科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
教育課程編成をめぐる動向と課題/Trends and Issues on Curriculum Organization |
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時間割コード /Course Code |
P221000002 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
月 3, 月 4 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
宍倉 慎次/SHISHIKURA SHINJI |
科目区分 /Course Group |
大学院(専門職学位課程) 基礎科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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授業形式 /Class Format |
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メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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森本 洋介/MORIMOTO YOSUKE | 教育学部/ |
宍倉 慎次/SHISHIKURA SHINJI | 教育学研究科/ |
若松 大輔/WAKAMATSU DAISUKE | 教育学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1, DP2, DP3, DP4 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
【学部卒院生の到達目標】 〇教育課程の思想・構造・原理原則について理論的に理解するとともに、教育課程編成をめぐる実践的課題や現代的動向について、今後の教職経験を見据えながら考察することができること 【現職教員院生の到達目標】 〇教育課程の思想・構造・原理原則について理論的に理解するとともに、教育課程編成をめぐる実践的課題や現代的動向について、自らの教職経験を踏まえながら考察することができること |
授業の概要 /Summary of the class |
教育課程編成の思想・構造・原理原則についての理論的理解を実践や事例を交えながら深めるとともに、教育課程編成をめぐる諸課題について考察していく。 テキストをもとにしながらも、現在に至るまでの様々な実践や事例についても適宜取り上げつつ、教育課程編成の今後の在り方について議論する。 研究者教員による講義をもとに理論的理解を図りつつ、実践や事例の考察などの考察に関しては、実務家教員も関わり、演習を進めていくこととする。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:オリエンテーション (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 「教育課程」に関する基本的理解を図るとともに、講義全体の内容を通観し、受講生の課題意識を深める。また、授業の進め方についての共通理解を図る。(Teamsを併用する) 第2回:教育課程の歴史~近代から現代まで~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 戦前から現代まで学習指導要領の変遷を中心とした教育課程の歴史的展開についての基本的理解を図り、その今日的意義について考察する。(Teamsを併用する) 第3回:教育課程開発をめぐる新しい動き(1)~1990年代を中心に~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 「生活科」を中心とした1990年代の教育課程開発についての基本的理解を図り、実際の教育課程・学校における教育活動における様態について考察する。(Teamsを併用する) 第4回:教育課程開発をめぐる新しい動き(2)~研究開発学校~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 研究開発学校を中心とした教育課程開発の動向とその背景について理解し、今日における教育課程のキーワードについて考察する。(Teamsを併用する) 第5回:教育課程の思想と構造(1)~生活と科学・学力とモラル~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 経験主義・系統主義的カリキュラムの特性と課題について考察する。また、道徳を教科として設置することに関する歴史的な動向を理解しながら、学力とモラルの関係について検討する。(Teamsを併用する) 第6回:教育課程の思想と構造(2)~総合的な学習の時間・修得主義と履修主義~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 「総合的な学習の時間」の設置の背景と理念の分析を通じて、子どもの探究的な学びを軸としたカリキュラムの特性と課題について考察する。また修得主義と履修主義について学ぶ。(Teamsを併用する) 第7回:教育課程の編成(1)~教育目標論と資質・能力、教育課程の構造~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 新学習指導要領と深くかかわる目標論や資質・能力論について、教育課程の構造を交えつつ理解を深め、その本質について考察する。(Teamsを併用する) 第8回:教育課程の編成(2)~真正の評価論と教科教育・教科外教育~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 教科と教科外との固有性などについての理解を踏まえ、それぞれの今日的意義と課題などについて、真正の評価論を交えながら考察する。(Teamsを併用する) 第9回:カリキュラム・マネジメント (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) カリキュラム・マネジメントについて、教育課程編成論を踏まえながら、その構造と編成方法について理解するとともに、実際の導入について自分の状況にひきつけながら考察する。(Teamsを併用する) 第10回:入試と校種間接続 (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 主に中高・高大など校種間の教育課程の接続についての基本的理解を踏まえ、その今日的意義と課題について、新大学入試制度等の実例を交えながら考察する。(Teamsを併用する) 第11回:社会における教育課程(1)~近代学校批判と教育課程~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 学校の現状や原因を社会的・政治的視点から検討した議論について理解しながら、現代社会における教育課程について考察する。(Teamsを併用する) 第12回:社会における教育課程(2)~教育課程における平等と質、共通と個性、社会階層~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 教育課程が社会において目指す方向性について、平等と質の問題、共通性と個性の問題、そして社会階層や「隠れたカリキュラム」の問題などの理解を通じて考察する。(Teamsを併用する) 第13回:今日的課題への挑戦(1)~いのちの教育・市民性教育・環境教育~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) いのちの教育・市民性教育・環境教育といった今日的課題でもある「新たな学び」の内容理解と、それらを実現するための教育課程上の課題について、これまでの自らの経験などの実例を交えて考察する。(Teamsを併用する) 第14回:今日的課題への挑戦(2)~メディア・リテラシー教育~ (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 現代社会において喫緊の課題であるメディア・リテラシー教育について、その理念や内容について理解したうえで、実際に授業を受ける経験を通じて、その今日的意義と課題について考察する。(Teamsを併用する) 第15回:教育課程をめぐる国際動向 (担当:宍倉慎次・若松大輔・森本洋介) 「教育課程」をめぐる諸外国の動向の理解を通じて、今後の日本における教育課程の在り方について考察する。(Teamsを併用する) |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
【評価の基準】 ・学部卒院生 〈1〉教育課程について、理論・構造・歴史などの基本的視座から理解することができる。 〈2〉今日の学習指導要領や学校における教育課程について、理論的視座から考察することができる。 〈3〉今後の学校における教育課程の編成と実施をめぐる実践を展望することができる。 ・現職教員院生 〈1〉教育課程について、自らの教職経験も踏まえて理論・構造・歴史などの基本的視座から理解することができる。 〈2〉今日の学習指導要領や学校における教育課程について、理論的視座と自らの教職経験から考察することができる。 〈3〉今後の学校における教育課程の編成と実施をめぐる実践を、自らの教職経験も踏まえて展望することができる。 【評価の構成】 〈1〉最終レポート(60%) 〈2〉事前学習ワークシート(20%) 〈3〉討論への参加状況など(20%) 上述の【評価の基準】に照らし合わせながら、学部卒院生と現職教員院生それぞれについて「自律的発展力」,「協働力」,「省察力」,「課題探究力」が身についているかどうかを【評価の構成】①~③それぞれの内容で評価する。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
事前に教科書の該当箇所を読み、要約を行ったうえで質問や論点を挙げること。また、授業後は当該授業に対する考察を行うとともに、その考察について他の受講者と内容を共有し、コメントをもらうこと。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
田中耕治 他(2018)『新しい時代の教育課程 第4版』有斐閣アルマ |
参考文献 /bibliography |
・田中博之(2013)『カリキュラム編成論-子どもの総合学力を育てる学校づくり-』放送大学教育振興会 ・田中統治,根津朋実(2009)『カリキュラム評価入門』勁草書房 ・ウィギンズ,マクタイ(2012)『理解をもたらすカリキュラム設計-「逆向き設計」の理論と方法-』日本標準 ・その他各授業の学習テーマに応じて提示する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
現職教員院生と学部卒院生はともに同じ教室で学習する。立場の違いが異なる視点の学びにつながるため、両者とも積極的に議論に参加すること。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
対面希望の場合は金曜16:00-17:30 質問等はTeamsで随時受け付けています。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
morimoto%hirosaki-u.ac.jp(%を@に変換) http://db.jm.hirosaki-u.ac.jp/cybouz/db.exe?page=DBRecord&did=1988&vid=718&rid=2392&text=%90%58%96%7B+%97%6D%89%EE&Head=&hid=&sid=n&rev=0&ssid= |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
地域志向科目 |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
・研究者教員と実務家教員とのティーム・ティーチング ・各回において教科書の該当部分の発表担当を決める。発表は文献講読形式で、院生は2回ずつ発表を行う。具体的には、発表者は教科書の該当箇所を要約し、論点についても記載したレジュメを作成する。発表者以外は内容についての質問や論点についての議論を発表者を交えて行う。2コマ続きの授業となるため、前半は前回の授業の振り返りと該当の回の発表を行い、後半は該当回の内容について受講者同士での議論および教員のコメントを行う。 |
科目ナンバー /The subject number |
GP-5-0100-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
Teamsを併用して授業を行うので,アプリをインストールしておいてください。授業で使用する補足資料はTeamsに掲載します。印刷する必要がある資料については事前に指示します。若松大輔と森本洋介は研究者教員、宍倉慎次は青森県において校長職経験を持つ実務家教員である。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |