科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
教室 /Classroom |
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授業形式 /Class Format |
講義科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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履修登録教員 | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル2 |
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対応するCP/DP /CP/DP |
CP・DP 1 見通す力 CP・DP 2 解決していく力 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
○中国文学の各時期の小説と戯曲の作品について、歴史と技法に関する基礎的な知識を得る ○中国の小説・戯曲の読解のための基礎的な技術を学ぶ ○日本の物語文学や絵画と中国の小説・戯曲との関係について基礎的な知識を得る |
授業の概要 /Summary of the class |
○本授業は中国古典白話小説と戯曲を、とくに作中における情愛に着目して取り上げ、その展開をたどる。 ○経書に諸子、史書と詩歌が、日本においてはつねに中国古典文学の中心であるとみなされてきた。それはある意味で、中国の伝統的な知識人の文学観をそのまま反映したものだといえる。 ○それに対して中国古典文学における小説は基本的には辺縁にあたる存在であり、まして戯曲は近世に至るまでほとんど読まれてこなかった。 ○しかし白話小説と戯曲においては、男女(あるいは同性どうし)や親子兄弟姉妹のこまやかな情愛と非情な裏切りがあり、現実の生活に基づく細密な描写が表れるいっぽうで、神仏や妖怪までが登場し生者と死者の境も超える不可思議な叙述が展開される。 ○とくに登場人物たちが物語ならではの特異な状況に置かれたときに見せる感情の激しい発露は中国の他の文芸にも見られないものではあるまいか。そこでこの授業ではとくに登場人物相互の感情の動きと関係の変化に着目しながら、それぞれの時代と文芸のジャンルにおける変化をたどっていく。 ○具体的には、文言小説と演劇作品の比較から始め、演劇と白話小説、語り物と白話小説のジャンルを超えた展開に続き、最後に白話小説の成熟が生んだ、物語ではなく叙述と描写を主とする白話小説へと進む。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:中国小説および演劇の概説 第2回:唐代伝奇から元雑劇へ1 男女の関係 「鶯鶯伝」と『西廂記』 第3回:唐代伝奇から元雑劇へ2 人と人外の関係 「柳毅伝」と『柳毅伝書』 第4回:唐代伝奇から元雑劇へ3 人生のゆくえ 「枕中記」と『黄粱夢』 第5回:元雑劇と語り物芸能 『盆児鬼』 第6回:元雑劇と元の社会 『竇娥冤』 第7回:元雑劇と白話小説2 『李逵負荊』と『水滸伝』 第8回:元雑劇と白話小説1 『連環記』と『三国志演義』 第9回:唐代伝奇から白話小説へ「三言・二拍」1 第10回:語り物芸能から白話小説へ「三言・二拍」2 第11回:語り物芸能から白話小説へ『水滸伝』 第12回:語り物芸能から白話小説へ『西遊記』 第13回:白話小説から白話小説へ『金瓶梅』 第14回:白話小説から白話小説へ『紅楼夢』 第15回:中国小説および演劇の総説 定期試験 メディア授業実施の場合はZOOMを使用します。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
平常評価(授業への参加度、評価全体の40%)、期末評価(期末にレポートを課す 、評価全体の60%)を合算して、最終的な評価を行います。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
授業で使用する配付教材の該当箇所を事前に予習し、授業実施後には復習して下さい。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
配付教材を使用します。 |
参考文献 /bibliography |
『中国古典文学全集・戯曲集』平凡社、『中国古典文学大系・戯曲集』平凡社、後藤裕也ほか訳『中国古典名劇選 』1・2東方書店ほか |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特になし |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
授業時に受け付けます |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
授業時にお伝えします |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A02:文学,言語学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
実務経験のある教員による授業科目について /About the class subject by the teacher with the work experience |
なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
講義形式 |
科目ナンバー /The subject number |
H1-2-1415-A02 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |