科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
日本語学資料論/Methods of Data Management in Japanese Linguistics |
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時間割コード /Course Code |
H222100064 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
人文社会科学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
木 4 |
開講区分 /Semester offered |
後期/second semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
加藤 幹治/KATO KANJI |
科目区分 /Course Group |
大学院(修士課程) 専門科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
選択 |
授業形式 /Class Format |
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メディア授業 /Media lecture |
◯ |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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加藤 幹治/KATO KANJI | 人文社会科学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
文化芸術コースDP1及び他コースDP3 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
言語のフィールドワーク(実地調査)を行う際に必要なスキルを身につけることを目標にします。 具体的には、以下の2つを目標にします。 (A)調査資料の作成・整理に必要なソフトウェアの技能を修得すること (B)資料整理の目的や方法の理解すること |
授業の概要 /Summary of the class |
この授業では、言語のフィールドワークを行う際の資料の作成・整理方法について修得することを目標にします。フィールドワークは①計画・立案、②聞き取り調査(録音・録画・調査)、③資料整理(書き起こし・整理)というステップで行われます。この授業では、実際のフィールドワークを体験しながらこれらのステップについて修得していきます。 初学者を対象としますので、前提となる知識は必要ありません。また、音声分析を行う箇所以外はフィールドワーク一般に用いることができる技術について扱いますので、人類学や社会学のフィールドワークに興味がある受講生も歓迎します。 資料整理のほとんどはパソコン上で行われます。したがって、受講生には実際にソフトウェアを用いながらその使い方を把握し、資料作成・整理を行ってもらいます。 修得した技能を実際に使ってみるために、日本語方言話者を対象とした簡単な聞き取り調査体験も行ってもらいます。フィールドワークはうまくいかないことが常なので、授業で習った通りにいかないという失敗を味わってもらうことも一つの目的です。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回 授業の概要説明 第2回 録音・録画機器の基礎知識、フィールドワークの心構え 第3回 調査票の作成(Excel)、フィールドノートの作成(ノート・Excel) 第4回 メタデータの記入(Excel) 第5回 ★フィールドワークの体験(1) 第6回 音声の分析・整理(1):音声分析ソフトPraatの操作(1) 第7回 音声の分析・整理(2):音声分析ソフトPraatの操作(2) 第8回 音声の分析・整理(4):書き起こしソフトELANの操作(1) 第9回 音声の分析・整理(5):書き起こしソフトELANの操作(2) 第10回 書き起こしデータの整理(1):テキストエディタ(1) 第11回 書き起こしデータの整理(2):テキストエディタ(2) 第12回 調査票への入力:表計算ソフト 第13回 ★フィールドワークの体験(2) 第14回 フィールドワーク結果の総合的な整理 第15回 まとめ ※授業の進度に応じて、内容を変更することがあります。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
授業内の課題遂行(50%)、期末の課題提出(50%) 授業内で行ったフィールドワークの結果をまとめて提出してもらい、期末課題とします。 6回以上欠席した者は、期末課題の提出資格を失います。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
予習:毎回の授業の最後に教員が指示する課題を次回までに行ってください。 復習:既に受けた授業のノートやプリントを熟読し、次回の授業にのぞんでください。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
授業時に必要な資料を配布します。 |
参考文献 /bibliography |
『調査されるという迷惑--フィールドに出る前に読んでおく本』宮本常一ほか、みずのわ出版 『音声学を学ぶ人のためのPraat入門』北原真冬ほか、ひつじ書房 『日本語音声学入門』斎藤純男、三省堂 『ビジュアル音声学』川原繁人、三省堂 『ELAN入門』細馬宏通ほか、ひつじ書房 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
パソコンのソフトを実際に動かしてもらうことがメインの授業なので、パソコンの初歩的な操作を知っていることが前提です(「クリック」、「カーソル」、「ドラッグ」、「コピー」、「ペースト」などの用語が分かれば十分です)。専門的な知識は不要です。ソフトのダウンロード・インストールの段階から説明します。授業内での課題に積極的に取り組むことが要請されます。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
授業時やメールで対応します。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
授業開始時にお知らせいたします。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A02:文学,言語学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
演習を主とする形態ですが、場合によって講義形式もありえます。 なお、基本的にメディア授業(Teams)ですが、第5回目と第13回目のみ対面授業となります。 |
科目ナンバー /The subject number |
GH-5-1127-A02 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
有/Yes |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |