科目一覧へ戻る | 2025/03/26 現在 |
開講科目名 /Course |
地域研究特論/Advanced Lecture on Area Studies |
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時間割コード /Course Code |
C252000004 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
|
開講所属 /Course Offered by |
地域共創科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
木 2 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
近藤 史/KONDO FUMI |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専攻科目 |
教室 /Classroom |
|
必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
講義科目 |
メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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近藤 史/KONDO FUMI | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
B1 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
・歴史上、人間と最も深いかかわりをもってきた自然である森林資源について理解を深め,それを切り口として地域コミュニティの未来を構想するための分野横断的な視点を身につける。 ・持続可能なコミュニティの構築にむけて,森林資源を活用・創出していくアプローチを構想できるようになる。 |
授業の概要 /Summary of the class |
・現代では,人間の手が全く入っていない森林を探すことは難しい。すなわち森林とは,自然のみでなく人間によってもつくられる自然と人工の混成物(ハイブリッド)として捉えることができる。この授業では,人間による「森のつくられ方」を文化的・技術的・制度的基盤から網羅的に論じた論集『森のつくられかた―移りゆく人間と自然のハイブリッド』をテキストとして使用し,持続可能な地域社会・地域産業の構築に求められる森林資源への理解を深めるとともに,それらの活用・創出のためのアプローチについて学ぶ。 ・具体的には,テキスト(事例)を輪読し,ある森林(ハイブリッド)がつくられ、変容し、ときに崩壊していくプロセスを見つめることによって,地域課題のトピックに応じて連関する森林資源のありようと,その活用・創出の方策について学ぶ。そのうえで,テキストの事例から得られる知見と,青森県をはじめとする他地域の課題とを,どのように接続できるか議論する。 ・なお,参加者にはテキストの章(トピック)を割り当てる。毎回、担当者が教科書内容のレビュー発表をおこない、それ以外の学生は、議論の材料となる論文や資料を探索してレビュー発表をおこなう。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:ガイダンス、第1章 森のつくられかた:ハイブリッドとしての森林1 第2回:第1章 森のつくられかた:ハイブリッドとしての森林2 第3回:第2章 森を認識する:森林とは何か?1 第4回:第2章 森を認識する:森林とは何か?2 第5回:第4章 森を区切り,所有する:ラオスと日本における「領域化」1 第6回:第4章 森を区切り,所有する:ラオスと日本における「領域化」2 第7回:第5章 森に科学を導入する:科学的林業・森林管理とその現地化1 第8回:第5章 森に科学を導入する:科学的林業・森林管理とその現地化2 第9回:第6章 森林を開発する:マレーシア・サバ州における森林開発とその後の森のゆくえ1 第10回:第6章 森林を開発する:マレーシア・サバ州における森林開発とその後の森のゆくえ2 第11回:第7章 森に環境価値を付与する:グローバルな環境主義が変える森林のあり方1 第12回:第7章 森に環境価値を付与する:グローバルな環境主義が変える森林のあり方2 第13回:第8章 森を「資本」にする:経済的アプローチと森林資源1 第14回:第8章 森を「資本」にする:経済的アプローチと森林資源2 第15回:まとめ・総合討論:第9章 森のよりよい共創に向けて ※各章は1回目の講義でテキスト読解と関連事例の探索をおこない,2回目の講義で発表と討論をおこなう。なお,第3章は受講生が各自で読むこととする。詳しくは第1回のガイダンスで説明する。 ※受講生の関心や専門分野等によって授業の内容や順番を変更することがあります。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
評価方法:レビュー発表の内容(60%)と,討論での活動(40%)から評価する。 評価基準:レビュー発表では,事例の本質について理解しているか,また,比較のための適切な情報を十分に探索できているかを中心に評価する。討論では,教科書やレビュー発表の内容に関する理解をもとに,自らの専門性を基盤としつつ分野横断的に検討することができるかを中心に評価する。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
全ての参加者は毎回,教科書の該当部分を精読し,わからない単語や専門用語を調べて内容が理解できるように予習するとともに,関連する事例や統計情報を収集し,担当のレジュメを作成すること。また,授業後は扱った事例と関連する情報(ニュースや学術論文等)について図書館やインターネットで調べ,理解を深めるように復習すること。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
生方 史数(編)(2021)『森のつくられかた―移りゆく人間と自然のハイブリッド』共立出版 |
参考文献 /bibliography |
各授業の内容に応じて提示する |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特になし |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
火曜日12:00~12:30をオフィスアワーとする。 出張や会議でオフィスアワー内に対応できない場合もあります。必ず事前にメールで予約すること。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
fumi.k[at]hirosaki-u.ac.jp *[at]を@に変えてください。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
K64:環境保全対策およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A04:地理学,文化人類学,民俗学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
F40:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
テキスト輪読。原則、対面で実施しますが、メディア授業に移行した場合はTeamsを用います。 |
科目ナンバー /The subject number |
GC-5-1304-K64 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
なし |
対応する汎用的スキル1 /Transferable Skill1 |
有 |
対応する汎用的スキル2 /Transferable Skill2 |
無 |
対応する汎用的スキル3 /Transferable Skill3 |
無 |
対応する汎用的スキル4 /Transferable Skill4 |
無 |
対応する汎用的スキル5 /Transferable Skill5 |
有 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |