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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/26 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
地域共創特論/Advanced Lecture on Sustainable Community Studies
時間割コード
/Course Code
C252000002
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
地域共創科学研究科/
曜日コマ
/Day, Period
月 3, 月 4
開講区分
/Semester offered
後期/second semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
小岩 直人/KOIWA NAOTO
科目区分
/Course Group
大学院(修士課程) 地域共創科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
必修
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
内山 大史/UCHIYAMA DAISHI 地域社会研究科/
小岩 直人/KOIWA NAOTO 教育学部/
土井 良浩/DOI YOSHIHIRO 地域社会研究科/
髙野 涼/TAKANO RYO 農学生命科学部/
久保田 健/KUBOTA TAKESHI 地域戦略研究所/
石本 雄大/ISHIMOTO YUDAI 農学生命科学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
A1, A2, A3
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○地域社会の機能維持や産業発展に資する計画を立てるうえで重要なポイントを理解する。
○文系・理系の専門家や地域の専門家など,様々な分野の専門家からなるチームが協働し,新しい知を生みだしていくことの重要性を理解する。
授業の概要
/Summary of the class
実社会で活躍する専門家が手がけた多分野のグッドプラクティスをもとに,地域社会の機能維持や産業発展に資する計画立案のプロセスを学ぶ。優れた実践事例には,深い問題の掘り下げや,計画を機能させるための工夫や組織化,多様なステークホルダーとの調整や協働,キーパーソンの動き方など重要なポイントが含まれている。この授業では,重要なポイントを理解することで,グッドプラクティスを単に模倣するのではなく,地域に固有の状況にあわせて事業を設計することの重要性を学ぶ。
授業では,グッドプラクティスを紹介するとともに,その事例についてのディスカッションをおこなう。ディスカッションを通して事例の重要ポイントを深く理解すると共に,自らが有する専門知が実社会において果たす役割や,異分野の専門家と協働することの重要性を理解する。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
本授業は同じテーマで2コマ連続の授業を行う。毎回の授業は,講義(90分),休憩(10分),議論(40~50分),各自のまとめ(40~50分)の構成を原則とする.
以下に講義の順を記すが,ゲストスピーカーの都合にあわせ,講義の順番を変更することがある。また,テーマとゲストスピーカーを変更することもある。授業回数は8回であるので,全てのゲストスピーカーの調整がうまくいけば,12月中には終了することになる。

第1回 イントロダクション(担当:研究科長)
本講義の目標や概要を説明し,さらに進め方や評価の仕方について説明する。

第2-3回 地域リーダーをいかに生み出すか(講義と演習)(担当:日比野愛子)
地域課題を解決するために必要な住民の意見を引き出し,さらに住民を行動する主体に変えていくための手法として,「ワークショップ」を効果的に運用する方法を実践的に学ぶ。

第4-5回   地形から読む自然災害の発生リスクと防災教育(講義と議論)(担当:小岩直人,防災教育に取り組む実務家)
本講義では,地形学の知見を活かすことによって自然災害(河川洪水災害や土砂災害)の発生リスクや被害リスクがどのように評価されているかを説明する。さらに,被害リスクを軽減するために各地で実践されている防災教育について説明し,自治体との連携のあり方について学ぶ。さらに災害の被害リスクを軽減するための方法を議論し考える。

第6-7回  循環型エネルギーの普及にむけて(講義と議論)(担当:久保田 健,自然エネルギーの普及に取り組む実務家)
2015年の「持続可能な開発目標(SGDs)」や温暖化対策を目指すパリ協定が定められ,世界中で再エネへのエネルギー転換が大きく進んでいる。こうした転換が,レジリエンスのある地域づくりや,エネルギーや食料,経済活動や雇用を地域に取り戻す取り組みに,いかに寄与するかを学ぶ。さらに青森県を例に取り,循環型エネルギーを普及させる際の課題について考える。

第8-9回  地域資源管理と都市農村交流(講義と議論)(担当:高野 涼,地域資源管理実践者)
弘前市鬼楢地区の地域資源管理(農地や水路の草刈り、泥上げ)と地域の伝統行事の支援、都市農村交流について紹介いただく。

第10-11回   持続可能解決に向けた組織と人材の育成(講義と議論)(担当:土井良浩,一般財団法人世田谷トラストまちづくり)
地域の課題を解決するには,多くの人々を巻き込み,さまざまな分野で活躍するプロボノなどの専門的な知識をうまく借りたり,人材を育成したりしていくことが重要である。また,活動を一過性のものにするのではなく,プロジェクト事業や仕事へと成長させていくことも重要である。本講義では,世田谷のまちづくり活動を進めてきた「世田谷トラストまちづくり」等をモデルに取りあげ,人材と組織の育成について学び,過疎の地域に適応する際には,どのようにモデルを活用することができるか考える。

第12-13回  地域食材を活用した商品開発と販売(講義と議論)(担当:石本雄大,地域食材を活用した商品開発と販売に取り組む実務家)
地域の重要資源といえる地元食材を活用した商品開発について実践事例を通し学ぶ。具体的には、生産者からの供給、消費者の需要を予測し、食品加工・販売・情報発信の体制を構築する方法について紹介する。それを踏まえ、県内自治体の食品を題材に、商品開発について議論する。

第14-15回  地域の「稼ぐ力」向上を目指す、多様な主体間連携の取組み(講義と議論)(担当:内山大史,地域ブランド作りの実務家)
地方創生、SDGsが叫ばれる今、地域への誇りと愛着を醸成するとともに地域の「稼ぐ力」を向上させ得る地域経営(地域商社)の視点に立った取組みの重要性が高まっている。観光地域づくり法人(DMO)は、観光地域づくりの司令塔として、戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人である。本講義では、津軽圏域14市町村で構成される「Clan PEONY津軽」を取り上げ、その取組みについて学ぶ。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
第2回以降の授業毎に次の評価を行い,その平均点を最終評価とする.
授業への参画態度:30%
討議への参加状況も評価します.
レポート:70%
レポートでは,その授業で与えられた課題について,各自の意見が適切にまとめられているか否かを評価する.
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
予習:各回のテーマに沿って関連情報を収集し、ディスカッションに参加できるようにコメントや質問を用意しておくこと。
復習:各回において配布されたレジュメ・資料および講義内でのやりとりを見直し、理解を深めること。さらに、これをふまえてコメント・疑問点の整理、関連文献・情報の収集を重ねること。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
テキストは特に指定しない。
参考文献
/bibliography
授業において随時提示する。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
特になし
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
・オムニバス形式の授業なので、授業内容についての質問は、毎回、担当者に確認すること。
・授業全体を通しての質問・疑義などは、下記の時間帯に片岡が対応する。
時間:木曜日 16時30分から17時30分、場所:理工学部1号館,2階,239室
この時間帯以外でも対応するが,予め連絡すること.また,この時間帯であっても出張や急な会議等で対応できないこともあります.
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
kataoka[at]hirosaki-u.ac.jp
[at]の部分を@に変更すること
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
Z95:学際・新領域
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
該当なし
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
該当なし
地域志向科目
/Local intention subject
地域志向科目
授業形態・授業方法
/Class form, class method
講義形式および演習形式。基本的に対面授業で実施するが、メディア授業に移行する場合もある。その際には、Teamsの双方向授業により実施する。
科目ナンバー
/The subject number
GC-5-1106-Z95
GC-5-2106-Z95
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
対面授業・講義と討論を基本とします。
新型コロナ感染症等の流行状況によってメディア授業(Teams)を利用することがあります。
対応する汎用的スキル1
/Transferable Skill1
対応する汎用的スキル2
/Transferable Skill2
対応する汎用的スキル3
/Transferable Skill3
対応する汎用的スキル4
/Transferable Skill4
対応する汎用的スキル5
/Transferable Skill5
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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