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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2026/03/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
アグリビジネス特論/Advanced Lecture on Agribusiness
時間割コード
/Course Code
C261000085
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
地域共創科学研究科/Graduate School of Sustainable Community Studies
曜日コマ
/Day, Period
木 3
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1
主担当教員
/Main Instructor
金 東壹/Kim Dongil
科目区分
/Course Group
大学院(修士課程) 専攻科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
選択
授業形式
/Class Format
講義科目
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
金 東壹/Kim Dongil 人文社会科学部/Faculty of Humanities and Social Sciences
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
C1
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
農業経済学や経営学などの専門的・俯瞰的知識を用いて,アグリビジネスの特徴や課題を明確に把握し、農業経営・流通を維持・発展させるようなローカルにおける生業を構想する力を習得することができる。
授業の概要
/Summary of the class
本授業は、農業の担い手不足や気候変動、物流の2024年問題など、現代の農業・食品サプライチェーンが直面する構造的な課題を学ぶ。経済学および経営学の理論的視点と国内外の最新事例分析に基づき、アグリビジネスを単なる農業ではなく高度に連結されたサプライチェーン全体として捉え直す。最終的に、持続可能な解決策を提言する能力、および学術的なフレームワークを用いた批判的思考力の確立を目的とする。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回:アグリビジネスの定義と全体構造
アグリビジネスの学術的な定義と、上流(農業生産、資材・金融)、中流(流通・加工)、下流(消費)の各部門からなる全体構造を理解する。本講義の学習目標と進め方について概説する。

第2回:アグリビジネスの経営環境と特性
農業および関連産業の経済規模(GDP、農業従事者数など)を統計資料から確認し、食料自給率や構造的な変化(担い手不足、高齢化など)から、日本のアグリビジネス特有の経営環境と課題を理解する。

第3回:アグリビジネスにおける農業生産支援
農業生産を支える周辺産業(種苗・肥料・農機具などの資材産業)と、ドローン、センサー、AIなどのアグリテック(AgriTech)の最新動向、農業専門の金融・保険の役割と仕組みを事例から学ぶ。

第4回:アグリビジネスにおける生産戦略
農業市場における需要と供給のメカニズムを農業経済学の基礎理論から学ぶ。これに基づき、農家(家族経営)・農業法人の特徴と、それらの農業主体が採用する作目選択や規模拡大など、多様な生産戦略の理論的背景を学ぶ。

第5回:アグリビジネスにおける生産戦略の事例:複合経営
気象リスクや市場価格変動リスクを管理するための手法として、複合経営(多角化)の有効性を学ぶ。成功事例を通じて、複合経営のメリット(リスク分散、労働力平準化)とデメリット、導入のための経営上の意思決定プロセスを分析する。

第6回:農産物の流通・マーケティング戦略(間接流通チャネル)
卸売市場、系統農協、商社など、専門業者を介した流通チャネルの構造と機能、役割を学ぶ。伝統的な流通が持つ効率性やリスク分散機能を理解し、現在の市場におけるマーケティング戦略の基本を概説する。

第7回:アグリビジネスにおける流通戦略(直接流通チャネル)
生産者と消費者が直接結びつく流通チャネル(直売所、ECサイト、定期宅配、契約栽培など)の定義と特性を学ぶ。中間マージン削減や消費者との関係強化といったメリット、および物流・販売コストなどのデメリットについて学ぶ。

第8回:農産物直売所の運営と課題
間接流通の代表的な形態である農産物直売所の具体的な収益構造、運営の仕組みなどについて学ぶ。商業・産業福祉・地域活性化施設としての位置づけや抱える課題、その地域貢献度について事例から考察する。

第9回:農産物直売所の課題と対策事例
第8回で取り扱った課題について、その対策を事例から学ぶ。

第10回:アグリビジネスにおける物流革新
生鮮品の鮮度維持と輸送効率向上のための最新技術と先進事例を学ぶ。具体的には、日本のCA貯蔵やスマートロジスティクスの導入 、および韓国のAPC(農産物産地流通センター)、 欧米の大手フードサプライヤーのコールドチェーン戦略などを学ぶ。

第11回:アグリビジネスにおける物流課題
現代のアグリビジネスが直面する物流面での大きな構造的課題を理解する。中央卸売市場の機能の変化と再編の議論、そしてトラックドライバー不足など物流業界全体の「2024年問題」が農業・食品サプライチェーンに与える影響と対策について学ぶ。

第12回:アグリツーリズムと地域活性化
農業を核とした観光事業(アグリツーリズム)の定義、類型、経済効果について学ぶ。地域資源(景観、文化、歴史)と農業を結びつけ、地域経済の活性化にどのように貢献できるのか、その可能性と役割を理解する。

第13回:国内外のアグリツーリズムのケーススタディ①:農家民泊の事例
第12回の理論を踏まえ、具体的な事例を通じてアグリツーリズムを深掘りする。特に、国内外における農家民泊の運営形態、法的な規制、課題について学ぶ。事例から、その地域振興における役割を考察する。

第14回 国内外のアグリツーリズムのケーススタディ②:6次産業化事業の事例
6次産業化事業の現状と課題について、事例を通して理解する。

第15回 アグリビジネスの持続可能性と未来、まとめ
アグリビジネスが直面する地球規模の課題(気候変動、人口増加、SDGs)と、それに対応するための持続可能性(サステナビリティ)の概念を学ぶ。最新の技術や国際的な動向を踏まえ、アグリビジネスの未来像について考察するとともに、本講義全体の内容を総括し、学習の定着を図る。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
成績評価は、授業への貢献度・発言内容(50%)とレポート課題(50%)により総合的に判断します。具体的な評価基準は以下の通りです。
① 日本のアグリビジネスの現状と課題を正しく把握し、説明できているか。
② 指示された予習資料を事前に読み、講義に臨んでいるか。
③ ディスカッションに積極的に参加しているか。

なお、生成AI利用に関しては、情報収集における「補助的利用のみ可」である。しかし、レポートの作成等では、その使用を認めない。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
予習内容は、毎回の授業内で指示します。
講義内容を復習した上で、理解を求めるために提示した関連情報やデータの収集を行ってください。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
特になし
参考文献
/bibliography
岸川 善光・朴 慶心(2010)「アグリビジネス特論」学文社
松原豊彦・冬木 勝仁(2023)「世界農業市場の変動と転換 (講座 これからの食料・農業市場学 1)」筑波書房
木立 真直・坂爪 浩史(2022)「食料・農産物の市場と流通: 講座 第3巻 (講座 これからの食料・農業市場学 3)」筑波書房
福田 晋・藤田 武弘(2023)「食と農の変貌と食料供給産業 (講座 これからの食料・農業市場学 4)」筑波書房
野見山 敏雄・安藤 光義(2022)「環境変化に対応する農業市場と展望: 講座第5巻 (講座これからの食料・農業市場学 5)」筑波書房
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
特になし
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
質問は講義時間の前後に教室で受け付けます。
その他、対面およびメールでも随時受け付けますが、対面での相談を希望する場合は、下記のオフィスアワーを参照の上、事前にメールで予約をしてください。

・オフィスアワー:月・火(午後)、水(終日)、木・金(午前)
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
dong.il(at)hirosaki-u.ac.jp
(at)を@に置き換えてください。
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
F41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
A07:経済学,経営学およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
事前に案内する論文および資料を読んでいることを前提に授業を進めます。
資料の内容については、受講生によるレジュメ報告などを行い、それに基づいたディスカッションを実施します。
科目ナンバー
/The subject number
GC-5-2333-F41
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
有/Yes
その他
/Others
特になし
対応する汎用的スキル1
/Transferable Skill1
対応する汎用的スキル2
/Transferable Skill2
対応する汎用的スキル3
/Transferable Skill3
対応する汎用的スキル4
/Transferable Skill4
対応する汎用的スキル5
/Transferable Skill5
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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