム及びペアレント・トレーニングの概要について解説する。 第4回:ペアレント・プログラムの評価 (担当:大里絢子) 保健医療分野において用いられている ペアレント・プログラムを体験的に学び評価を行うとともに、評価についての振り返りを行う。 第5回:ペアレント・トレーニングの実際 (担当:大里絢子) 保健医療分野において用いられている ペアレント・トレーニングの実際について体験的に学ぶ。 第6回:地域における幼児健診 (担当:大里絢子) 保健医療活動として、1歳半から就学時までを対象に地域で行われている乳幼児健診の実際と、健診で求められる心理職の役割、多職種連携や総合的支援のための連携について学ぶ。 第7回:人生の最終段階における医療1 (担当:中里和弘) 人生の最期に関わる価値観とケア、ACPとSDMなど、人生の最終段階の医療関する理論や価値観について学ぶ。 第8回:人生の最終段階における医療2 (担当:中里和弘) 終末期の患者の特徴、終末期における苦悩と意味、デスカンファの目的と意義などについて例から学ぶ。 第9回:在宅医療・ケアにおける心理支援1 (担当:中里和弘) 高齢の在宅療養患者の事例を通して、ケア導入から看取りまでの心理的苦痛と心理的支援の理解と実践を学ぶ。 第10回:在宅医療・ケアにおける心理支援2 (担当:中里和弘) 若年の在宅療養患者の事例を通して、ケア導入から看取りまでの心理的苦痛と心理的支援の理解と実践を学ぶ。 第11回:被災地支援における危機介入 (担当:中里和弘) 災害等の被災地、被災者に対する危機介入としての心理支援について学ぶ。 第12回:高齢者支援のアウトリーチ活動 (担当:大庭輝) 高齢者に対する地域支援のニーズや、認知機能低下予防のためのアウトリーチ活動について学ぶ。 第13回:高齢者へのグループアプローチ (担当:大庭輝) 高齢者に対するグループアプローチについて、集団回想法などの理論と実践を例に挙げて学ぶ。 第14回:認知症の家族介護者の支援 (担当:大庭輝) 認知症高齢者を介護する家族のアセスメント法や、ピアサポートとしての家族会による心理支援法を学ぶ。 第15回:高齢者支援に携わる関係者の心理支援 (担当:大庭輝) 高齢者福祉に携わる関係者の支援として、コンサルテーションの方法と心理支援の実際について学ぶ。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
【評価の基準】 1.心理に関する支援を要する者の関係者への支援に関する理論及び実践の方法について理解している。 2.集団に対する支援の理論や実践の方法について理解している。 3.地域社会からの心理支援に関するニーズや役割、多職種連携や総合的支援のための連携について理解している。 【評価の構成】 1.授業内での発表・討論の内容及び状況(30%) 2.レポート(70%) 上記を合算して、最終的な成績評価を行う。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
地域社会にはどのような課題があり、その中で心理職としてどのような活動ができるか調べ、考えておくこと。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
授業内で適宜指示する。 |
参考文献 /bibliography |
・岩坂英巳編著『困っている子をほめて育てる ペアレント・トレーニングガイドブック第2版 活用のポイントと実践例』じほう社(2012) ・こうすればうまくいく発達障害のペアレント・トレーニング実践マニュアル 上林靖子監修 中央法規 (2009) ・日本集団療法学会編集委員会監修、藤信子他著『集団精神療法の実践実例30 グループ臨床の多様な展開』創元社(2017) ・小海宏之・若松直樹・川西智也編著『認知症ケアのための心理アセスメントと心理支援―高齢者の心理臨床ハンドブック』混合出版(2022) |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
学部課程で学ぶ心理学的支援法の知識が定着していることが求められる。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
授業内外で適宜受け付ける。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
授業内で指示する。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A10:心理学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
討論を中心とした授業を行う。 |
科目ナンバー /The subject number |
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メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
本講義では公認心理師の資格を有する教員が現場での臨床経験も踏まえて講義する。基本的に対面授業を予定しているが、コロナウィルス感染症の感染状況等に応じて適宜、メディア授業に移行する可能性がある。その場合におけるメディア授業の媒体はMicrosoft Teamsを用いて行う。 |
対応する汎用的スキル1 /Transferable Skill1 |
有 |
対応する汎用的スキル2 /Transferable Skill2 |
有 |
対応する汎用的スキル3 /Transferable Skill3 |
有 |
対応する汎用的スキル4 /Transferable Skill4 |
有 |
対応する汎用的スキル5 /Transferable Skill5 |
無 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |