科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
幼児児童教育の理解/Cooperation between Preschool and Elementary School Education |
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時間割コード /Course Code |
P221000043 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
金 2 |
開講区分 /Semester offered |
前期/first semester |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2 |
主担当教員 /Main Instructor |
武内 裕明/TAKEUCHI HIROAKI |
科目区分 /Course Group |
大学院(専門職学位課程) 発展科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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授業形式 /Class Format |
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メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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武内 裕明/TAKEUCHI HIROAKI | 教育学部/ |
松本 恵美/MATSUMOTO EMI | 教育学部/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1、DP2、DP3、DP4 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
〇幼児期から児童期にかけての発達の連続性や、幼児教育の特性を理解することを通じて、幼児期から児童期にかけての教育実践を協調させるべく、理論と実践を往還させながら一貫した教育実践を構想することができる。 |
授業の概要 /Summary of the class |
学校教育の今日的課題のひとつである幼稚園から小学校への教育実践の円滑な接続のために、接続期の教育の計画・指導について議論する。テキストや参考文献を活用すると共に、接続期の小学校の授業や年長の保育を見学し検討することで、幼児期及び児童期の発達と学びの連続性に関する理解を深め、それぞれの学校段階での教育の相違について学ぶ。また、学びの総括として幼児期の教育に関する理論を踏まえたスタートカリキュラムの作成・検討に取り組むことで、学びの連続性を保障するカリキュラムと実践の在り方についても考察する。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
授業内容は施設・学校の参観の状況がどの程度可能であるかによって修正されます。その場合には、内容の配列の調整が行われ、変更点は授業で告知を行います。 第1回:オリエンテーション (担当:武内裕明・松本恵美) 授業内容を通観し,基本的概念に関する共通理解を図る。 第2回:小学校1学年指導場面の参観~スタートカリキュラムによる指導~ (担当:武内裕明・松本恵美) 小学校に入学して間もない時期の1学年の指導場面を参観し,スタートカリキュラムによる指導の実際を知る。なお,第3回の協議のために小学校での教職経験のある教員にも参加してもらう。 第3回:スタートカリキュラムによる指導の実際の検討 (担当:武内裕明・松本恵美) 小学校1学年指導場面を参観して得た事実を振り返って協議することを通して,幼児期から児童期にかけての発達の連続性に配慮した指導の工夫や配慮について考察する。なお,実践者側の見解を反映させるために,小学校での教職経験のある教員に,指導場面やスタートカリキュラムに関する助言指導を行なってもらう。 第4回:幼児期と児童期の教育の連携が求められる背景と幼小連携・接続の課題と方策 (担当:武内裕明・松本恵美) 社会的背景や学校の課題を踏まえ,幼児期と児童期の教育の連携が求められる背景を確認し,連携の在り方について考察する。幼小連携・接続の課題と方策を,実践や報告に基づいて幼児教育の在り方から展望する。 第5回:幼小連携・接続における教師と子どもの交流における互恵性 (担当:武内裕明・松本恵美) 互恵性を手掛かりとして,具体的な交流活動の事例から,幼児・児童それぞれの学びについて検討し,交流活動における互恵性の担保の方策を考える。また,教員間の相互交流の体制や交流の実践から,相互交流における教員の相互理解を促す方略を議論する。 第6回:保育における学び方 (担当:武内裕明・松本恵美) 具体的な保育実践記録の検討を通じて,保育において子どもの学び方や指導の実際について議論する。(Teams同時双方向) 第7回:スタートカリキュラムの考え方と実際 (担当:武内裕明・松本恵美) スタートカリキュラムに関する公的な考え方や主要な立場を踏まえたうえで,実際のモデル・スタートカリキュラムを検討し,連携の目的に照らして意義と課題を整理する。(Teams同時双方向) 第8回:幼児期における教育・保育の参観 (担当:武内裕明・松本恵美) 年長児を中心に幼児教育施設における教育・保育を参観し,幼児期における教育の実際を知る。 第9回:接続期の発達の理解と教育活動~幼児教育と学校教育の相違~ (担当:武内裕明・松本恵美) 幼児教育施設における教育・保育を振り返り協議することを通して,現状の幼児教育と学校教育の相違を確認した上で,幼児期の発達の段階を踏まえた教育活動や児童期への接続を意識した教育活動について考察する。 第10回:接続期の発達の理解(1)~認知発達~ (担当:松本恵美・武内裕明) 幼児期後期から児童期前期にかけての認知発達について理解し,それを踏まえて連携・接続について考察する。 第11回:接続期の発達の理解(2)~社会性の発達~ (担当:松本恵美・武内裕明) 幼児期後期から児童期前期にかけての社会性の発達について理解し,それを踏まえて連携・接続について考察する。 第12回:スタートカリキュラムの作成(1)~全体計画のなかにスタートカリキュラムを位置づける~ (担当:武内裕明・松本恵美) これまでの学びを活かしてスタートカリキュラムを作成する。学校の教育の全体計画を押さえながらスタートカリキュラムを位置づけることで、まずは教育の実際にスタートカリキュラムをどのように組織するかを実際的に学ぶ。 第13回:スタートカリキュラムの作成(2)~教育内容を配列する~ (担当:松本恵美・武内裕明) 前時に学校の全体計画を優先的に配列しているが、小学校1年生の教育内容を具体的に配列する計画にはいたっていない。そこで教科書・指導書等を参考にし、具体的な教育内容を時間割上に配列していくことを試みる。 第14回:スタートカリキュラムの作成(3)~学びの連続性と教科の教育の系統性を担保する~ (担当:武内裕明・松本恵美) 前時に作成したスタートカリキュラムを、幼児期からの学びの連続性と教科の教育の系統性を考慮しながら改良・修正する。 第15回:スタートカリキュラムの検討と総括討議 (担当:武内裕明・松本恵美) 作成したスタートカリキュラムの検討を行いながら、本科目での学びを総括する。幼児期からの教育の一貫性を軸に、望ましい幼児期と児童期の教育の在り方について議論し、21世紀型の能力育成を軸にどのように教育の連続性を確保していくかについて考察する。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
学生に対する評価 【評価の基準】 〈1〉幼児期から児童期にかけての発達の連続性を理解している。 〈2〉現状の幼児期及び児童期の教育について、理論を踏まえた考察ができる。 〈3〉知識基盤社会における教育の目的に照らして、接続期の教育実践を展望できる。 【評価の構成】 〈1〉分担部分の発表内容(40%) 〈2〉議論や活動への参加状況など(20%) 〈3〉最終レポート(40%) 自律的発展力、課題探究力、省察力については、発表、議論や活動への参加状況、最終レポートを通じて評価します。協働力は主に議論や活動への参加状況を通じて評価します。 |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
予習・復習等 ・各授業の学習テーマに応じて提示する。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
文部科学省 国立教育政策研究所 教育課程研究センター 編著(2018)『発達や学びをつなぐスタートカリキュラム スタートカリキュラム導入・実践の手引』学事出版 |
参考文献 /bibliography |
・篠原孝子,田村学(2009)『幼稚園・保育所と小学校の連携ポイント』ぎょうせい ・木村吉彦,仙台市教育委員会(2010)『「スタートカリキュラム」のすべて-仙台市発信・幼小連携の新しい視点』ぎょうせい ・佐々木宏子,鳴門教育大学学校教育学部附属幼稚園(2004)『なめらかな幼小の連携教育-その実践とモデルカリキュラム』チャイルド本社 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
特になし |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
木曜7・8時限(武内) その他の時間でも対応可能な場合にはできるだけ対応します。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
hiloakit*hirosaki-u.ac.jp(*を@に変換) |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
A08:社会学およびその関連分野 |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
A10:心理学およびその関連分野 |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
・研究者教員と実務家教員とのティーム・ティーチング ・基本的には教員による情報提供の後に、提示されたテーマに従ってディスカッションと発表を行います。その内容を踏まえて教員からコメントを行います。可能であれば実際の指導の見学を行います。 (メディア授業に移行した場合は,Teamsで実施します。) |
科目ナンバー /The subject number |
GP-5-3000-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |