科目一覧へ戻る | 2022/12/02 現在 |
開講科目名 /Course |
教育における社会的包摂/Social Inclusion in Education |
---|---|
時間割コード /Course Code |
P221000048 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講所属 /Course Offered by |
教育学研究科/ |
曜日コマ /Day, Period |
他 |
開講区分 /Semester offered |
集中 |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2 |
主担当教員 /Main Instructor |
吉田 美穂/YOSHIDA MIHO |
科目区分 /Course Group |
大学院(専門職学位課程) 基礎科目 |
教室 /Classroom |
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必修・選択 /Required/Elective |
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授業形式 /Class Format |
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メディア授業 /Media lecture |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Faculty/Department |
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福島 裕敏/FUKUSHIMA HIROTOSHI | 教育学部/ |
吉田 美穂/YOSHIDA MIHO | 教育学研究科/ |
難易度(レベル) /Level |
レベル5 |
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対応するDP /DP |
DP1・DP2・DP3・DP4 |
授業としての具体的到達目標 /Concrete arrival target as the class |
【学部卒院生の到達目標】 ○〈教育―福祉〉を視点として、子どもの貧困や外国につながる子どもの教育など、現代の子ども・若者の現状とかれらに対する学校内外での支援の在り方について、今後の教職経験を見据えて理解し、子ども・若者支援における学校教育・教員の役割について考えることができること 【現職教員院生の到達目標】 ○〈教育―福祉〉を視点として、子どもの貧困や外国につながる子どもの教育など、現代の子ども・若者の現状とかれらに対する学校内外での支援の在り方について、自ら教職経験を踏まえて理解し、今後の子ども・若者支援における学校教育・教員の役割と学校外機関との連携の在り方について考えることができること |
授業の概要 /Summary of the class |
貧困や虐待など様々なリスクのもとにある子ども・若者の現状とかれらに対する支援の在り方について、〈教育―福祉〉を視点として学ぶ。また、近年増加してきている外国につながる子どもの教育支援の現状と課題について、多文化共生の視点から学ぶ。さらに、社会的包摂についての基本的理論的理解とともに、子ども・若者の現状と支援の在り方についての講話・議論にもとづき進めていく。 研究者教員及び実務家教員による講義・演習を基本とし、適宜、福祉・教育行政などの分野のゲストスピーカーを招聘し、話題提供とそれにもとづくディスカッションを行う。 |
授業の内容予定 /Contents plan of the class |
第1回:オリエンテーション (担当:福島裕敏・吉田美穂) 「教育における社会的包摂」に関する基本的理解を図るとともに、講義全体の内容を通観し、受講生の課題意識を深める。また授業の進め方についての共通理解を図る。 第2回:子どもの家庭環境を踏まえた対応を必要とする事例のケーススタディ (担当:吉田美穂・福島裕敏) 受講生の経験も踏まえて、子どもの家庭環境への配慮が必要なケースをとおして、実践的・多角的に支援の在り方について考察する。 第3回:子どもの貧困に関する基本的な理解と考察 (担当:吉田美穂・福島裕敏) 子どもの貧困に関する国際・国内的動向についての基本的な理解を図り、現在の教育・学校状況を踏まえて、その課題を考察する。 第4回:教育と福祉の連携の実際 (担当:吉田美穂・福島裕敏) 学校が福祉との連携について具体的な連携の事例を学び、これからの学校の役割を考える。 第5回:外部機関・人材との連携・協働についての考察 (担当:吉田美穂・福島裕敏) 子どもの貧困への支援のために、学校が連携できる具体的な外部機関や諸制度を知り、今後の連携・協働の在り方について考察する。 第6回:外国につながる子どもの教育支援の現状と課題 (担当:吉田美穂・福島裕敏) 外国につながる子どもの教育支援の現状と課題について理解し、学校現場に求められている支援の在り方について考察する。 第7回:外国につながる子どもの教育支援の実際 (担当:吉田美穂・福島裕敏) 外国につながる子どもの教育を担当する教育行政関係者をゲストスピーカーに招き、外国につながる子どもの教育支援の実際について、具体的な事例を通して学ぶ。 第8回:実習において経験した事例と社会的包摂 8月から9月にかけてのフィールド実習・勤務校実習における観察から得た、児童生徒の社会経済的な背景についての気づきを共有し、支援に向けて何ができるかを協議する。 第9回:スクールソーシャルワークの現状と課題 (担当:吉田美穂・福島裕敏) スクールソーシャルワーカーの制度について知り、学校におけるスクールソーシャルワークの実際について、外部との連携・協働を含む校内体制整備の取り組みについて具体的に学び、今後の支援の在り方を考察する。 第10回:スクールソーシャルワークの実際と社会的包摂 (担当:吉田美穂・福島裕敏) 定時制高校を拠点とするスクールソーシャルワーカーをゲストスピーカーとして招き、スクールソーシャルワークの実際を知り、学校を介した社会的包摂の具体的な在り方について考察する。 第11回:外部機関・人材との連携・協働に関わるケーススタディ (担当:吉田美穂・福島裕敏) 学校現場における子どもの貧困が関わる具体的なケースをとおして、支援における外部機関・人材との連携・協働について検討し、実践的に考察する。 第12回:子どもの貧困と学校の役割に関するまとめと考察 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 「社会的包摂」の理念と第8回までの実践的学びを踏まえ、子どもの貧困対策における学校の役割について総括的に議論し、望まれる支援の在り方とそれに向けた課題について考察する。 第13回:定時制通信制高等学校の現状と社会的役割 (担当:吉田美穂・福島裕敏) 県内定時制通信制高校を訪問し、定時制通信制高校が果たしている「社会的包摂」の役割を理解する。 第14回:定時制通信制高校の生徒の発表を聞く (担当:吉田美穂・福島裕敏) 定時制通信制生活体験発表会に参加し、生徒自身の発表を通して、「社会的包摂」に果たす学校の役割について考察する。 第15回:社会的包摂に向けた教育の課題と展望 (担当:福島裕敏・吉田美穂) 授業全体を通じて、教育における社会的包摂をめぐる今日的課題を、理論と実践との往還の視点から考察し、今後の学校現場での教育実践の在り方について展望する。 |
成績評価方法及び採点基準 /A scholastic evaluation method and marking standard |
【評価の基準】 〈1〉「教育の社会的包摂」の基本的性格について、理論的に理解することができる。 〈2〉「教育の社会的包摂」という視点から、今日の学校・教育をめぐる問題を考察することができる。 〈3〉「教育の社会的包摂」の実現に向けた自らの教員としての在り方を展望することができる。 【評価の構成】 〈1〉最終レポート(60%) 〈2〉事前学習ワークシート(20%) 〈3〉討論への参加状況など(20%) |
予習及び復習等の内容 /Contents such as preparations for lessons and the review |
開講にあたり、授業内で扱う事例についての事前レポートの提出を求める。 授業開始後は、内容のまとまりごとに、授業内容を省察するミニレポートを課す。 また、実地指導講師の講義、定時制通信制高校訪問の回は、別途、講師や訪問先に送付する感想を書くことを求める。 |
教材・教科書 /The teaching materials, textbook |
・阿部彩(2008)『子どもの貧困―日本の不公平を考える』岩波書店 ・末富芳(2017)『子どもの貧困対策と教育支援』 ・宮島喬・太田晴雄(2005)『外国人の子どもと日本の教育―不就学問題と多文化共生の課題』 ・斎藤ひろみ(2011)『外国人児童生徒のための支援ガイドブック』凡人社 |
参考文献 /bibliography |
・岩田正美(2008)『社会的排除 参加の欠如・不確かな帰属』有斐閣 ・大阪府立西成高等学校2009『反貧困学習―格差の連鎖を断つために」解放出版社 ・山野則子(2015)『エビデンスに基づく効果的なスクールソーシャルワーク』明石書店 ・日本学校ソーシャルワーク学会(2008)『ソーシャルワーカー養成テキスト』中央法規 ・臼井智美(2014)『学級担任のための外国人児童生徒サポートマニュアル』明治図書 ・山脇啓造他(2019)『新多文化共生の学校づくり―横浜市の挑戦』明石書店 ・文部科学省「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査」 https://www.mext.go.jp/content/1421569_002.pdf ・内閣府「子供の貧困対策大綱」https://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/pdf/r01-taikou.pdf ・青森県「青森県こどもの生活実態調査結果」 https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/kodomo/files/H30_aomori_kodomoseikatuchosa_gaiyo.pdf その他各授業の学習テーマに応じて提示する。 |
留意点・予備知識 /Point to keep in mind, back ground |
授業の一環として、関連するシンポジウムや定時制通信制高校生活体験発表大会に参加することがある。 |
授業内容に関する質問・疑義等 /Question, doubt about class contents |
下記メールアドレスに連絡し相談の上、随時設定する。 |
Eメールアドレス・HPアドレス /E-mail address, HP address |
m-yoshida[at]hirosaki-u.ac.jp [at]を@に置き換えてください。 |
学問分野1(主学問分野) /Discipline 1 |
A09:教育学およびその関連分野 |
学問分野2(副学問分野) /Discipline 2 |
該当なし |
学問分野3(副学問分野) /Discipline 3 |
該当なし |
地域志向科目 /Local intention subject |
なし |
授業形態・授業方法 /Class form, class method |
勤務校・実習校での経験を踏まえ、社会的包摂に関わる事例の検討を行うとともに、社会的包摂に関わる福祉関係者、行政・NPO関係者などをゲストに招き、地域の現状をふまえて実践的に学ぶ。 ゲストスピーカーとの調整により、授業回が入れ替わる可能性がある。 定時制通信制生活体験発表大会に参加する予定である。 |
科目ナンバー /The subject number |
GP-5-0800-A09 |
メディア授業による著作物利用の有無について /Whether or not copyrighted works are used in media classes |
無/Nothing |
その他 /Others |
なし |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |