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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2022/12/02 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
学校安全と危機管理/School Safety and Risk Management
時間割コード
/Course Code
P221000039
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
教育学研究科/
曜日コマ
/Day, Period
水 4
開講区分
/Semester offered
前期/first semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2
主担当教員
/Main Instructor
小林 央美/KOBAYASHI HIROMI
科目区分
/Course Group
大学院(専門職学位課程) 基礎科目
教室
/Classroom
必修・選択
/Required/Elective
授業形式
/Class Format
メディア授業
/Media lecture

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Faculty/Department
三戸 延聖/SANNOHE NOBUMASA 教育学研究科/
小林 央美/KOBAYASHI HIROMI 教育学研究科/
中谷 保美/NAKAYA YASUMI 教育学研究科/
難易度(レベル)
/Level
レベル5
対応するDP
/DP
DP1 DP2 DP3 DP4
授業としての具体的到達目標
/Concrete arrival target as the class
【学部卒院生の到達目標】
〇学校における安全教育や学校安全・危機管理の基本的事項と学校事故防止・危機管理の原理原則を理解するとともに、その実践の在り方や課題について、今後の教職活動を見据えて考察することができること

【現職教員院生の到達目標】
〇学校における安全教育や学校安全・危機管理の基本的事項と学校事故防止・危機管理の原理原則を理解するとともに、その実践の在り方や課題について、自らの教職経験を踏まえて考察することができること
授業の概要
/Summary of the class
学校安全と危機管理について、学校安全の成立について物理的・人的環境整備等の基本的視点や危機管理についてのリスクマネージメント・クライシスマネージメントの基本的事項を理解する。その上で、学校事故の対応事例や判例、災害時の対応事例をもとに、学校安全の在り方や危機管理について、チーム学校としての教職員の役割や協働的機能について討議や事例検討を通して考察する。
授業の内容予定
/Contents plan of the class
第1回:オリエンテーション
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
「学校安全と危機管理」に関する基本的理解を図るとともに、講義全体の内容を通観し、受講生の課題意識を深める。また授業の進め方についての共通理解を深める。また、授業にあたり、学校における安全教育の意義、目標、構造などの理論と歴史的変遷の背景について基本的理解を図り、それらを通して安全教育と危機管理の今日的意義について考察する。  

第2回:学校事故・災害の発生とその防止の考え方(1)
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
学校事故の発生機序・児童生徒の発育発達の特性から見た事故防止等についての基本的理解をもとに、実際の学校事故事例(ヒヤリ・ハット)の防止の在り方について考察する。

第3回:学校事故・災害の発生とその防止を考える(2)
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
学校事故の発生機序・児童生徒の発育発達の特性から見た事故防止等についての基本的理解をもとに、実際の学校事故事例(ヒヤリ・ハット)の防止の在り方について考察を深める。
  
第4回:学校事故の現状分析から見る学校安全・危機管理の課題
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
日本スポーツ振興センターによる学校事故の現状や犯罪被害の現状の理解とその分析を通して、学校安全と危機管理の課題と在り方について考察する。

第5回:学校安全・危機管理の実際と安全教育(1)~事故報告書や研究分析をもとに~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
大阪教育大学附属池田小の事故報告書や研究分析をもとに、不審者対応を取り上げながら、学校事故防止とその方策と課題について考察する。

第6回:学校安全・危機管理の実際と安全教育(2)~死亡事故報告書の分析をもとに~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
大阪教育大学附属池田小の事故報告書や研究分析をもとに、不審者対応を取り上げながら、学校事故防止とその方策と課題について考察を深める。

第7回:学校安全・危機管理の実際と安全教育(3)~判例や事故報告書をもとに~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
 調布市の小学校の食物アレルギーによるアナフィラキシーによる死亡事故報告書の分析をもとに、食物アレルギー事故や突然死を取り上げながら、学校事故防止とその方策と課題について考察する。  

第8回:学校安全・危機管理の実際と安全教育(4)~判例や事故報告書をもとに~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
 調布市の小学校の食物アレルギーによるアナフィラキシーによる死亡事故報告書の分析をもとに、食物アレルギー事故や突然死を取り上げながら、校内研修のあり方・保護者との関わりや連携について考察する。

第9回:災害発生時の対応とクライシスマネージメント(1)~~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
東日本大震災発生時の対応の事例を取り上げながら、災害発生時や緊急支援について、校内連携・外部機関やCRT、地域との連携のあり方、学校教職員の役割を考察するとともに、特別支援学校や通常学級における特別な支援を必要とする児童生徒の対応とその課題について、実例を交えながら考察する。

第10回:災害発生時の対応とクライシスマネージメント(2)~専門機関との連携・特別な支援を要する児童生徒対応~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
東日本大災発生時や学校内での死亡事故事例における対応の事例を取り上げながら、災害発生時の対応や緊急時の児童生徒の心のケアの在り方について考察する。

第11回:災害発生時の対応とクライシスマネージメント(3)~児童生徒の心のケア・二次的被害防止の現状と課題~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
学校における事故発生時や災害発生時対応について、児童生徒の心のケアや支援者である教職員の惨事ストレス対策や心的疲弊による二次被害防止の現状と課題について、実例を交えながら考察する。

第12回:災害発生時の対応とクライシスマネージメント(4)~マスコミ対応~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
学校における事故発生時や災害発生時対応におけるマスコミ対応を含めたクライシスマネージメントについて考察する。

第13回:学校における安全点検・安全指導計画と安全教育(1)~安全教育や安全指導計画に必要な内容について~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
第12回までの学習を踏まえ、学校における安全点検・安全教育や安全指導計画に必要な内容とその実践について、根拠を明確にしながら討議し考察する。

第14回:学校における安全点検・安全指導計画と安全教育(2)~校種別・地域別・学校規模別などの視点で~
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
第13回授業での討議した安全計画と安全教育について、校種別・地域別・学校規模別の視点で評価し、考察する。

第15回:学校安全と危機管理をめぐる課題と展望
(担当:小林央美・中谷保美・三戸延聖)
授業全体を通じて、学校安全と危機管理についての今日的課題を、理論と実践との往還の視点から考察し、今後の学校現場での実践の在り方について展望する

※状況によりTeamsによる双方向授業とします。授業内容によって講義を中心とするもの、協議を中心とするものがあります。課題の提出方法等については、別途授業内でお知らせします。
成績評価方法及び採点基準
/A scholastic evaluation method and marking standard
【評価の基準】
〈1〉学校安全と危機管理について、理論や実践の原理・実態や実践の分析をもとにした基本的事項
を理解することができる。
〈2〉学校安全と危機管理について、予防・対策・安全教育・クライシスマネージメントの視点から
考察することができる。
〈3〉今後の学校における学校安全と危機管理に関する実践について、展望することができる。

【評価の構成】
〈1〉最終レポート(20%)
〈2〉事前学習ワークシート・事後の振り返りシート(60%)
〈3〉討論への参加状況など(20%)
予習及び復習等の内容
/Contents such as preparations for lessons and the review
これまでの教育実習や教職経験を振り返り、学校安全と危機管理の視点から、考えを整理しておくこと。特に、教育実習や教職経験の中での具体的な事例について整理しておくとよい。
教材・教科書
/The teaching materials, textbook
テキスト
・教育養成系大学保健協議会(2014)『学校保健ハンドブック 第6次改訂』ぎょうせい
・児玉悦子,鈴木世津子(2006)『学校事故から子どもを守る~判例に学ぶ教師の実践マニュアル』農山漁村文化協会

参考文献
/bibliography
参考書・参考資料等
・日本スポーツ振興センター(2016)『学校管理下の災害(平成26年度)』
・文部科学省(2009)『生きる力をはぐくむ学校での安全教育』
・日本スポーツ振興センター(2012)『学校における固定遊具による事故防止対策』
・横矢真理(2004)『身近な危険から子どもを守る本』大和書房
・その他各授業の学習テーマに応じて提示する。
留意点・予備知識
/Point to keep in mind, back ground
ニュースとなってるような最新の事案について、学校安全と危機管理の視点で常に情報収集に心がけ、整理しておくこと
授業内容に関する質問・疑義等
/Question, doubt about class contents
月曜日 13:00~14:00
Eメールアドレス・HPアドレス
/E-mail address, HP address
hiromi@hirosaki-u.ac.jp
学問分野1(主学問分野)
/Discipline 1
A09:教育学およびその関連分野
学問分野2(副学問分野)
/Discipline 2
A06:政治学およびその関連分野
学問分野3(副学問分野)
/Discipline 3
Z95:学際・新領域
地域志向科目
/Local intention subject
なし
授業形態・授業方法
/Class form, class method
・研究者教員と実務家教員とのティーム・ティーチング
・講義、演習
・メディア授業に移行した場合は、Teamsで行います。
科目ナンバー
/The subject number
GP-5-0600-A09
メディア授業による著作物利用の有無について
/Whether or not copyrighted works are used in media classes
無/Nothing
その他
/Others
院生との日程調整の上、授業の一部を2コマ連続で行うことがある。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません

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