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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2022/12/02 現在

基本情報/Basic Information

教室
/Classroom
授業形式
/Class Format
講義科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
中野 顕正 人文社会科学部/
難易度(レベル)
/Level
レベル2
対応するCP/DP
/CP/DP
CP・DP 1 見通す力      CP・DP 3 学び続ける力
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
○謡曲を中心とする日本古典文学への理解を深める。
○日本中世を題材に、人間営為としての文芸・文化・社会・思想に対する洞察力を身につける。
○典拠との比較に基づく適切な読解に立脚した、学問としての堅実な作品分析の方法を理解する。
授業の概要
/Summary of the class
○本講義では、室町時代の戯曲文学である「謡曲」を取り上げる。
○謡曲は、同時代やそれ以前の時代の様々な文学作品を縦横無尽に典拠・素材としているとともに、後代の文学や美術にも多大な影響を与えており、いわば日本文学史のエッセンスが詰まった文芸ジャンルである。それゆえこの授業では、謡曲を通して日本文学史・文化史の諸相に触れてゆくこととする。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回:ガイダンス
第2回:宗教文学と能 ――《海士》を読む――  1.作品の概要(上)
第3回:宗教文学と能 ――《海士》を読む――  2.作品の概要(下)
第4回:宗教文学と能 ――《海士》を読む――  3.作品の典拠
第5回:宗教文学と能 ――《海士》を読む――  4.典拠から作品へ
第6回:宗教文学と能 ――《海士》を読む――  5.作品の場面構築方法
第7回:宗教文学と能 ――《海士》を読む――  6.作品の成立環境
第8回:宗教文学と能 ――《海士》を読む――  7.作品鑑賞
第9回:世俗文学と能 ――《井筒》を読む――  1.作品の概要
第10回:世俗文学と能 ――《井筒》を読む――  2.作品の成立環境
第11回:世俗文学と能 ――《井筒》を読む――  3.作品の典拠
第12回:世俗文学と能 ――《井筒》を読む――  4.典拠から作品へ
第13回:世俗文学と能 ――《井筒》を読む――  5.作品の場面構築方法
第14回:世俗文学と能 ――《井筒》を読む――  6.作品鑑賞
第15回:まとめ

※授業の進行状況等により、実際には内容が前後する場合がある。
※メディア授業実施の場合、Teamsを使用する予定である。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
○学期末レポート:100%
○レポートは、謡曲の作品の中から各人が一つずつ選び(先着順。他の受講生との重複不可)、考察するという内容を予定している。講義中で示した作品分析のアプローチ方法を、別の作品に応用し、それによって文学研究の基礎となる読解・思考の方法を身につけるという趣旨である。
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
【予習】授業内で配付した資料に目を通してくること。特に、取り上げる予定の謡曲作品については十二分に読み込んでくること。
【復習】講義内容を復習すること。特に、講義中で取り上げた作品分析のアプローチの方法を理解し、自身が学期末レポートで取り上げる予定の作品についてどのような形で応用が可能かを考えること。その成果を学期末レポートに反映させること。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
なし。授業内でプリントを配布する。
参考文献
/bibliography
横道萬里雄・表章 校注『謡曲集』上・下(日本古典文学大系、岩波書店、1960-63年)、伊藤正義 校注『謡曲集』上・中・下(新潮日本古典集成、新潮社、1983-88年)。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
○受講に際しては、最低限の日本古典文学史や古典文法の知識を身につけておくことが望ましい。
○レポートは、謡曲の作品の中から各人が一つずつ選び(先着順。他の受講生との重複不可)、能楽伝書中での言及や典拠との対象関係などを整理検討するという内容を予定している。講義中で示した作品分析のアプローチ方法を、別の作品に応用し、それによって文学研究の基礎となる読解・思考の方法を身につけるという趣旨である。そのため、ただ漫然と講義を聞いているだけではレポートをまとめることはできない。言うまでもないことだが、受講生各人が主体的な問題意識をもって授業に臨むことを求める。
○遅刻厳禁。また、授業中の私語や居眠りなどの行為も、教室全体の学習意欲を減退させることにつながるため禁止とする。
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
メールで対応する。
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
a.nakano[at]hirosaki-u.ac.jp
([at]を@に変える)
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A02:文学,言語学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
A01:思想,芸術およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
A04:地理学,文化人類学,民俗学およびその関連分野
実務経験のある教員による授業科目について
/About the class subject by the teacher with the work experience
なし
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
講義形式。
科目ナンバー
/The subject number
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
有/Yes
その他
/Others
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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